【保護者インタビューvol.5】「恥ずかしいから隠す」ではなく「素の自分を出せる場所」
子どもオンライン・インプロショー『IMPRO KIDS at HOME』に出演した子どもたちの親御さんに、ショーを振り返ってお話してもらうインタビュー第5弾。
今回インタビューしたのは、鉄平さん。(画面左上)
以下に紹介する、ひなたのお父さんです。
ひなた:インプロを初めて1年間になる小学3年生。今回のインプロショーでは、「まいきーが言う」というゲーム説明を担当してくれました。人形が大好きでワークショップでは人形と一緒に参加してくれています。雰囲気や間が天才的に独特で、毎回どんな発言がくるのか!?とわくわくを誘います。
――今回のオンラインインプロショーで、印象に残ったシーンはどこでしたか?
「マイキーが言う」のゲームの説明で自分なりにハキハキ説明していたところが堂々としているな~と印象的に感じました。
また家での練習だとスイッチが入らないようだけど本番になるとスイッチが入ってましたね。
(その名場面をどうぞっ↓)
あと、「親子のシーン」で「家の物を使って」の指示が入った時の鉄平さんは最高だった・・・とりなとまいきーに言ってもらえましたが、
その後、ひなたがいろいろ持ってきてくれたところあとで見たら『あ、マスク持ってきてたんだ』と思って(笑)
とっさに言われたことをやるって簡単なようで意外と大変だと思うんです。
だから良かったなぁと。
(鉄平さんとひなたの名場面↓)
――ショーを見て、どんな部分にお子さんの成長を感じましたか?
大喜利の時、お題に対し以前だったら“恥ずかしいよー”と手を挙げることにためらっていた印象ですが、しっかり手を挙げて自分の意見をハッキリ言えるようになったのは成長していると思います。
今までは(学校とかで)遠慮していたというか、
言おうとしても「まぁ、いいや」となっていた気がするんです。
それが自分で言えるようになった気がします。
そして、以前だと1つ言ったら終わりだったけど、
今は指された後もハイと手を挙げていました。そこもいいなと思いました。
――オンラインでショーをすることへの不安はありましたか。
私自身は特になかったです。普段のクラスで直接表情を見れるメリットはありますが、オンラインという初めての試みなので思いついたことを言えればいいんじゃないかと私自身は臨んでいました。本人は普段通りだった気がします。
パソコンの操作は教えていたけど、大体何回かやれば覚えていました。
PCのマイクから周りの音が入るので、皆のことを考えて自分でミュートしていたり、ごめんねーと言ったり。もしかしたら、家で私が仕事してる姿を見て真似してやってるのかもしれません。Zoomの使い方をちゃんと理解してるなーと感じました。
—―IMPRO KIDS TOKYOは、お子さんにとってどういった場所だと思いますか?
「素の自分をさらけ出せる貴重な場所」なのかなと思います。
学校では周りの子と協調することに重きを置いてるように感じるけどIMPRO KIDS TOKYOでは個々の自主性に重きを置いているので、本人の好きなように出来るのがいいのかなと思います。
――編集後記
はじめまして! IMPRO KIDS TOKYOの活動に共感し、今回親御さんのインタビューに同席させていただきました。きよせゆうき と申します。(兵庫県で即興芝居劇団IMPLUST播しゅーなっつ!を主宰)
インタビューは時間が過ぎるのがあっという間に感じられるほど、和やかな雰囲気でした。
素を出せる場所だからこそ即興を通してお子さんの新たな一面も見れ、
ひなたちゃんはお父さんがオンラインで仕事をしてる姿を見て学んでいました。リモートだからこその新しい親子の学びと気づきがあるように思いました。
私のチームでは子育て中のメンバーも所属しており、「こどもが入って迷惑をかけてしまうので…」と、生活環境によってオンラインでの活動に対して課題がありました。
しかし、インタビュー中にひなたちゃん姉妹がカメラの前に陣取っていても楽しそうに関わるお2人の様子から、ひなたちゃん姉妹がその場に受け入れられていて、「大丈夫だよ」ということが伝わってきました。
オンラインでも本番のショーを経験し、チャレンジできる場所があるのはとても貴重だし、それが出来るのは、りなさん・マイキーさんとの相互的な信頼関係の土台があってこそ。
IMPRO KIDS TOKYOは、≪スタッフとお子さんと親御さんそれぞれがチャレンジし合っている場≫でした!
これからもステキな活動がもっと広がってほしいし、応援していきたいです!
文章:きよせゆうき(即興芝居劇団IMPLUST播しゅーなっつ!)
映像:Nekoneko
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