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7.ベテルギウスの超新星爆発

オリオン座のベテルギウスは、まもなく超新星爆発を起こすといわれています。

これはアカデミックな天文学でのお話しです。天文学の世界でのスケールはちょっと一般的なものとは違いますので、まもなくというのはほんとうの近未来かもしれないし、かなりの遠未来かも知れないとのことです。


西洋占星術は太陽系惑星の10天体などを扱うものなので、恒星であるベテルギウスのことは一般的には扱うことはありません。でも占星術の考え方としては「われわれ人間の変化と星々の変化とは、同期をとっているに違いない。」という基盤の上にロジックが構成されています。

その考え方の延長線で考えた時には、オリオン座という、西欧においても東洋においても有名な星座の一角を形成している恒星のひとつが、超新星爆発を起こして消滅するということは、私たち地球上の人類に影響が無いはずはないと考えることができます。

つまり、人類の変化の度合いや成熟度合いにシンクロして、ベテルギウスは消滅するはずということになります。


それでは、ベテルギウスの象徴する意味は、何?ということになりますが。『トランシット占星術』には、ベテルギウスの象徴する意味として、「有名になる・成功する」ということが、書かれています。

この本では「この恒星の象徴する意味については、ブレディの恒星についての著書を底本に、適宜、加筆修正している」と書いてありますが、ベテルギウスが持っている意味は次のようなものになります。

ベテルギウスは頂点的な位置に立つという構造を持っているので、派手な展開が一番適していますが、それなりに態度も大きくなり、傲慢さということを発揮することも多いです。また、集団社会の中で協調するというよりは、スタンドプレー的な才覚です。


日本の言葉に「鶴の一声・雀の千声」というのがあるらしいです。たとえばTwitterなどのSNSというのも、この場合の「雀の千声」にあたるのかも知れません。すこし前までは、ベテルギウス的な「鶴の一声」が力を持っていた時代が続いていました。

そのことを考えると、SNSなどの天王星や水瓶座の強まりと、ベテルギウスの消滅が同期をとるのかも知れないなと思ったりもします。水瓶座は風のサインなので、横並びを「良し」とするサインです。


この、天王星や水瓶座の強まりとはいつなのか? 考えられるのは3つあるかと思います。

ひとつは歳差運動による春分点移動で、今まで魚座にあった春分点が水瓶座に入ること。もうひとつが2020年12月に起きるグレートコンジャンクションが、グレートミューテーションでもあるということ。そしてひとつが降格した冥王星が水瓶座に滞在する2023年からの20年間です。

この3つのことについては何度も繰り返し書いていますが、こちらの『水瓶座の時代。3』のほうにより詳しくまとめて書いてあります。