瞑想

〝瞑想〟は、現実から離れて空想の世界に行っているの？と質問されたりします。もしかするとそう思われている方もいるかもしれません。（そういう瞑想法もあるかもしれませんが）私は瞑想をしている時、その時間がより現実を生きている時だと実感します。
日常生活でより現実を生きるために、瞑想はとても役立ちます。

例えば優越感を感じたいエゴは、誰かが自分より多くを所有していたり、知識があったり美貌があったり、成功している様に見えたりすると、その人の所有しているものや知識や美貌を羨ましく思い、自分に引き目を感じたり、あるいは相手をバカにしてみたり、価値を下げ、自分が優位に立とうとしたりします。文字に起こすと少し強く感じますが、そんな事は日常茶飯事的に起こっていて、その中で私たちの多くは、真実が見えずに妄想の中を生きていたりします。

エゴが強くなり、それに振り回されるとそういう現象になりやすいですが、妄想の世界で右往左往しているだけで、それが真実ではありません。

〝ただ、そうである〟

そこに良いも悪いも、上下もなく、
〝ただ、そうなだけ〟。

それが現実です。


自分のメンテナンスを行っていなければ、年を重ねるにつれ、経験を重ねるにつれ、視界を曇らせます。車や家と私たちは同じで、使えば汚れます。人間だけが特別ではありません。それは身体と同じように自分の内側にもいえます。

ずっと汚れた家に住んでいて、清潔な家を見たことがなければ汚れていることにも気が付かないでしょう。そして、汚れていることが当たり前なのでそこが居心地よく、これまでと同じように掃除しなくても生活できるし、掃除することが面倒くさく感じるでしょう。

瞑想は、清潔な家で過ごすことの快適さに気づかせてくれるような存在です。
たとえ日常で心の中がとっ散らかったとしても、掃除をすることで快適に過ごせる心地よさを知っている、それだけで随分と生き方の質は変わるでしょう。


ヨガやピラティス、瞑想、食事に気を遣ったり、その他の自分を磨くようなことを日々取り入れられている人のことを巷では〝意識高い系〟と言われたりますが、本当に意識高いと思います。
（指導者側がキャッチーな言葉やアーサナを使って、無意識にエゴを肥大させてるパターンもありますが。）

だから何ってないです。
かっこよくもキラキラもしていない、
ただ意識が高いだけです。

だから、恥ずかしがらずに意識が高い系であろう。

I'm 意識高い系.

Ogi