『ラクガキマスター』~観察力が身につくラクガキ~
「絵が描けるようになったらいいな」と思っていた矢先。本書の「絵はうまくなくていい。楽しくラクガキしよう」の言葉に勇気をもらって、すべてのページのイラストを描き写してみました。
やってみて感じたのは、著者の寄藤文平さんのずば抜けた"観察力"です。
本書は、動物、木々、街など、さまざまなラクガキのしかたを教えてくれます。特に感銘を受けたのは、「剣豪」と「剣豪ふうの人」の描き方です。
体のどこにリキみとユルみがあるとそう見えるのかを、シンプルかつコミカルに描き表しているのです。
中・高剣道部の私がいうのですから間違いありません(信憑性なし)。
ラクガキをするときにしている作業は、次の3ステップだと思います。
①対象の全体像と、本質的な特徴を観察する。
②自分の個性を交え、想像を膨らませる。
③相手に伝わるように、シンプルに表現する。
これらは、仕事でも、スポーツでも、あらゆる場面で重要です。本書を書き写し、それからもぼちぼちラクガキを続けていますが、ラクガキはものごとの本質を捉えるための訓練になると思いました。
ちょっとおおげさでしょうか?しかし、「ラクガキは、勉強になるなあ」。帯に書かれているとおりです。
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