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私にとって持続可能な社会を考える-群馬県立大間々高校SDGs講演会より-

こんにちは。インパクトラボの上田です。

9月7日(月)、インパクトラボでは、群馬県立大間々高校・1、2年生向けの「総合的な探究の時間」にてSDGsの講演を行いました。今回は、振り返りも兼ねてレポートを書いておきたいと思います。

今回、大間々高校で講演をすることになったのは、弊社が総合的な探究の授業でアドバイザリングをしている群馬県立館林女子高校において女性学の授業を担当されておられた教頭先生が、異動され群馬県立大間々高校の校長先生になられたことがきっかけです。

また、立命館大学映像学部の学生の皆さんと創立120周年記念動画とポスターを作ったのも大間々高校になります。

映像やポスターは、大間々高校の特設サイトからご覧頂けます。▼


プロジェクトでSDGsに取り組む

講演の内容についてですが、「私にとって持続可能な社会を考える」をテーマにお話をさせて頂きました。

高等学校では、2022年度からの学習指導要領の変更に伴い、新たに「探究科目」が設定され、その中でも総合的な探究の時間における授業にSDGs(Sustainable Development Goals)の導入が急がれています。

参考: https://edutmrrw.jp/2019/activelearning/190107_inquiry

SDGsについて世界の壮大な目標、概念的であることで、何かきれいごとに聞こえてしまう。自分にとってSDGsは何をもたらすのか、やらされ感がないのか、"ごっこ"にならないのかという相談を多くの方から受けます。

それと総合的な探究の時間でも重要と言われている「問題発見力」や「俯瞰的なもの見方」などを意識した「プロジェクト」が重要になるはずです。

まずは課題設定などもプロジェクトを進めることができる「スキル」が個人ベースで重要になります。

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それともう1点重要な問題として「マインド」の問題もあると思います。

プロジェクトをするというのは、誰かに言われたことをやる、クラス全員で授業を受けて、同じテストで測られるようなことはなく、自分が本当に何をしたいのかという内発的動機がエンジンになります。

日本で内発的動機などを考えるきっかけは、おそらく就職活動の自己分析くらいではないでしょうか。

このような「マインド」と「スキル」をうまく組み合わせ、実際にプロジェクトを実行していく環境を作ることが教育としてできるSDGsを自分ごとにするきっかけとなるのではないかなと思います。

ここで、私が気づいたのは、やはり教える側が自分の人生を語ることこそ生徒にとっても重要であるということです。その経緯や、うまくいかなくなったことなどどんどん語ることで生徒もプロジェクトのイメージ、さらにはSDGsを自分ごとにできるのではないかと思います。

私もSDGsを考えるきっかけになった熊本震災の経験をよくお話ししています。自分の人生、自分の住む街が本当に持続可能なのか...などなど。

SDGsを自分ごとに考える

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さて、今回群馬県立大間々高校の1,2年生の代表の方とZoomを活用して授業を展開しました。ディスカッションテーマは、「大間々高校で考えるSDGs」についてでした。

ユニークだと思った意見を1つ挙げると、2年生のとある女子生徒がお話しされていた「大間々高校の生徒である私たちが頑張り、成果を出すことで大間々高校を有名にすることで、みんなが大間々高校のあるみどり市を住み続けるられるまちを実現できるのではいか」という意見です。

SDGsについての総論的なお話は、インターネットやYouTubeの動画でもよく上がっていますので、そちらをご覧になって頂けると良いかなと思います。

9月7日(月)に群馬県立大間々高校のSDGs講演会のアーカイブ動画を下記にて限定公開しております。

さいごに

皆さんもぜひ「私にとって持続可能な社会とは?」をぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか?

きっと生き方探究にも繋がっていくと思います。

また、今回実施した、講演の運営だけでなく、SDGsレクチャーやワークショップなどをインパクトラボでは実施しています。また、講演やワークショップの依頼も受付けております!興味を持たれた方は、是非インパクトラボのWebサイトをご覧ください。

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