読書感想とタロット練習①

『椿姫』を読了。
思いの外、気持ちを強く揺さぶられました。
古く遠い国の物語なので、ここまで感情移入できるとは思いませんでした。

今から約170年前フランスの、若い娼婦と若い青年の物語。

まさかこの青年の気持ちをこんなにも理解できて、共感できるとは!

嫉妬に被害妄想、そこから可愛さあまって憎さ百倍的な、相手を傷付け苦しめたくなる気持ち。
超動揺しているのに、何でもないという風に見せたい、自分の気持ちを悟らせたくないという、恋するとなかなか素直になれなくて、わき起こる変なプライド。
恋し始めて絶好調な時、次に会う時までの感じる時間の長さや、居ても立っても居られない感じ。
相手の返事を待ってる時の感じ。

恋する気持ちって、時代や国を越えて共通するものがあるんだなと思いました。

深く想い合い側にいても、すれ違ってしまうし、どうにもならないこともあったり。

学びの多い物語でした。

椿姫、とても素敵な強い女性でした。

ここで、練習がてらタロット引いてみました。
心揺さぶられたので。この本について。

ペンタクルのクイーン逆位置。

猜疑心と出ました。

なかなか当たってるかも。
この物語、お互いの猜疑心から不安な心情がとってもよく綴られています。
猜疑心から相手を傷付けたり、悩み塞ぎこんだり。

ペンタクルのクイーン、正位置なら豊かで健康的なイメージですが、その逆位置なので、その反対だったりその性質が弱まる意味になります。
椿姫ことマルグリットの人生の後半は確かに、健康的とは言えず、富も…

恋愛に苦しんでいらっしゃる方、読んでみられてはいかがでしょうか。

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タロットカードやり始めるとすごく楽しいです。 これからも勉強していきたいです。勉強することが多すぎて。でも楽しい。研究費にさせて頂きます。