表紙3

絵は自由に描いたらいいよ♪ ただし、条件があります。[note0005]

今回のタイトルを見て、絵を描くのが面倒だなぁ。
とか思われるかもしれません。
今日のお話しは、
「絵の仕事は難しいけど、あなたが思っているほど難しすぎるわけでもないので、楽しんでできますよ。」
ってお話しになります。


絵は好きなように描こう!

基本的には、絵は好きに描いて良いと思います。
表現は自由です。
好きな絵を好きな時に描く。
それが楽しいなら、それで良いです。

誰にも縛られず、形式にも縛られずに、ただただ自由に描く。
こんなに楽しいことは他にないかもしれません。
それだけで満足できる人なら。


自分だけで満足できますか?

けれども、段々そうではなくなってくることがあります。


「誰かに見てもらいたい。」
「自分が絵が上手いかどうか、自分の絵を見て、他人はどう感じるのだろう。」
「この楽しい絵を仕事にしてやっていけたら楽しいだろうなぁ。」

など、こんな気持ちが生まれてきます。

考えてみてください。
こうなってくると、もう自分だけではなくなります。

・絵を見てもらう誰か
・絵を買ってくれる誰か
・何かを感じてもらう誰か
・絵を使ってくれる誰か

その誰かが、1人であろうが大人数であろうが、自分だけではないことがわかります。
この誰かが加わることによって、何が変わるのでしょうか。


自分+誰か=完全な自由ではない

まず、誰かが加わることによって、その誰かが反応してくれる必要があります。

・絵を見て感情を動かす
・絵を見て感想を言ってくれる
・絵を見てその絵を欲しいと思ってくれる
・絵を見てその絵を買ってくれる
・絵を見てその人に仕事に使用したいと思ってくれる

など、自分がしてほしい行動に対して、相手にしてほしい反応が沢山あります。
この反応って、自分が自由に描いた絵でしてくれるものでしょうか?

中には、たまたまその人の気持ちを揺さぶる絵だった。
そんなこともあるかもしれません。
でもそれはレアケース。珍しいことである可能性がかなり高いです。

そんなレアケースがいきなり多数あるような天才や、幸運の持ち主であれば、今日のお話しは意味が無いかもしれません。
そういう方は、すごく楽しい生活を続けることが出来ることでしょう。
絵を仕事にしたいと思う誰もがそれを望んでいることでしょう。

厳しい言い方をすると、レアケースはないと思ってください。
つまり、自分から相手に行動してもらえるように行動しなければならないのです。

こうなってくると、一旦自由ではなくなります。

「じゃあ、もう絵は描かない。」
「自由に描けないなら楽しくない。」

そう思われる前に、もう少しお話ししますね。


絵を描く相手がいる場合どうすればいいか

反応してほしい相手がいる場合、どうすればいいか。
答えは色々あるかもしれませんが、【きちんと伝える】もしくは【きちんと伝わる】これが大事です。
一旦これだけを意識すればいいと思います。

例えば、
「自分の絵を見て、楽しくなってほしいなぁ」と思うとします。
行動としたら、相手が楽しくなるような絵を描く。
これだけです。

「なーんだ。めちゃくちゃ簡単♪」と思った方、これでは足りないんです。
これでは、
「どこかの誰かが楽しく思ってくれたらいいなぁ」という、相手がいない自分勝手な絵になってしまいます。
相手を意識してるはずなのに、相手がいない絵になってしまいます。

もっと伝えたい気持ちを込めないといけません。


相手に伝えたい為の絵

例えば、結婚のお祝いに友人に絵をプレゼントしたい。
こういう時に、
自分の絵の技術をふんだんに使った凄い絵をプレゼントってしますか?
それよりも、その相手の結婚や、そのお二人に合うような絵をプレゼントしたいですよね?

相手にふさわしい絵
相手が求めているであろう絵
相手が喜んでくれるであろう絵
相手がその時に喜んでくれるであろう絵

こういう絵がいいのではないでしょうか。

ここで伝えたい気持ちは、
「結婚おめでとう」だったり、「いつまでもお幸せに」という気持ちだと思います。
それを表現するのが、絵をプレゼントする側の行動だと思います。


誰にそれを伝えるか

話しを戻しますと、「自分の絵を見て、楽しくなってほしいなぁ」という絵。
これは、誰にそう思ってほしいのかが必要になります。

その相手が、友人なのか、恋人なのか、家族なのか、仕事場の上司なのか、それとも自分のファンなのか。

相手が1人の場合、わかりやすいと思います。
友人であれば、その友人の好きなものなどを考え、その好みに合った、好きそうな、楽しくなってもらえるような絵を描けばいいのです。

難しいのが、相手が複数の場合ですね。
その場合は、共通点を探すことが重要です。

例えば、家族の場合。
家族全員が楽しかったこと。
旅行でもいいし、キャンプ、もしかしたらみんなでご飯を食べることかもしれません。

もう一つあるとしてら、みんなでこれしたいなぁ。とか話していることでも良いと思います。
要するに、みんながこれしたら楽しいだろうなぁって思えることです。

こういうことが分かれば、描くことは絞られてきますね。


自分のファンには好き勝手描いても良いんじゃないの?

ここまできて、
「自由に描ける方法が見つかった!自分のファンができれば、後は好き勝手自由に描けるし、相手も喜んでくれる!」
こう思う方もいるかもしれませんね。

これもレアケースなんです。
ファンの方は、今までのあなたの作品や行動、そしてこれからのあなたの作品や行動に期待してファンになってくれています。
もしその作品や行動が、自分が好き勝手に行動することによって違ってきたら?

ファンの方は、思ってるのと違った。違う方向に行ってしまった。と、思う方が増えていきます。
そう思われてしまうと、あなたのこれからの作品や行動に興味がなくなってしまいます。

そうならないようにするには、
ファンの方にも共通点があって、その共通点を見つけて伝わるような絵を描く。
これが必要になってきます。

ちょっと逆を考えてみてください。
あなたには、その人が何をしても、例えどんな作品を作っても、方向性が変わっていったとしても、自分は確実に好きでいられる。
と、思えるようなアーティストさんがいますか?


相手に描く絵を縛られてしまうのは嫌なこと?

完全な自由な絵は、相手がいると描くことが出来ません。
これって駄目なことでしょうか?

自分で絵を楽しんできただけの人には、聞こえはよくないと思います。
だけど、相手を想って描いた絵が、相手に喜んでもらえた。
こういう経験をした人なら、絵を描いてて良かったって気持ちが分かると思います。

1人で楽しんでいた頃とは違う楽しさ、喜び。
これを1度経験してみてください。

そして、【相手に伝わる絵】この枠の中で、精一杯の自分を表現することは悪くないと思いますよ。


絵を描くことに対して、【自由に描く楽しさ】を知っている方。
そこに、もう一つ【相手に喜んでもらえる喜び】を加えてみるのはいかがですか?


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