見出し画像

【環びわ2021】1DAYフィールドワーク実施レポート-彦根市編-

「SHIGA SDGs Studios+(プラス)」は、環びわ湖大学・地域コンソーシアムに加盟している滋賀県内の14の大学に所属する大学生を対象に実施するプログラム。SHIGA SDGs Studios+(プラス)では、プログラムに参加している大学生が滋賀県内でフィールドワーク・取材活動を行い、SDGsの視点で記事・プランを作成します。フィールドワークや取材活動を通して体験した滋賀県のSDGsに関する取り組みを「びわ湖とツーリズム」をテーマに発信することで社会的にインパクトを生み出すことを目指します。
1DAYフィールドワークは、チーム活動が始まる前の事前学習として、滋賀県について知ってもらうきっかけとなること、フィールドワークやプラン作成までの流れを実際に体験することを目的に実施しました。

行き先は、大津市・甲賀市・東近江市・長浜市・彦根市の5つあり、コロナウイルス感染が拡大している状況を踏まえてスタッフのみ現地に訪れ、Zoomにて中継を行いました。

ここでは、彦根市のオンラインフィールドワークの様子をお届けします。

画像1


彦根城散策

彦根市といえば「彦根城」が有名です。インターネットで彦根城について調べると、たくさんの情報が出てきます。そこで、今回の彦根市1DAYフィールドワークでは、彦根城の周りにある「玄宮園」について詳しく学んでいただいた後、屋形船を乗りながら彦根城の歴史や景色をオンラインツール越しに体験していただきました。

玄宮園には、「池泉回遊式庭園」があり、9つの橋で4つの島を巡ることができます。また、船に乗って回遊し、臨池閣(りんちかく)にて食事をし、鳳翔台(ほうしょうだい)にてお茶をする流れになっています。ここは、お客様をもてなす場ともなっていたそうです。4つの島でも「鶴鳴渚(かくめいなぎさ)」という島が一番大きく、メインの島となっております。

玄宮園は大名庭園であるため、鶴亀蓬莱といい、家紋が長く続くように願いを込めて作られたお庭と言われています。

画像2

屋形船では、お城を支えている石垣についてやお城の歴史についてお話を聴きながら景色を楽しむことができます。

お話を聞いていて、印象的だったのが、石垣のお話です。

石垣は、地震や雨などの自然の力でできており、壊れたところは毎度修復し、今の形を維持しています。そのような石垣には、鉢巻石垣や腰巻石垣など様々な種類があり、屋形船に乗ると実際に近くで見ることができます。

石垣を作る石工は、自分の得意な作り方で石垣を建てたため、継ぎはぎだらけの石垣が今でも残っています。中には、草が生えている石垣もあり、これはやる気がなく、雑に作られていると教えてもらいました。石垣のお話だけでも昔の情景を想像することができました。

画像3

このように、実際に体験しながら彦根市の魅力を存分に味わうことができます。また、屋形船では、クイズなどもあり楽しみながら彦根城について学ぶことができます。

インタビュー|地元を離れた大学生が見た彦根市とは

名古屋外国語大学3年生の橋本まりんさんに、地元(彦根市)を離れてした初めて気づいた彦根市の魅力や、現在アルバイトをしているヒコネビールについてお話を伺いました。

スクリーンショット 2021-09-19 20.30.31

橋本さんにとって彦根市とは?

橋本 高校は彦根城の敷地内にあったので、日々の登下校で彦根城を見ていたので身近なものでした。彦根城だけでなく、周りにある玄宮園やキャッスルロードなどを見に、県外の方や外国の方が彦根市に来ていることに驚きを感じたと同時に、魅力のある街だと知ることができたので、大学の友人に自慢できるものだと思いました。

大学の授業の中で自己紹介をする場面が多かったのですが、滋賀県出身と伝えると、琵琶湖の次に彦根城というワードが出てくるところが嬉しかったです。そして、県外の人でも知ってくれてるのだと地元を離れたから感じることができました。今では彦根城を見ると安心する場所となっています。

ズバリ、彦根城の魅力とは?

橋本 キャッスルロードは、夏だと緑豊かな景色ですが、秋になると紅葉が綺麗で、春は桜が咲いています。特におすすめなのが、駅から彦根城に来る道中にいろは松という場所があり、春になると満開の桜が咲きていて、お堀の水面に映る桜を夜に見ると幻想的ですごく綺麗なので、ぜひ皆さんに見てほしいです。

ヒコネビールって何?きっかけは?

橋本 今年の5月にヒコネビールの醸造所がオープンしました。ここでは、彦根の地ビールを販売してます。今は、地元の小麦を使ったビールを作っていますが、ホップも栽培しているので、いずれはすべて彦根で作られたものを使ったビールを目指しているそうです。

そもそもヒコネビールを作ろうとなったきっかけは、近隣の長浜市や近江八幡市には地ビールがあるにも関わらず、彦根城があり歴史のある街で、観光客が多いのに地ビールがないということで作られたそうです。私はそこでアルバイトをしていて、オープン時から働いています。

ヒコネビールとSDGsとの関わりは?

橋本 SDGsの一環として、袋の有料化でエコバックの推奨をしています。また、グラウラーといった、炭酸を入れて持ち運べるステンレス水筒を販売し、瓶の削減に務めています。保温・保冷6時間〜持続します。普通使いもできて、炭酸水を入れても長時間シュワシュワのまま持ち運べるのでオススメです。

ぜひコロナウィルスが収束して、彦根に来る機会があれば、ヒコネビールにお立ち寄りください。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。

彦根市には、魅力あふれる町並みや風景があり、実際に現地へ行くことより感動や学びを得られる場所だと思います。

是非、受講生にもフィールドワークを通した地域の問題発見や課題解決のアイデアを考える楽しさを感じてもらえたらと思います。

インパクトラボでは、SDGsレクチャーや各種講演・ワークショップ、SDGsツーリズム、新規事業立ち上げ支援などを実施しています。興味を持たれた方は、是非インパクトラボのWebサイトをご覧ください。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?