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sisi図鑑 25回目 Cな時代の新たな出会い

こんにちは!バリ島発オリジナルバッグ sisiの生島です。

久しぶりのsisi図鑑です。 sisiとは↑にも載せていますが(こちらは日本向けオンラインショップです)2000年にバリ島・ウブドで始めた布バッグのお店です。 この「sisi図鑑」ではsisiにまつわることを色々ご紹介しているのです。

さて、8ヶ月ぶり?の「sisi図鑑」は前回の24回目(2020年11月)に引き続き世界中をどんよりさせている「コロナ」の状況でこそ出会えた場所、人について。
こんな状況、「出来ないこと」に落ち込んでガックリすることも多いですよね。でも、きっとみなさんもそうであると思いますが、それは2020年に多く、今年は「それにもちょっと慣れて来た」感があるような。

それでも、なかなか新しい出会いなんてのは少ないのではないでしょうか?

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↑さて、これはなんの葉でしょう?

私はおかげさまでこの時期にバリ島に居る事が出来たことを本当にいつも感謝しています。それは有難いことに私自身、そして家族が元気だということも大きいのですが。

こんな時期にもインドネシアの中、バリ島の中を自由に動き、今まで目が向いていなかった場所、気になっていても行けなかった場所に行き、素晴らしいもの、人に会う機会がたくさんありました。

今回はその一つ「茶園」です。

そう、先ほどの写真はお茶の木そして葉です。バリ島中部のJatiLuwihはバリ島のほぼ真ん中に位置する「世界遺産」にも選ばれた「棚田の美しい景色とスバック(水利システム)」が広がる場所です。

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そこにあるインドネシア人男性 ワワンさんが営むゲストハウスとオーガニック茶園。

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車を置いてから彼の家&農園までは徒歩。(慣れてるスタッフさんたちはバイクでこの道をぶんぶん。初めてワワンさんにお会いした日はバイクでそのままうちの息子を乗せて。

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私は去年から『生島商店』という面白いこと(?)を始めました。

10年以上前から「米麹」を家で作り始め、それを使ったお味噌やお醤油、塩麹などなどを自宅用にまたは経営するカフェ数軒のために作っていたのですが(ウブドのオーガニックなカフェなどからもオーダー入り始めていました)、それを去年からこの『生島商店』(ikushima store)という名前で本格的に始めました。もともと「飲食」の仕事を日本で関わっていたのもあり、経営ももちろんながら「食材」がとても気になる。

この、インドネシアを、バリ島を離れられない今、では、逆にインドネシアに、バリ島に目を向ければ!

お茶は以前から気になっていました。皆さんご存知でしょうか?インドネシアは有数のお茶産出国なのです!西ジャワにあるお茶所をいつか訪れたいなぁ、と思っていたら なんとバリ島で作っていらっしゃる方が!(5年前から。あぁ、私がお茶のことを気にしてた時はまだされていなかったのか。ちゃんとタイミングってうまくやって来るんだな。ワワンさんはそのお茶所出身)

インドネシアは、第二次世界大戦前までは旧オランダ領東インド諸島として、インド・セイロンと並んで
紅茶の一大生産国でした。戦争のため茶園は荒廃しましたが、近年ジャワ島とスマトラ島を中心に生産が
増え、生産量・輸出量とも世界第4位になっています。インドネシアの紅茶は、セイロン紅茶に似たものが
多く、水色は明るく、香りも新鮮でマイルドですが、ややコクが不足しているため、主にブレンド用や増量
用に使用されます。
                        伊藤園ホームページより

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たくさんのお茶を試させていただき、お手製のカリッ、トロッのピサンゴレンも。 

夫は埼玉のお茶所「狭山」出身でお茶の仕事にも6年携わっていたのもありお茶(日本茶)が大好き。ワワンさんと尽きない「お茶話」

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こんな絶景のもと作られるお茶が美味しくないわけない!

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作られているお茶は「アッサミカ種」と「シネンシス種」。紅茶、烏龍茶、煎茶などを作っておられます。

私は前から作りたかった「ほうじ茶」用のお茶をが欲しく、夫は煎茶に夢中。

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お茶作り体験も。「日本の煎茶のように色が出ないのは蒸しが浅いからかな。少しだけ長く蒸してみません?」という夫の提案で少し長めに。左のお父さんが東ジャワJemberの出身の方で、「先月行ったんだよ!」と大盛り上がり。 彼はいろいろなホテルやVillaのプールを作ってきたプールのプロ✨と。なんでも作っちゃうそうで、私たちが歩いて来た、あの農道の滑り止め「バンブーの道」もこの方が。いやぁ、素晴らしい!!!

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面白いものがいっぱい!こちらではランチも前もってお願いしていたら頂けます。ひとつひとつ作り置きされることなく手作りなので1時間ほどかかります。(もちろん作り置き、の街のナシチャンプルも大好き♡)

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2回目行った時は雨がシトシト。降ると乾季のこの時期はとにかく寒い!前回お部屋の片隅にあったあれ、が気になって。きっと泊まると夜はアレを楽しめるんだろうなぁ、と「アレ良いですよね」と言ってみたら、なんと!

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つけてくださいました、暖炉〜〜!

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トランプまで出してきて、もうこの前を離れられない寒がりの私!

実はこの近くには幾つかの「温泉」があり...行き帰りにそこに寄っても良い。そのご紹介はまた後日。

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見てください!ウブドに帰ってから少し作ってみた試作!

ワワンさんのところのお茶とすぐ近くの「世界遺産」の棚田で作られた赤米の「ほうじ赤米茶」です。 もう少しお茶を煎っても良さそう。

お味は、あの雄大な景色、それも曇ってシトシト...めぐみの雨が大地に降り注いでいるのが目に浮かびます。 疲れた心と体をシミシミ〜、っと癒してくれる香ばしい、そして幸せな味です。

あぁ、出来た。

バリ島の材料を100%使って、日本の知恵とのコラボレーションです。

『生島商店』に新たな定番が出来ました。う、嬉しい!

そして...sisiでも日本のお客様に近々ご紹介&販売出来そうです。

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