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ここだけでしか書かない内緒話<月3〜4回配信/文字数で変動>

★月3〜4回の配信予定/文字数で変動★ 作家のお仕事、それまでの日々、テレビ出演、アイドルプロデュース、仕事の裏話、過去のこと、今のこと、人生についてなどなど、思っていたけど言え… もっと読む
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#哲学

地震の日の会ったこともない自分

地震が怖い。 地震がおきた時や思い出した時には強く思う。 そうじゃない時も、ずーっと意識のどこかに「地震が来たらこわい。来たらどうしよう」というのがあるはずだ。 そこを起こしたら、無限にいろんな怖いことを想像できるのであえて無意識と意識をふわふわいったりきたりさせながら、浮かせているという感覚。 現実逃避にように聞こえるかもしれないが、実はこれこそがリアルにいつも有事を考えていることなんだと感じている。 東日本大震災から徐々にそのリアルさは育ってきた。 311のあ

性格変える努力より時間の使い方を変える

「人生って、なんでこんなやらなきゃいけないことがあるんだろう。時間があっという間に過ぎていく」 そう思い始めるとストレスにきりがない。 「なんでこんなにやりたいことがあるんだろう。時間が足りない」 そう思うと、なんだかむずむずと浮き足立つような悪くない焦りが。 ただ、どっちにしろ “なんか時間が足りない” というふうに感じているのは一緒。 そこをクリアしたいなあとずっと思ってきた。 ただ、私は割とのんびりやで朝の起動も遅いし、合間合間に一杯お茶を飲んでボーッと

突然現れた自称不死鳥からの伝言

ものごとって “誰が” “何を” どの”タイミング”で 言うかなんだなあということが、しみじみ思うことが人生ではあります。 これはべつに直接でなくても、本でもテレビでも街の広告でもふいに出くわすことがバチーーーンと自分にはまることがある。 ここ最近そういうことがいくつかあったので、マガジン読者の皆様へ、その大切な言葉をお渡しするべく綴りますね。 これは、1日でも早く届けたほうがいいお話だと今の私なら思えるようなことです。 なのでさっそくスタート。 つづき ↓

辛いことは本当に人生の肥やしになるのか

過去にあったあれこれを、だいぶ時が経ってから あれは辛かった こんな酷い目にあった 許せないと思う トラウマになっている 誰かに知ってもらいたい というようなことを語られている方々のことが雑誌やテレビやSNSや、なんらかのメディアで語られているのを目にする。 正直なことを言えば、以前はそういうことがピンとこなかった。 #Me Too なども、正直モヤモヤすることも多々だったり。 でも、今頃になって、自分の経験を通して理解できるようになってきた。 人生で、理不尽なめ

私の人生の締めくくり

40代最後の日。 もしも100年人生だとして。 私の祖母が104歳まで生きたので、一応ずうずうしく見積もって生きたとして。 今、半分を迎える。 どうやって私は、人生の半分を締めくくるのだ……。 そう思いながら、独特の感覚でこの10日ばかり過ごしていました。 こんなに終わりを意識したことはなかったってくらい。 そして、思いがけない形で締めくくることになったのでありました。 マガジン読者の皆様へ向け、さっそくそのことについて語りたいと思います。

作品の後ろで起きること

とても悲しく、辛いニュースを聞いて、ずっと考えていた。 考えていたというより、自分の奥にしまっておいたもの、なかったことにしたものが滲み出てきて、それで自分が悲しいとか悔しいとかいうより、旅立たれた芦原妃名子さんを思うと、ほんとうにやるせなくなる。 先にはっきりお伝えしておきますが、私はここで、誰が悪いとか、どこに責任の所在があるんだとかいうことを語りたいのではないです。 私は、原作の立場でお仕事をすることもあるし、原作をお預かりして作品にするお仕事をすることもあ

「生活」は見た目に出るという事実

どんなにとりつくろったり、付け焼き刃で頑張ったりしても生き方は見た目に出るっていうけれど。 ただ「生き方」っていう部分が実のところピンとこない。 "生き方" って、あまりにも長尺だし、範囲も広すぎる表現。 それを「生活の仕方」というふうに言い換えると、急にリアルさが増して体感を伴い出します。 生活の仕方は見た目に出る。 そう思うと、急にヒュッと背筋を伸ばしたくなるんですよね。 そして、自分のことでもまわりのことでも心当たりが多々。 先日も「生活の仕方は見た目に出

本当のことが話せる日

またこの日が来ました。 この日、このぐらいの時間にここで記事を書くことが私にとっては恒例となっています。 年を越す数時間前にしか思えないこと、言語化できないこと、この勢いで言っちゃえることってあると思うんです。 今日しかとれないお魚、みたいな感覚で綴ります。 フォロワーの皆様、そして、たまたま通りかかって読んでくださった皆様、ありがとうございます。 このあとマガジンの皆様への記事になるので、ここで一旦お別れになる方々に、先にご挨拶させてください。 私に少しでも興味

私まだ回復せずだけどでも

けっこう、正直に、まあまあ踏み込んで書いていると自分では思っているこのマガジン。 この年の瀬に、今回はもう一歩自分から進んでみようかなと、ふいに私になりに思いました。 なんでもかんでも分別なく下品に正直である、デリカシーもなくリアルであるというのは、個人的にはあまり好きではなく、SNSやyoutubeでの生々しい、でも演出された人生の切り売りにも「うーん」と思うこと多々。 でも、うっかり「え!」とか思って、時々見ちゃうこともあるし、そういうところ、人間ってえげつないよな

だらしなさは感染る

できれば丁寧に生きたい。 そんなふうにいつも思う。 昔から憧れの雑誌『暮らしの手帖』に出てくるみたいな、華美ではないけれど丁寧な、コツコツとした、工夫が散りばめられた、ふわっと明るい暮らし。 憧れる。 そしてそれはなかなか手に入らない。 そういう暮らしって、今日始めてすぐにそうなるわけではないから。 毎日毎日落ち葉を払うような、またはミルフィーユのように薄く丁寧に重ねていくようなことを自発的に楽しく続けて、いつしか手に入るものなのかもしれない。 だったらやればい

好きになって本当によかった

人生って捨てたものではない。 変わるからだ。 その中のひとつが、嫌いから好きになるものが時々あるってこと。 その何がきっかけになるかは、思いがけないことだったり、ちょっとしたことだったりするけれど「あんなに嫌いだったのに、今は好きなんだよねー」ということは時々だけれどある。 これは、人からもよく聞く話。 前はぜんぜんダメだったんだけど、今は大丈夫どころか好きになった。 そんなふうに言う時のその人は、いつも少し不思議そうな懐かしそうな余白のある顔をしていて、それは見

持ち家か賃貸物件か

家やマンションを買うか、賃貸物件に住むか。 今どちらであっても、どっち派か、理由はどうしてか、そんな質問をいただいた。 他にも、まわりが家を買ったり、家庭を持ったりすると、自分はこのままでいいんだろうかと不安になるという相談をいただくことがある。 私もこの年齢なので、まわりに家やマンションを持っている人たちがいるし、家族でわいわい暮らしている人たちもいる。 家庭を持つとか、家を買うとか、一人暮らしをするとか、賃貸でいくとか、それが全部どんなふうな世界観であるとか。

人生の毛細血管をつくる日々

まだ今年もあと1ヶ月以上あるのに。 大袈裟ではなく、この1年は、なんだか3年分ぐらいの体感があるほどに色々なことがあった。 去年まで毎年 「え、もうすぐクリスマスシーズン?」 「11月終わるの?」 「やばい、今年やり残したことは!?」 などと、いちいち驚いて焦っていた。 もう何十回も「1年」をやっているんだから、そろそろ慣れろよと思いながら、毎回。 昨年も毎年毎年のその焦りについて書いたような気が。 来年も同じことを言っているんだろうなあと予想していたが、まさか

最近、なんかいろいろ不気味だ

「最近、なんでこんなに電車や道で嫌な態度なの? なんでみんな殺伐としているの?」 というような言葉を本当にあちこちで聞く。 それもなんというか、男女ともに、いかにもなヤカラ風味人や、どぎついキャラクターの人がそうだというわけではなくて。 「すごく普通っぽく見える人なんですよ」 「おとなしそうに見える人なんですよ」 「舌打ちとか一生しなさそうな人なんですよ」 「コンサバっぽい女性だったりするんですよ」 「まじめそうでスーツ着たおじさんだったりするんですよ」 みたいな話を