マガジンのカバー画像

読書記録

28
感想文を書くのはなかなか苦手なのですが極力書くようにしています。
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

「嫌われる勇気」感想① このタイトルは損しているのか、得しているのか?

このタイトルから「他人に嫌われても自分を主張しろ」という内容だと勝手に思い込んでいました。 しかし、早計でした! それは、この本で書かれているアドラー心理学の中の一部で「嫌われる勇気」も必要という解釈があるだけだったのです。 この本、アドラー心理学が本当に言いたいことはそこだけではないことは本を最後まで読むとわかってきます。 それにしてもこのタイトルの付け方、誤解をされることもあるので損しているのか得しているのかわからないですね。 けれど、結果ベストセラーになったのだから得

「40歳から始める脳の老化を防ぐ習慣」読書感想

40歳を過ぎると嫌でも身体のあちこちが悪くなったり、能力低下してくるが(個人差あり)、この本は「脳」の問題。 著者の和田秀樹氏は精神科医で、ときどき書店で著書を目にする。 脳の老化といえどもいろいろあるが、一番よく聞く言葉としては認知症だろう。若年性認知症なんて言葉もあるくらいだから40代50代でも油断はできない。 僕も物忘れは少しずつ出てきているが、明らかに昔とは違うなと思うことがあればちょっとビビったりするわけで、これが病的なものかどうかはわからないが、少し気になった

スロウで静かで美しいミニマリズム 「最小限主義。」

ここ数カ月あまり本を読んでない。 というか読めなかった。手に取っても読む気が起きなかった。 先日、本棚から一冊の本を取り出した。 「最小限主義。」(沼畑直樹)2015年11月発行 約5年前の本でミニマリストについて書かれた本だが、なんとなくもう一度読んでみようと思った。 この頃からだろうかミニマルとかミニマリストとかという言葉を耳にし始めたのは。 僕は普通の人よりモノが少ないと思う。けれど時々モノが増えてくると整理したくなってくる。 今改めて自分の心境的にゴチャゴチャと