半平太

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最近の記事

日々、抜き打ちテスト。

玄関を出ると、抜き打ちテストがはじまる。例えば、、 ①朝の通勤電車 いつものように電車に乗る。今日は運よく席が空いている。自分が座る席も一つ見つけられたし、隣には誰もいない。快適な通勤時間を送れそうだ。列車が停まる。まだ2駅目。あと5駅もあるのか。スマホに目を戻す。ふと、入り口から入ってきた親子2人を目の端で捉える。自分の周りはどこもかしこも一席づつしか空いてない。鴨川のカップルみたく、きれいに等間隔だ。自分が1席横にズレれば、あの親子は並んで座ることができる。ふむ。よ

    • 「ついつい」病と諸行無常

      朝の7時。今あなたは起床して朝の情報番組をみている。あなたはこれから顔を洗い、歯を磨き、ご飯を食べて服を着替えなければならない。しかし何故だか分からないがすぐにやるべきことを行動に移すことができない。 もしここで、いや行動しろよって思う人はこの記事を読む必要はない。あなたはまだ「ついつい」病にはかかっていないようである。しかし、もしも例のような状況に共感を抱いたならば、あなたは「ついつい」病の疑いがある。そういう方はこの先の記事を読むことをオススメする。この先には筆者なりの

      • ルーシー・サッチマン『プランと状況的行為:人間-機械コミュニケーションの可能性』①

        前回のnoteでは論文の原稿を仕上げることの苦しさを書いた。あれから次のnoteを投稿するまでの間隔は空いてしまったのだが、毎日論文と格闘していたことを思えば仕方なかったと思う。 正直にいうと、このnoteを書いてからやる気がみなぎり毎日少しでも進捗が進んでいた。そのためいつもより余裕もあった。けれど、それでも締め切り最後の夜は睡眠時間を削って書き続けることになった。論文執筆の時間配分って難しいよね。でも前回よりも成長した自分を褒めてあげたい。 さて、今回のnoteは自分

        • ストイックなのに怠け者

          周りと比較してみると、私は自分から進んで妥協できないということに気づいた。それは恋愛だったり、商品選びだったり、さまざまなことにおいて当てはまるのだが、今回は大学院生らしく論文の執筆過程を例にとろうと思う。 例えば論文を書くとき、禿げるまで悩んで辿り着いた暫定的な論文の結論(プロの研究者もそこに落ち着いているような)に全く納得できず、さらなる高みを目指してしまう。それ以上を望める能力も資質も備わっていないのに。気づけばまた無謀な旅に出ては自分の能力に絶望する。繰り返される無

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        • 文献要約
          1本