確かに、理性でものの見方を変えられるかも知れない。
しかし、共生して皆が幸福になるには中庸(バランス)が大事だと思う。
これは啓蒙主義の考え方に近いかも知れない。
歴史を見ても、啓蒙主義(=合理主義的な(17〜18世紀))の後に感覚優勢の時代(=ロマン主義(18世紀))が来ている。これは理性が優勢になりすぎた反動として感覚(感情や直感、個人の経験を重視)が来ているように見える。
余談:私たち人類は、左脳の役割を人工知能に掲げることで、その冷徹で計算的な考え方から、ようやく卒業することができるのではないか。
生存する上で大事な理性と、人間らしさを司る右脳。
狩猟採取時代の人間は、動物界のカーストの中でも位が低く、自分らより強い動物の食べ残し(骨から採れる骨髄など)などを食していたわけだが、
当時の私たちの祖先は、そこで協力すること(共感覚から言語が生まれたともいわれている)を学んだ。そのおかげもあってカースト上位に上り詰めることができた。
だから、私たちの内側には『愛・利他の心』が必ず眠っている。
その眠っている要素を呼び起こすのが右脳の仕事である。
以下の引用で紹介するジル・ボルト・テイラー(脳神経科学の専門家)博士が、そのことを身を持って証明してくれているので見てほしい(より詳細が知りたい人は彼女の著書である{奇跡の脳}の購入をお勧めする)。
彼女自身も、自らの著書である『奇跡の脳』で、こう言っていた。
『脳の仕組みを知れば、考え方・感じ方の嫌なクセは変えることができ、心穏やかな人生が手に入る』
あと、彼女の考え方と、70年代に米国でブームになったカウンターカルチャーにのめり込んだ人のような考え方、脳の働き方には、共通点があることに気づいた。
70年代に日本でブームになっていた学生運動や反米反戦運動をさらに加速させたのが、アメリカのカウンターカルチャーブームである(メディアの効果などで)。
このカウンターカルチャーにはヒッピー文化というものがある。当時のアメリカの多くの若い衆はこの文化にのめり込み、『Love&Peace(平和・愛)』というスローガンを、帝国主義的である自国に対して訴え続けていた。
その共通点というのは『平和や愛』というような発想のことだ。それで論文などを漁っていると、以下のことが分かってきた。
まず、カウンターカルチャーに磨きをかけたと言っても過言ではない男を見つけた。彼の名はティモシー・リアリー。ハーバード大学で教鞭を執って心理学を教えていた。
そして彼は、止血剤を発明する過程で偶然生まれた、麦角から作られた幻覚作用のある液体を染み込ませた紙(スイス人科学者が偶然発明した産物)を国民に盛大にばら撒いた。
その産物による作用は、ジルボルトテイラー博士が経験した時の脳の状態ととても似ている。愛や平和を訴える源泉や、一体感などをもたらす。
当時の若者たちは、それが流行り出してから『徴兵』に応じなくなり、『愛や平和』などを訴えるようになった。それが元凶だと判断したルーズベルト大統領は、多くの偽情報、プロパガンダをばら撒き、それを法的に違法にした。彼は、それによる一体感と革命の予感を察知して制御したのだ。
もうひとつ、面白いのが、
そのカウンターカルチャー、とりわけヒッピー文化やカリフォルニアンイデオロギーという文化の基盤の上に、今のGAFAが存在しているという点だ。
人間の弱さを支える思想、理性、宗教というツールは、その弱さを埋め、力を拡張してくれる。カリフォルニアン・イデオロギーには「機械を使って人間の能力の拡張したり、幸福を追求したり」といった文化もある。
感想
GPT4と一緒にものを考えるのは楽しいが哲学的、批判的思考を持って答えを再評価する必要もある。本で読んで理解している部分をさらに彼に評価させて、その参照元も確かめる。そうすれば精度が上がる。
そしてこれは、自分の感性に合わせて、曲をリミックス(繋げる)する感覚とも似てる。
GPT4にこの作品を読ませてみた