めくめく
週3日、夜に歩いています。
体力作り・ダイエット目的ではなく、次男の塾の送迎です。
どうしてこうなったのか。
それは単に次男が一人で行かないから、
に他なりません。
もう。
4月から通い始めた塾は週に3回。
夜8時から始まり、7時50分までには到着していなければなりません。距離は1キロ弱、坂道多め。中学生だし、本当は自転車で一人で通って欲しい…。
でもね。
自転車は嫌だと言うので、せめて行きだけでも歩いて行って欲しいとお願いしたら、
「えー、なんか、ちょっと…。」
と真剣に拒む。
はぁあ。
「歩くのは大丈夫、だけど1人は…」と。
そもそも出不精の次男。
ゲーマーなんで外に興味なし。
そして実は道順が分かっていなかったんです。
車で送迎中、助手席に乗っていても道順を覚えてない…。覚える気がない。
地図を使って説明しても…暗いし、夜だと景色が変わって不安だと。言い訳けが多い!!!
ねえ、もしかして、怖い?
「ちょっと1人では怖くて…。」
とやっと本音を言いました。
いつか1人で行ってくれると信じて(期待して、でなきゃ困るし!)付き添うことになりました。
さて、夜間に歩くとなると、、、
それなりの準備が必要です。
車から気づいてもらえるよう安全に配慮し、身を守るため、リフレクターを鞄や服に身につけます。
そしてライトを携帯し、点灯し、出掛けます。
当たり前ですが、家の消灯、施錠を確認。
それから、腕時計の現在時間を確認します。
時間管理も必須です。
準備は当たり前のことばかり。
ですが、やってないとコレ分からない。
そこから?と呆れることばかりですが、通い始めて、歩き始めて知る我が子のこと。
ひとつひとつ「?」と感じたことはその場で訂正し、一緒に考え、ヒントを出し、正解を見つけます。考えても分からないことは後で調べます。
歩き始めて良いこともありました。
季節を肌で感じられること、花鳥風月、桜が満開、ツツジが綺麗、今日は月が明るいなど…
また犬の散歩時間と重なり、いろんなワンちゃんと出会えます。猫も出没して一緒に驚いたりしています。
最近では学校での出来事もポツポツ話してくれるようになりました。
「なんだこのイ◯🦑くさい匂いは!」
先日は栗の花のむせかえる生臭い匂いに驚き、大声で叫ぶ息子。
嗅いだことが無かったんですね。
息子よ、それは外で言っちゃぁーいかんやつ。
家のなかやお友達同士でやっとくれ。
そんなことをバカ笑いしながら話し、歩いています。
昨日は足場が組まれた家を見て、
「鉄の柵に囲われて…」と言い出す息子。
いやいや。
あれはさぁ、リフォーム用に組まれた足場だよと伝えました。
ここまで物事を知らな過ぎると…
心配しかありません。
…まだ間に合うかしら…
息子を塾まで送り届け、さてと家へ戻る帰り道は脚が重く感じます。
この時間が懐かしくなるように、今週も頑張ろうっと。
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