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午前一時の過客
2021年11月6日 16:29
午前一時。日頃、それなりに刺激的で、クライマックスを迎えたり、ストレスを抱えたりする一般人の僕は、たまにふとした瞬間、宇宙の外側に視線を飛ばされる。そこではただただ小にも満たないような存在を認知して、これが僕ということの何よりの自覚と、同じくらいの無意味さを感じて今日も言い訳を始める__どうでもいい。こんなしょうもない物体が意識というものを定義してそれに則っていろいろ行動してようが、結局し
2021年9月13日 18:30
午前一時。そういえば、昔小学生のときに、秘密基地を作っていた山があった。近くには駄菓子屋とさびれたバイク屋。いつも自転車で向かっていたところに、車に乗って行ったんだ。そして、目の前の現実にまた、言い訳を始めたんだ___とりとめのないもの、という言葉がある。わざわざ言わなくても、ものはすべてとりとめがないのに。でも、事実忘れていた。まっさらだった。ブランコを作った木、見張
2021年9月12日 22:40
午前一時。日々が川のように無常に流れて、その要素は必ず変わっているはずなのに、依然として川であるということに。どうしようもない人生を見た気がした僕は、流れに逆らおうとまた、違いを生むために今日の言い訳を始める__『人間は常に幸せになるために行動する。それがたとえ自身を殺すことであっても』__というのは、だれの言葉だったか。本当に思い出せないが。電子の網に言えばすぐ引っかかるだろうが、つ
2021年9月6日 21:33
午前一時。働きはじめ、一日の流れがわかるようになった。起きて、食べ、座り、食べ、座り、食べ、浴び、寝る。時間があっても、結局座っているだけだ。休日も。起きて、食べ、 食べ、 食べ、 浴び、寝る。休みというただの空箱の中にいる。明日も、明後日も、しあさっても、何年も、何十年も、そして、死んでいく。毎日、クライマックスのない映画を何十周もみるような。僕はヒーローでも