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しっとりと肉汁じゅんわり。覚えておきたい基本の胸肉ソテーと展開料理

おかげさまでみなさまに親しんでいただいたローストチキン。漬け込むのがどうも忘れちゃいがちで、という話を聞きました。

胸肉を漬け込まずすぐ食べたい!という方のために基本の胸肉ソテーをご紹介します。

この胸肉のソテーは胸肉はパサつきがちという方におすすめしたい作り方。目安として時間を書いていますが、コツは、

1、胸肉の大きさにフライパンを合わせること(重なるのは良くありません)
2、フライパンより小さめのアルミホイルをふわっとかぶせること
3、皮目からじっくり焼き、お肉の色を観察すること

4、ひっくり返したら、そんなに焼かない(目安として皮目にかかった時間の1/3)

写真が多めですが、コツを書いておりますので、胸肉を上手に焼きたいなあという方はぜひご覧ください。

基本の胸肉ソテー

材料
鶏胸肉 2枚(今回は700g)
塩 鶏胸肉の1%(7g)
(所要時間 約30分)

冷蔵庫で5日間保存可能。
冷凍庫で1ヶ月。

冷蔵庫から取り出し、分量の塩を両面に満遍なく振ります。このまま15分ほど置きましょう。

血管などが浮いていたら、匂いの原因になるので、ハサミなどで切り取ります。引っ張って取れそうなら、手でも大丈夫です。

15分も経てば、水分が浮いてきます。キッチンペーパーで抑えるように拭っていきます。
皮目の方もきっちり拭きましょう。水分が残っていると、皮がぱりっとしにくくなってしまいます。

フライパンに大さじ2オリーブオイルを入れます。オイルはフライパンに満遍なく行き渡り、なおかつ少し多めかな?という風に覚えておきましょう。
フライパンはきっちり、胸肉がおさまる大きさを選びます。

胸肉はフライパンにのせる前に引っ張って皮を伸ばします。皮が嫌いな人は焼きあがってから、外しましょう。
皮をパリッとさせるため、火の当たりを柔らかくするためです。皮目越しに身に火を通すことで硬くなりません。

皮目からフライパンに乗せて、オイルを皮全体に撫で付けるようにします。皮目全体にオイルが塗られているような状態にしてから、フライパンに火をつけます。弱目の中火です。
皮がオイルに満遍なく塗られることでパリッとします。
不安な方は先にお肉自体にオイルをまぶしておいてもいいです。

フライパンより少し小さめのアルミホイルをふわっと乗せます。このアルミホイルのおかげで蒸れずに熱が回りやすくなり、油はねも防げます。

この状態でタイマーを14分にセットします。
耳をすましましょう。
バチバチバチ!と音がしていたら、火が強いです。
チャーーーーーという音なら大丈夫です。

タイマーがなって、アルミホイルをめくってみましょう。このくらいまで身の部分が白くなっていて、皮がこんがりしていたら、ひっくり返します。

手前のお肉の方が皮がこんがりしていました。奥はまだ焼き色が浅かったので1分追加して、ひっくり返しました。
身の厚さが違っても、こんな風に時間差で調整したら一度に焼けます。

また、アルミホイルをします。今度は5分ほど火を通します。

奥の方は分厚かったので、少し一呼吸置いてから取り出しました。

焼きあがったら、お皿に移し10分〜15分ほど休ませます。
すぐ切ると肉汁が溢れてしまいます。
きっちり火が通っている状態なので、ホイルで包む必要はありません。

15分ほど経った状態です。

肉汁がちゃんと身に残っていて、とってもジューシーです。皮目もパリッとしています。

すぐ食べない場合はタッパーに並べ、フライパンに残った肉汁ごと冷蔵庫で保存します。

冷えるとこんな煮こごりが出来ます。これはソースやスープに使えます。副産物のチキンエキスです。


胸肉のソテーの展開料理

出来立てをナイフとフォークでチキンステーキで食べるのも醍醐味です。
マスタードたっぷりでも美味しいですし、胡椒さえもふっていませんので、ここで好きなお味に仕上げましょう。もちろん胡椒も合います!
たっぷり、パルメザンをかけてもいいですし、大蒜の効いたトマトソースを添えるのも美味しいです。煮詰めた生クリームをかけたって!

ほぐして具沢山のサラダに。食べるときに淡白なチキンを生ハムやサラミで巻くという技も!とってもゴージャスな一品に。

これは休日のランチ。サンドイッチに。

金網の上でこんな風にチーズが溶けたところに合わせるチキンも最高です。

ラタトィユを添えて。個性のあるお野菜のおかずに合わせても。シンプルなチキンだから受け止めてくれます。

これは胡瓜の水漬けの漬け汁、煮こごりのチキンエキスと豆乳を合わせて冷麺風素麺にアレンジ。絶品でした。


作っておくと便利でしょう?朝ごはん、お弁当、お昼ご飯いつだって私の味方の胸肉ソテー。作るときだって、気を張ることはありません。
胸肉は正肉の中ではTOPを誇るコストパフォーマンスの良さ!
ぜひ、タイマーとフライパンを使ってぜひお試しください。

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