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女子高生がITエンジニアを目指した話

どうも!いまです。

タイトルだけ見ると私が現在進行形で女子高生のようですが、普通の24歳です。ごめんなさい。私は高校生の頃にITエンジニアを目指すことを決めました。その時のエピソードを残していきたいと思います。

授業で触れたプログラミング

題名の通り、話は高校時代まで遡ります。

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私の通っていた高校では2年生になると学科を選ぶことができ、先輩から「クーラーの効いた部屋で遊べるよ!」と噂を聞きつけ情報科を選択しました。そこからの2年間はブラインドタッチの練習・エクセルやワードの操作・画像/動画編集やモデリングの勉強など、新鮮な授業が多かったですが、情報科の中で唯一の筆記科目は、ITパスポートという資格取得のための授業でした。私は最初からビットって何?なんで1+1が10になるの?とはてなだらけで一番嫌いな授業でした。(結局ITパスポートは取得できずに卒業しました。笑)

3年生の卒業研究で、私は友達となぜかAndroidアプリを作ることになりました。結論から言うと、大失敗しました。与えられたオンボロノートパソコンはeclipseを起動するまでに2時間かかる、先生達もプログラミングは本職ではないため有識者がいなく環境設定が全く進まない。テキスト見開き2ページ程度の電卓アプリを作るのに半年程かかった挙句、先生達が見守る研究発表ではアプリは全く動かず私たちの青春は終わりました。私がこの半年で得たプログラミングの知識は「終わりに;をつける」ということだけでした。

ITエンジニアの道を選んだきっかけ

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進学に悩んでいたタイミングで、先生から隣県の情報系専門学校を勧められました。元々ウェディングプランナーになりたかった私でしたが、「卒業研究をやっているあなたを見てITに向いてると思ったんだよね」と先生に言われ調子に乗ってITへの道を決めてしまったのです。完全にノリと勢いでした。

ただ心のどこかで、完成させられなかった電卓アプリへの後悔があったのは事実で、半年も時間を費やしたのに動かない上に何も学べなかった悔しさ、これが今の私を作り上げたきっかけです。

正直、今でも本当にエンジニアに向いているのか悩む時がありますが、そんな時に「セミコロンしか知らなかった私がこんなに出来るようになったじゃん!」と自分を鼓舞しています。

専門学校での生活

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結局、私は晴れて情報系の専門学生となりました。新生活に胸を踊らせていたものの絶望的な男女比に最初は驚き、間違って男子校に入ってしまったかと思うほどでした。最初は話しかけても貰えなかったものの、意外となんとかなってしまうもので、最終的にはいい友達と巡り合い、いい経験をすることができました。勉強の方は友達に課題を手伝ってもらい、上手に生き抜いていました。基本情報技術者試験はギリギリ合格できたのが唯一の救いです。余談ですが、学生生活の中で一番充実していたのは専門学校だったと言えます。

先生の言葉で「コンパイルが通った時に喜べるやつは、エンジニアに向いている」というのがすごく印象的でした。コーディングでは何度もコンパイルエラーを出して周りに助けもらっており、なんで自分はできないんだろうと悔しく辛い時間でした。その分、自力でコンパイルが通った時は何よりも嬉しかったです。こうして自分はエンジニアに向いていると言い聞かせてここまで来ました。

就活の季節になり、ここまできたからにはエンジニアになるしかないと腹をくくった私は憧れの東京で働くことを決意しました。上記の通り、なんとなく成績はいいけど実力の伴わない私が、エンジニアという道を選択していいのだろうかという迷いはありましたが、やっぱりノリと勢いでしたね。

最後に

女子高生がITエンジニアを目指したきっかけは、分からないものへの悔しさでした。そしてそれを原動力とするノリと勢い。若さでしたね。そして改めて振り返るとこんなに出来が悪くてよくエンジニアを目指したな、という感じです。

今回は目指すきっかけを書かせて頂きました。就職した私が実際に男社会でどう生き抜いているかというはこちらで書いていますので、興味がありましたらぜひご覧ください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。是非、また読んでいただけると嬉しいです!


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