見出し画像

12.ウメバチソウ(米川さんの絵本)

アイスクリームみたい。
食べたいな。
食べたいな。
見ているとよだれが出そう。

画像1

解説

花期は7月~8月、花の色は白。高さは10~15cm、多年草です。
湿った草地に生えています。
小屋の前にもたくさんあるので、花が咲くとアイスクリームの花が咲いたと案内していました。
お花の形が梅の紋に似ているから梅鉢草と言われ、
花には雄しべの他に、細裂する仮雄しべがあります。
花びらの縁のあたりが細裂するので、それを白鬚に見立てています。

細裂とは、とても細かに紙などが裂けたような状態でもじゃもじゃしていること。細裂してモジャモジャしているまるで白いおひげのような感じです。

ウメバチソウも、梅も離弁花類です。
離弁花類とは、一枚一枚の花びらが独立しています。離弁花類が進化したものが合弁花類でお花が一枚の花びらで成り立っています。
合弁花類の代表的なものにはアサガオがあります。
花びらの根元がくっついているのが合弁、離れているのが離弁花類、
ウィキペディアに詳しく説明が載っています。

離弁花類ウィキペディア
合弁花類ウィキペディア

ちょっと紛らわしいのが
ヒマワリとかタンポポは合弁花類です。(集合花とも言われます)

忙しく毎日過ごしていたり、アスファルトの街のなかでは花に接する機会の少ない方も多いと思います。
なお、文字入力ではなびらと入力すると花弁と表示されます。
はなびらはやまと言葉です。花弁は理科で学んだ学術用語。
米川さんご夫妻は花や自然をとてもご存知ですがSaitouは理科で覚えた事をすぐ忘れてしまうレベルですので、あらためて
おしべ、めしべ、花弁ってどこだったっけ?と、見直してみました。
花の構造がわかりやすく説明してあるサイトがありましたのでリンクしておきます。https://www.kepco.co.jp/brand/for_kids/biodiversity/letsmake/flower01.html
(関西電力さん花のつくり~花ってなんのために咲(さ)くの?~)

次のお花はおじいさんに例えた北海道と本州の山岳でわずかに残る絶滅危惧種のお花です。
何のお花でしょうか? お楽しみに。

おはなし絵:Yonekawa Masatoshi
共著:Yonekawa Keiko , Saitou

※この記事は米川さんの絵本proofreadマガジンに掲載中です


この記事が参加している募集

スキしてみて

サポートよろしくお願いいたします。 お問い合わせフォームは twitterDMにてお願いいたします。(内容によって返信できない場合もあります事ご了承ください)