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RICOH GR3『一眼カメラに疲れた人へ』

GR3を購入して2年が経った。

ひょっとして自分に最も合ってるカメラはコレなんじゃないかと思っている。

今までカメラ屋さんで何度も見たGR3。

GR3 Etreet Edition

『高い、ダサイ、ショボい』

初めて見た時の正直な感想だ。

カメラを始めた当時は大きいボディにボタンや機能がいっぱい付いてるカメラが偉いと思っていた自分。

大した枚数も撮らずにたまに使う程度。

そのうち一眼レフを持ち出すのが億劫になり撮影に出掛ける回数も減ってきた。

ある時ご縁でGR3を買うことになった。

実際に撮影に出掛けると今までとは比較にならない程枚数を撮るようになった。

非常にシンプルな作り

その変化の理由は『手軽さ』だ。

結果だけ聞くと『あ、そう。』としか思わないかも知れないが一眼レフの時では絶対に撮らないような何の変哲もないモノを撮るのがこんなにも楽しい事に気づく。

面白さのポイントは気軽にシャッターをたくさん切って家に帰ってパソコンで見返した時。

大した事ない写真ばかりだろうと思って見てみるとあまりの高画質と今までとは違うアングルに驚いた。

ハンバーガーを煽りで撮る

『こんな小さいカメラなのに一眼の単焦点と変わらない画質だと?』

今までのGRに対する固定概念が完全に崩壊した瞬間だった。

面白いのは一眼レフの場合、石ころや木なんて絶対撮りたいと思わなかったがGRだと何故か撮りたくなる所。

一眼レフで撮りたくなる写真はキレイな景色やお洒落な物等いわゆる『映えるモノ』である事に気付いた。

一眼で撮りたいのはこんな写真

一方GRの場合、撮りたいのは『身近な日常』。

しかも普段何度も見ている景色や物。

一体何が面白いんだと思うだろう。

それは普段当たり前に見ている景色や物がGRを通じて見ると『リアル』に見えてくるという事。

『チ』という文字に見える

『あれ?実はこんな形や色だったんだ!』

『いつの間にか景色が変わってる!』

『こんな所に注目した事なかったな。』

このように今まで何度も見てきたハズのモノが何故か新鮮に感じるという謎の状態になるのがGRの醍醐味ではないかと思っている。

あまりに小さいボディと高速起動のお陰で『おっ!』と思ったら即撮影。

この『期待してない前提のクイックネス』が後の感動に繋がる。

『とりあえず撮っとく』という気軽な気持ちの結果撮影枚数が増える。

皆さんは最近一眼カメラを積極的に楽しめてますか?

GRを使うとデカいカメラに戻れなくなるかも知れない。

ひょっとしたら元々一眼カメラを必要としていなかったのかも知れない。

新たなカメラ人生を送るキッカケになるかも知れない。

自分と同じ様に一眼レフを出すのが億劫になってしまった人へ参考になれば幸いだ。

あなたが求めてるものはひょっとして『解放感』かも知れない。

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