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家族揃って異世界転移しました:第三話:状況確認(前編)

これは
家ごと転移した家族のほのぼの異世界スローライフ話です。
登場人物:関西人の仲良し3人家族。
・マコト:主人公。26歳。営業マン。超能天気。オタク。ドジ。
・ヒロミ:妻。26歳。超元ヤン。料理上手。手先が器用。頭がいい。
・ヒマワリ:2歳半。言語達者。天真爛漫。


前回までのあらすじ
・朝目が覚めて外を見ると見知らぬ大自然が広がっていた。
・電気や水道は使える。よし、状況確認をしよう。


3階に上がってきてみんなで窓の外を見る。
家の中のことから確認しようと言っても外が気にならないわけがない。
家から10メートルくらいは草原。その先からは森が広がっている。
向こうのほうに山も見えるが町のようなものは見当たらない。
ヒマワリ
「お外行きたい〜!」
マコト
「お家の探検が終わったらお外に行こうね〜」
「まずは〜宝探しだ〜!」
ヒマワリ
「お〜!」
ヒロミ
「で、何するんだっけ?」
マコト
「家の中に変化がないか、いつも通りかを確認しながら武器と防具を探します!」
ヒロミ
「武器とか防具?ゲームじゃあるまいし。。。」
マコト
「テッテレ〜〜!マコトは木刀(中)を手に入れた!」
ヒロミ
「それ元々あんたのやんか。。。」
マコト
「いいの!楽しみながらやる方がいいでしょ!」
ヒロミ
「はいはい」

ヒマワリ
「見て〜!ひーちゃんも!絵本!」

マコト
「お!すご〜い!大発見!」

マコトとヒマワリはノリノリで3階を調べていく。

ヒロミ
「あっちの部屋見てみるわ」

マコト
「おっけい!何かあったらすぐ呼んでね!」

ヒロミ
「どうせ何もないでしょ」

マコト
「まぁそう言わずにw」

そういって手分けして調べていく。
結果わかったのは3階には変化なしということ。
電気もつくし、クローゼットの中にあるものも変わりない。
と思ってると大声で呼ばれた。

ヒロミ
「ちょっと!きて!」
マコト
「何か見つけた!?ひまちゃん!ママちゃん助けにいくよ!」
ヒマワリ
「はい!ママちゃ〜〜ん!」
駆けつけると窓の前に佇むヒロミがいた。
マコト
「ミッちゃんどうしたの?」
ヒロミ
「外。。。」

マコト
「外?」

見てみると家の裏側の景色が見えた。
湖だ。
家から10メートルほどは草原。その先に湖と川がある。
川が流れてきてて家の近くが湖になっている。
そのまま下流に川は続いているようだ。

ヒマワリ
「ひーちゃんも見たい〜!」

マコト
「ごめんごめんwママちゃん大発見!川を見つけました!」

ヒマワリ
「じゃぶじゃぶできるかな〜!」

マコト
「どうかな〜w魚影っぽいのが見えるから綺麗な水かもしれないねw」

ヒロミ
「い、いや。。。そこじゃなくてさ。。。空見て」

ヒマワリ
「見て見て〜!おっきい鳥さんいるね〜!」

マコト
「空?鳥?」

見てみると明らかに日本で見るサイズでない鳥がいる。

マコト
「ねぇ。あれってさ。数メートルあるんじゃない?」

ヒロミ
「そ、そうね」

ヒマワリ
「鳥さんおーーーーい!」

ヒロミ
「呼ぶなっ!!!」

ヒマワリ
「ひえぇぇぇぇぇぇん!」

マコト
「まぁまぁ。多分聞こえないさ。多分」
「と、とりあえずこっち見てないから大丈夫。。。多分」

ヒロミ
「と、とりあえず戸締りして下行きましょ」

その後2階と1階も探索。
家の中には変化なしとわかったので一安心。


武器になりそうなものは
木刀(大)、木刀(中)、包丁、果物ナイフ、ハンマー。

防具になりそうなものはないけど衣服や寝具はちゃんとある。
学生時代に剣道をしていたこともあり、木刀を置いていたのは大きい。
長い武器があるのとないのとでは大違いだ。

マコト
「さて。家の中はいつも通りってことだね」

ヒロミ
「うん」

マコト
「よし。僕が先に外を一周見てくるから、少し待っててくれる?」

ヒロミ
「大丈夫なん?」

マコト
「正直わからないけど、外も確認しておかないとね」
「幸い2階のリビングには四方に窓があるから、家の中から僕のことを見れるはず」
「僕も警戒して外を回るけど、上から見てて何かあったらすぐに教えてくれるかい?」

ヒロミ
「わ、わかった」

ヒマワリ
「ひーちゃんも行きたい〜!鳥さん見に行きたい〜!」

マコト
「パパちゃんがお外と見て、お化けがいなかったらヒマちゃんもお外に行こうね〜w」

ヒマワリ
「お化けいるの?」

マコト
「多分お化けはいないと思うけど〜怖いクマさんとかがいるかもしれないからね」
「何か怖いのが出てきたらパパちゃんを呼ぶんだよ!」

ヒマワリ
「うん!わかった!」

内心はビビリまくってるけど家族を安心させるためには平然を装わねば。

マコト
「よし。行ってくる」
そう行って一階に向かい、靴を履く。

靴紐を固く結びなおしていつでも全力疾走できるようにしておく。

装備は木刀1本と包丁1本。それとティッシュで包んだ胡椒だ。
万が一クマみたいな獣が出た時にうまく投げつければ怯ませることができるかもしれない。

1階には小さな部屋とトイレとお風呂だけ。
他のスペースは外で、駐車場になってる。
覚悟を決めてゆっくり扉を開けると駐車場の車が見えた。
試しにロックの開閉をしてみるとドアのロックの解除の音が聞こえる。

マコト
「よし。車は使えるようだ。今はロックしておこう」
「今の音で獣が近寄ってきてなければいいけどな。。。」

そう言いながら扉を開けて外に出てみる。
空気は澄んでいて綺麗だ。
車の後ろにある倉庫をみると釣り道具屋キャンプ道具が入っていた。

マコト
「よし。この収穫も大きいな。あとで持って入っておこう」

ヒロミ
「パ、パパちゃん。。。聞こえる。。。?」

駐車場から前に出て上を見てみるとヒロミがいた。

マコト
「ど、どうしたの?」

ヒロミ
「なかなか姿が見えないから。。。」

マコト
「あ、ごめん。駐車場見てた」
「車も倉庫もあるよ。とりあえず一周回って戻るね」

ヒロミ
「気をつけてね」

家の前でヒソヒソ話のように小声でやり取りをしてから周囲を回る。

マコト
「ふぅ〜ただいま〜」
「とりあえず無事に戻れました!」

ヒロミ
「お、おかえり。。。どうだった?」

ヒマワリ
「パパちゃんおかえり!おみあげは!?」

マコト
「あ、何もとってこなかった!石とかだけ草だけでもとってくればよかったね!」
「とりあえず倉庫にあった釣り道具とキャンプ道具を1階の小部屋に移したよ!」
「あと、車はロックの開閉ができたから使えるかもしない」

ヒロミ
「使えないかもしれないの?」

マコト
「ん〜多分使えると思うけど、エンジン音で何か寄ってきちゃいけないから確認は後にするよ」

ヒロミ
「そ、そうね。。。」

マコト
「出て思ったことは、日本の田舎と同じ感じ」
「空気が澄んでて綺麗ってことくらい。特に動物の鳴き声もない。。。」
「と行っても家の周囲1メートルくらいのところしか歩いてないけど」

ヒロミ
「ほんと嫌になるわ。どこなのよ。。。」

マコト
「わからないことばかりでしんどくなるけど、少しずつ確認していこう」
「次は川の様子を見てくるよ」

ヒロミ
「え、あぶなくない?」

マコト
「でも確認しなきゃ」
「綺麗な水だろ安心だけど、その分獣は飲みにやってくるかもしれない」
「足跡とか糞とかがあれば危険だということがわかる」
「魚がいれば食料面で安心につながるしね」

ここぞとばかりにキリッとした顔で言ってみた。

ヒロミ
「真面目にやれ!」

すごい勢いで頬をつねられた。

さて元気もらったことだし行くとするか。

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育児の傍youtube漫画のシナリオライターをしています。シナリオの書き方や育児についての記事を投稿していきます。

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これは 家ごと転移した仲良し3人家族のほのぼの異世界スローライフ話です。

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