明日10月28日から自主ゼミを開講。DoingからBeingへ。社会福祉学者とともに歩む旅がはじまる。


この道を行けばどうなるものか。

ぼく自身、ちょっとよくわからないのである、どうなっていくのか、どうなっているのか。


しかし、とにかく物事はカタチになるときにはなるもののようで、あっという間に企画は固まり、協力者を得て、明日10月28日水曜から来年3月までの全10回の自主ゼミ企画「DoingからBeingへ」がはじまる。主催はSOCIAL WORKERS LAB。ぼくはSWLABディレクターとして、福祉社会学者の竹端寛さんとともにホストを務める。https://socialwokersdialogue2020-2021.peatix.com/view


10月7日にトライアルした竹端さんとの対談企画は人生初ウェビナーでぼくは極度の緊張・混乱状態に陥った。そして、会の途中で見事に意識を跳ばした。

しかし、竹端さんはそうなることを見越していたかのように、 "lead the self" から対話を展開。その後も、あらゆる暴投をキャッチして見事なまでに美しく返してくれる。賢人ってこんな人を言うのかしら。知恵の泉が湧き出てくる感じ。メンバーからも参加者の皆さんからも、会が大好評だったことは言うまでもない。


引き続き、竹端さんに相方をお願いして、SWLABを紐解いてみたいと思って生まれたのが、自主ゼミ企画「DoingからBeingへ」である。

ぼく自身が、ここに何があるのかを知りたいのである。正解なき時代を生きる私たちが他者や世界と向き合っていくために、ソーシャルワーカーとしての生き方・働き方、魅力や可能性とはどういうものなのかを探究したい。

前回は竹端さんと2人での対話企画だったが、今回はぼくたちが話したいと思っているゲストを呼ぶことにした。どちらかと言えば、竹端さんがいわゆる福祉・医療分野に関わっている方々を、ぼくがいわゆるそれ以外の分野・領域の方々にお声をかけさせていただくことになった。そして、あっという間にご協力者が集まり、この企画はカタチになった。


「ソーシャルワーカー」という概念を介して、多様な人びとと出会い、関わり合い、問い、学び合っていければとは思っているものの、どんな人が集うのか、どんな人と出会うのか、そして何を問い、何を学び、何が生まれてくるのかは、正直わからない。見当もつかない。

SWLABは社会実験プロジェクトであり、この自主ゼミもその一環なのである。


この道を行けばどうなるものか。

もちろん、「迷わず行けよ、行けばわかるさ」とカッコつけたいところなのだが、それはぼくにはできないかもしれない。

迷う。震える。ためらう。葛藤する。ただ、前に進もうとは思う。

何かがわかるのだろうか。それもわからない。やってみないとわからないことばかりだ。そうしてぼくは明日も震えながら打席に立つのだ。


今という時代にあって、私たちはいかに生き、いかに働き、いかに他者や世界と関わっていくのか。そんな問いをもって、この場にいらしてもらえたら。そして、ともに可能性の種を見つけ、それをカタチにしていければ嬉しく思います。


<案内文では思いをつづりました、抜粋して記載します ↓ >

「ソーシャルワーカー」という概念を介して、多様な人びとが出会い、関わり合い、問い、学び合う、ある種の社会実験プロジェクト。それがSWLABです。

SWLABでは、ソーシャルワーカーの意味や価値、可能性を見直し、一人ひとりの生きること、働くこと、関わることのなかに、「ソーシャルワーカー・シップ」とも呼べるような存在様式や行動様式を見出したいと思っています。

人と人とが助け合い、人間が人間らしくいられる地域・職場・対人関係があるところには、関係をつくりだし、お互いさまで生きていく場と機会を紡いでいるソーシャルワーカー的な存在を見出すことができます。そうしたソーシャルワーカーを、医療・福祉の世界のなかでの専門用語にするのはもったいないんじゃないだろうか。

そこで、ソーシャルワーカーを資格や職能を表すDoingの肩書としてではなく、人としてのあり様を表すBeingの肩書として位置付けてみたいと思ったのです。(中略)

狭義のソーシャルワーカーの枠をはみ出したゲストの方々、そして参加者の皆さんと対話・共話を重ねることで、ソーシャルワーカーとは何かを問い直し、深めていく時間にできればと思います。20年10月から21年3月までの半年間、全10回開催のゼミナールです。

今という時代にあって、私たちはいかに生き、いかに働き、いかに他者や世界と関わっていくのか。

そんな問いをもって、この場にいらしてもらえたらうれしいです。立場・肩書・分野・領域を越え、さまざまな方々とお会いできるのを楽しみにしています。


SOCIAL WORKERS LAB 自主ゼミ
Doing から Being へ ー 福祉社会学者とともに、SWLABを探究する ー
日時:2020年10月28日(水)〜2021年3月24日(水)20:00~21:30

詳細はこちら:https://socialwokersdialogue2020-2021.peatix.com/view

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