100日後にスタートアップ起業日記その9
【学びの備忘録】誰でも使える!リーンキャンバスで考えるビジネスプラン設計図
こんにちは。しまゆずです。
今日も起業日記を訪問していただきありがとうございます。
前回記事はこちら。
なぜこの連載記事を書くのか?
「始動」の目的は、Thinker to Doer - つまり、考えるだけの人から、実際に行動を起こす人を育てること。
私自身、これまで「いつか起業したい」と思いながらも、結局行動に移せなかった経験があります。きっと、この記事を読んでいるあなたも同じような経験をお持ちではないでしょうか?
「どの分野で起業すべきか分からない」
「失敗が怖くて一歩を踏み出せない」
「アイデアはあるけど、実現可能性に自信が持てない」
そんな方向けの連載記事です。
今日は、先日の始動プログラムで学んだ"ビジネスの設計図"に続いて、ビジネスプランの設計図であるリーンキャンバスについて解説していこうと思います。
なぜリーンキャンバスなの?
ビジネスプランって、どうしても複雑になりがち。でも、アイデアの段階で細かすぎる計画を立てても、現実とズレてしまうことが多いんです。
リーンキャンバスは、ビジネスの本質的な要素を1枚にまとめることで、
「シンプルに」
「素早く」
「柔軟に」
プランを立てることができます。
メルカリで学ぶ9つのブロック
今回は、誰もが知っているメルカリを例に、各ブロックの埋め方をご紹介します。
リーンキャンバスの書き方は以下の才流さんのテンプレートが私が講義で習ったものと同じだったので、こちらを採用しています。
(1の顧客セグメントと、2の課題は逆になることもあります。)
1.顧客セグメント(右上)
主なターゲット:
20-30代の女性
スマホに慣れている
都市部在住
ファッションや美容に関心が高い
2. 課題(左上)
メルカリが解決しようとした課題:
不要品の処分に困っている
フリマやオークションは手続きが面倒
近所のリサイクルショップまで持っていくのが大変
専門知識がないと売れない不安
3. 独自の価値提案(中央)
「スマホでかんたんフリマアプリ」
このシンプルな価値提案が、多くのユーザーの心をつかみました。
4. 解決策(左から2番目)
スマホで簡単に出品できる
配送方法も選びやすい
エスクロー決済で安心
全国どこからでも取引可能
5. チャネル(右から2番目)
App Store / Google Play
TVCM
SNSマーケティング
口コミ/友達紹介
6. 収益の流れ(右下)
取引手数料(売上の10%)
広告収入
メルペイからの収益
7. 主要指標(中央)
流通総額(GMV)
アクティブユーザー数
取引完了率
ユーザー満足度
8. コスト構造(左下)
システム開発/運用
マーケティング
カスタマーサポート
決済システム
人件費
9. 圧倒的な優位性(右上)
圧倒的なユーザー数
強いブランド力
安心の決済システム
ネットビジネスの先行者
リーンキャンバスに書くと以下のようになります。
リーンキャンバスの魅力
このように1枚の図に整理すると、ビジネスモデルの全体像が一目で分かりますよね。
良いと思った点は、このツールの「柔軟さ」。
プロダクトの進行状況およびブラッシュアップとともに、どんどん書き換えていけます。完璧を目指すのではなく、まずは仮説として書き出し、実践しながら改善していく。
それこそが、スタートアップの王道なんです。
今回あげたメルカリの例も、メルカリのスタートから考えると顧客、チャネルなどなど、変化しています。
さいごに:あなたのキャンバスを描いてみよう
ここまで見てきて、「自分のアイデアも整理してみたい!」と思った方。
ぜひ、今すぐ手元の紙にでも9つの枠を書いて、埋めていってみてください。
きっと、モヤモヤしていたアイデアが、少し形になるはずです。
一緒に頑張っていきましょう!
フォローとフィードバックのお願い
というわけで、9回目、いかがでしたでしょうか?
連載となりますので、ぜひフォローいただき、通知をONにしていただけると嬉しいです。
そして、コメント欄やX(旧Twitter)などでご意見ご感想もいただけるとちび上がって喜びます。
それではまた!
過去回
https://note.com/imp0820/n/nea5aaf4e85b0
https://note.com/imp0820/n/n8f5e8b90b2ca
https://note.com/imp0820/n/nfda8f150b399
https://note.com/imp0820/n/n093e03b21b76
https://note.com/imp0820/n/nf4cc597a3610