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ゼロから作るIoT

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【技術者向け】ハードウェアから無線技術、クラウドアーキテクチャからデータ分析手法まで、IoTに関する知識を総ざらいし、実践すればIoTサービスが使えるように書いています!
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IoTで検証!ネズミ(デグー)は一日何m走るのか!?

とっとこ~走るよハム太郎 という人気アニメのオープニングがありますね。 ハムスターやラットなどの齧歯類(げっしるい)は昔からペットとして人気の動物です。 ところで彼らが回す滑車、眺めていると、一日中回してませんか? 暇さえあればランニングと、ライザップもびっくりのストイックぶりです。 そこで、こんな疑問が生まれました ネズミは、一日で何m走っているのか そこで今回は、弊社のCTモニターを応用して、検証してみます!CTモニターが何かわからない人はこちら。いわゆる、

IoTなわとびを作って1000回跳んだらドラマチックだった。

こんにちは、春ですね。春は出会いの季節です。いろいろと楽しみですね! ところで、私は普段車通勤です。東京の頃に比べ、運動はおろか歩くことさえもサボるようになり、一冬を超えてじっくりコトコトわがままボディが完成しました。通勤途中のラジオでは最近頻繁に、「冬にびっしりこびりついたお腹の脂肪!これは夏までにどうにかしないといけません!!」などと言いながらお腹周りに貼り付ける真偽の怪しい擬アブトロニック製品を売りつけようとしてきます。 さて、その擬アブトロニックの誘惑を振り切り、

【Part3】Lambda関数を作り、エッジ用に設定する

AWSでエッジコンピューティング環境を作る Part3です。Greengrassの環境を構築できていない方はPart2からどうぞ 【Part2】AWSでエッジコンピューティング環境を作る(Greengrass編) 今回は、ラズパイにデプロイする関数をLambdaを用いて作ります。 デプロイ用に設定しなければいけないことが多少あるので注意してください。 Lambda関数の作成まず、Lambda関数の作成をします。ラズパイではなく、自分のローカルのPCで作業を進めていき

00. 「ゼロから作るIoT」サイトマップ

IoTは「ITの総合格闘技」と言われており、非常に多岐の分野に渡ります。 「あれ?どこを見ればイイんだっけ」となることも多いと思いますので、このマガジンのサイトマップを作っておきます。 概要、全体像☑ 最近流行りの「IoT」ってなに?どう使うの? ☑ 目的別!IoTの有益情報ソースをまとめてみた ☑ エッジ/フォグ/クラウド コンピューティングの違いとメリット ☑ ひとりIoTアドベントカレンダーまとめ ☑ スマートファクトリーを目指して 自作IoT事例☑ IoTで検

Day1. 最近流行りの「IoT」ってなに?どう使うの?

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 1日目の記事です。 "Internet of Things" 日本語にすると、「モノのインターネット」です。なんだかよくわからないネーミングですね。Theory of Everythingみたいな。 今日から始まるアドベントカレンダーでは、クリスマスまでIoTについて力の限り掘り下げていこうと思います。完走したい! 目次 ・IoTとは? ・IoTによって何が変わるのか ・なぜ今、IoTが人気

Day2. 目的別!IoTの有益情報ソースをまとめてみた

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 2日目の記事です。 IoTを始めよう。といっても、何から初めてわからない人がほとんどだと思います。IoTという範囲はめちゃめちゃに広いので、情報収集をするときはきちんと目的をもって行わないと大変なことになります。 そこで今回は、IoTに関わる記事を取り扱うメディアや雑誌を次の5つに分けて紹介します。 【サマリー】 ・事例などは:キュレーションメディア ・プログラムレベルの情報は:実装重視メ

Day3. ハードウェアエンジニアに聞く、センサー選びの要所

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 3日目の記事です。 ある意味IoTの心臓部かもしれません。どうやってデータを集めるか。 そう、「センサー」によって、全体的なアーキテクチャや、ソリューションの根本的な質も大きく変わってきます。 実際にハードウェアを取り扱っているエンジニアに直接聞いて、まとめてみました。下記ラインナップで紹介していきます ・どこでセンサを買う? ・センサを選ぶときの判断基準は? ・センサをテストするときは

Day4. ゼロから作りながら学ぶ電子回路

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 4日目の記事です。 ハードウェアを扱う以上、まず電子回路の基礎知識を知っておいたほうが良いです。 電源を入れると、なぜLEDが光るのか。 電池を逆にすると、なぜ光らないのか? オームの法則やキルヒホッフの法則、ダイオードの性質について、中学の理科・高校の物理で計算させられた方は非常に多いですが、実際に回路を作ってみたという方はその中でも数%しかいないのではないでしょうか。 実際はマイコ

Day5. IoTのバリエーションの源泉『マイコン』のキホン

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 5日目の記事です。 無限に広がるバリエーションの源泉、マイコン。IoTの制御・通信にはなくてはならないものです。今日はすこし高い視点から、 ・そもそもマイコンとはなにか ・様々なマイコンに用意されている基本的な入出力通信プロトコル について書いていきます! (様々なマイコンたち) マイコンとはなにか☑ ざっくりいうと めちゃめちゃ小さいコンピュータ(雑)。必要最小限の汎用性や性能に

Day6. ArduinoではじめてのLチカをしよう!

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 6日目の記事です。まだ購読していないかたは是非よろしくおねがいします! Arduino(アルディーノ)。電子工作をしている方なら、ほとんどの方が知っていると思います。最近では汎用的なマイコンとして、まずはここから入るという方も多いと思います。今回は、Arduinoとはなんなのか。そして具体的に制御できるところまで解説しようと思います。 ArduinoとはArduinoというのは、2つの意味

Day7. Arduinoで温度センシング!入出力をマスターせよ。

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 7日目 まだ登録していない方は、ぜひともお願いします! Day6. では、Arduinoの基本的な使い方について書きました。 しかし、複雑な動作をするものを作れ!と言われても、まだまだ困ると思います。 今回は、値をアナログチックに変えてみたり、センサからの入力を受け取ってみたりといった、数値処理や入出力の仕方について順を追って書いていきます。この辺がわかってくると、入力/出力のつなぎの部

Day8. 『Raspberry Pi』セットアップからはじめリアルタイム温度計を作る!

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 8日目の記事です。まだ登録していない方はこの機会によろしくおねがいします! 「ラズパイ」 電子工作をしている人は、Arduino(アルディーノ)と同じくらい、こいつの名前もよく聞くと思います。Arduinoよりも、もっとPCに近いものです。特徴としてはOSを元に動くので、我々が普段使っているPCとほとんど遜色なく動きます。最近ではWiFiモジュールやBluetoothモジュールも内蔵されて

Day9. 非エンジニアでもシステム構築可能。IoTのキラーアイテム『Node-RED』

ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 9日目の記事です。まだ登録していない方、ぜひともお願いします! 昨日はRaspberry Piを使って、リアルタイム温度計を作りました。 なかなかできることが広がってきて楽しくなってきましたね。 しかし、見ていただければわかるのですが、実際に温度可視化のコードを書いたりするのって、結構大変なんですよ。 ・データの変換/分岐 ・webフレームワークの理解・可視化ツールの作成 ・データのスト

Day10. IoTプロトタイプに最適!『M5Stack』で温度警報器を作る

※ひとりでIoTまるっとチュートリアル Advent Calendar 2018 10日目の記事です。まだ登録していない方はこの機会によろしくおねがいします! ここ一年、一部の界隈で人気が急上昇中のM5Stack。今回はその人気と使い方に迫ります! 目次 ☑ M5Stackとは ☑ 楽しい!充実の周辺機器たち ☑ Arduino IDEを使ったローカル環境開発 ☑ M5Cloudを使ったクラウド上での開発 ☑ 便利な周辺機器 M5stackとはM5Stackは良い。