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骨を折る

猫好き上司が、風邪をひいた。


コロナインフル検査はクリアしたが、肺の奥から絞り出すような深い咳が止まらない。



大人しくしててくださいよ。
我々世代は咳やクシャミで肋を折れますからねと警告したが、風邪如きで休めるほどホワイトな会社でも、それを許す店の環境でもない。

案の定、咳が治まった頃になって、
「芋さん………肋が痛い………」と言う。
明日は絶対に整形行くんですよ!と見送ったが、休み明け、やはり骨折のお墨付きを頂いて出勤してきた。



そんなに屈むのがキツイと猫も撫でられないでしょうと尋ねると、
どうして撫でてくれないの!?
もうアタシを愛してないのね!?という目で非難されると嘆いている(しかし、オスだ)。
おまけに、ぐったり横たわると患部を狙ってジャンプしてくるようだ。

あ……完治は遠いな(T_T)


食事に気をつけ、睡眠をよく取り自分を労っていても、加齢という悪魔はゆっくりと忍び寄る。
ましてや、ろくすっぽ休憩も取らずに走り回り、晩飯を焼きそばパンとゼリー飲料で済ませていてはイチコロだろう。

とりあえず、煮干しを食べて日に当たりましょうと勧めたら、
「猫用の煮干ししかないもん………」


自分の店で売っとるやろ!!💨

 

アラフィフには、ご自愛は大事なのである。



☆ヘッダー写真、お借りしました。ありがとうございます。

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