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【環びわ2022】DAY4|成果報告会

こんにちは。
インパクトラボの那須です。

今回は9月16日に行われた、2022年度 環びわ湖大学・地域コンソーシアム学生支援事業「SHIGA SDGs Studios +(プラス) 」のDAY4 成果報告会の様子をお伝えします。

SHIGA SDGs Studios+とは
環びわ湖大学・地域コンソーシアムに加盟している滋賀県内の14の大学に所属する大学生を対象に実施するプログラムです。プログラムに参加している大学生が滋賀県内でフィールドワーク・取材活動を行い、SDGsの視点で記事・プランを作成します。フィールドワークや取材活動を通して体験した滋賀県のSDGsに関する取り組みを「びわ湖から考える、滋賀の食の地産地消」をテーマに発信することで社会的にインパクトを生み出すことを目指します。

オープニング

開会式では、龍谷大学学生部の仁井田さんからのお言葉をいただきました。

「みんなの前で発表することが良い経験になれば」「うまくいけば自信に、うまくいかなくても今後の糧としてブラッシュアップしていってもらえれば」といったメッセージをいただきました。

グループ発表

チーム1「発酵で広がる人の輪と職の可能性」

インタビューを実施し、「麹はビジネス面におけるリスクが高いと考える人が多いかもしれないが麹農家が少なくなっていても麹によって繋がる人の関わりがありそれを感じることが大切である。」「新商品の開発はアイディアを作るではなくアイディアを集める視点が今までは持っていなかったが、そういった視点を持つことで悩み続けることが少なくなった」といったことを学んでいました。

発表の前には参加者が書いた取材を読む時間が設けられました。

チーム2「多様性が認められた世界へ」

取材先は障害を持っている方達が社会に出て行けるようにするためのパン屋さんです。
賃金といった形ではなく工賃といった形で経験や知識・スキルを身につけられるようになっていて、「諦めなければ、失敗ではない」といった言葉が印象的だったようです。課題として発見したこととしては、障害に対する認識・価値観の違いによる働いている方々の保護者との意見の相違があったそうです。作業所の目的としては、保護者なしでも障害を持った方が自立できるようになることであり、さらに障害を持った方が地域貢献できることだそうです。
多様性を広めるために何をすればいいかといった学生の疑問に対しては、「家族以外にも家族のように接せる形が理想。先入観を捨てて障害を持っている方がいる認識をもつことが大切である」とおっしゃっていたそうです。

発表後には様々な質問が参加者に対して寄せられました

チーム3「菜の花と地域の輪」

愛のまちエコ倶楽部は、菜種油を使って資源を循環させ、地域活性化を目指して活動されています。
「環境の中で循環することを学習教材として様々な方に体験してもらい、SDGsに対する意識向上を狙うとともに、資源を大切にすること、資源循環していることは良いことである」と取材を通じて学んでいました。

取材して学んだことや考えたことを発表する学生

チーム4「地域をクラフトする」

ひとの循環、そして地産地消が滋賀県の特徴であり、”飲みニケーション”を通じて地域の良さを感じることができるのがクラフトビールの魅力であり、地元を離れた若者も戻ってきやすい環境作りをすることが、これからの地域活性化につながると考えておられたそうです。

学んだことを他の参加者に熱心に伝えていました。

チーム5「バイオパワーで地域内資源循環」

フードロスの中で、工場でのフードロスが多く、機械を使ってフードロスを改善・食べ物を使えるものに替えるといった取り組みの紹介をしていました。
利益だけを追求しても持続可能ではなく、バイオセラーを使って菌で生ごみを処理することによって、フードロスを活用できるものに変換することができる取り組みを学んでいました。

バイオセラーを使った生ごみ処理の特徴として、
・「自然からとられた細菌を使って分解」
・「匂いがない」
・「80%の生ごみを分解できる。」
・「分解したものは農家に無償で発酵促進として提供することができさまざまな企業と提携し地域の活性化」
・「化学肥料が高騰しており農家の方々に分解された発酵促進材として提供し、地域の中で循環を見える化する必要がある」
といったメリットがあるようです。

コメント講評

コメント講評では、様々なアドバイスが参加者に送られました。
「コメントの生の言葉を盛り込むべきなのかな発表の機会はもっとあると思うので何パターンか作るか、盛り込めなかったことを盛り込んでみても面白い」
「生産者・事業者もだが消費者の視点もあればもっと深く、誌面に乗っていないこともあったらよりよかった」
「学んだこといかせたことも聞きたかった」
「取材によって事業者の情熱等は十分に聞き取れていたと思う」

といった言葉が参加者に伝えられました。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回発表した取材の内容・記事については、今後ブックレットとして公開されますので、そちらを楽しみにしていただければと思います!

インパクトラボのnoteでは、DAY4までの活動の様子や、DAY4の成果報告会の後に行った振り返りワークショップの様子を記事にしています。
こちらもぜひご覧ください。

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