日常と非日常

J-WAVEの番組で青木理モデレーションによる平野啓一郎によるトークを聞いた。

今回の新型コロナウィルスの一連の動きを、束の間の非日常であり、再び日常に戻ることができると誰もが思っているのではないか。

けれど、ここ数年を振り返ると、SARS、MERS、新型コロナウィルスといった、新しい感染病が比較的短い間隔で現れていること、また、毎年夏の終わりに大規模な自然災害が発生していることから、日常と非日常が交互にやって来るものであると認識する方が良いであろうとのことであった。

いつ非日常がやって来ても対処できるように、日常のインフラを再整備することを提案していた。確かにその通りである。リスク管理と呼んでもよいであろうが、より広範にわたって、発想の転換が必要であろう。

日常を当たり前と思うことは止めよう。振り返れば、311の後、我々は同じ言葉を発していなかっただろうか。学びが足りていなかったのであろうか。今回の危機から学ばねば、いつ学べるのであろう。

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