Ikumi Watanabe

Ikumi Watanabe

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手が

互いに、これが最後だと心でわかっていながら振る手に、笑顔

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    • ふとした時に信じられない、また今日も

      今いる会社、というと少し固く限定的だが、ここに所属できていることが本当に幸せだ。 これは自分にとってはあまりにも大切な感情。 幸せだなんて簡単な言葉でまとめて陳腐さを感じるが、このストレート具合が今はぴったりだ。 感じたことのない喜びをぶつける先がわからず、とりあえず言葉を残すための場所に書いてみる。 いてもたってもいられない時、私は何かに残そうとする。それは絵であったり、こうして言葉にする時も。 憧れていた人が目の前にいる ふとした時にまだ信じられない 行動した自分

      • 必要のない、不必要な

        瞬間的に記憶を飛ばせればいいのに、というような、どうしたって無理なことを、人は本気で願ったり、願わなかったり 後に振り返っても必要のない感情は、言葉の通り必要なく、生まれなければいいのにと、ただ思う 対処できぬこと ただ思う 星がよく見えたのに、静かに

        • かっこいい人

          昔からいつだって、 早く走る人はかっこいいし、 歌がうまい人はかっこいいし、 知識のある人はかっこいい。 新宿 雑多な夜の新宿の街で路上ライブをする若者たち。 中には若者ではない男も。 何人もの歌い手を横目に通り過ぎた。 1人だけ、通り過ぎても心に響く声で歌っていた。 幡ヶ谷 おそらく教養をしっかり身につけているであろう彼は、あれよあれよとその国の地理や歴史、自分の意見を喋っていた。 「ちょっと話しすぎたわ、ごめん笑」 と、笑う笑顔がまた素敵だ。

          サックス

          今私の目の前で歌詞を書いている青年がいる。 サックスのメロディーにのせて。 この音を聴きながら私は絵を描きたいと思った。 同じ音を聴いて歌詞を書く青年と、絵が描きたくなる私。 自己表現する意味を考えたけど、あまりわからない

          一味違う朝の日差し

          休みの日の朝のことを考える前夜、前々夜、そのまた前々夜が好き その午前8時から12時を迎える前までの時間がどう充実させて過ごしても、あるようでなかったような気持ち 別に寝てたっていいのに、朝を、日差しを感じようとする 「あ、まだ午前中かー」 と思いたい Bakery shopに行き選ぶ行為は自分にはヒーリング効果あり 散歩しようとも、行き先を決めたがるこの癖は自分の日頃からの思考がよく反映されているなと思う

          一味違う朝の日差し

          料理は動詞?

          東京に越してきてから、いや越す前からなんとなく気付いてはいたが、料理が好きだ。 ここにきて趣味が増えたか? 割とまじで好きだ。 まだ卵を綺麗に扱い余り物でちゃちゃちゃっとには及ばないが、作る工程から食べ終わるまでが最高に楽しい。 なんならスーパーも大好きだ。 家の近くのスーパーが高いことに気付き、他のスーパーや八百屋を探っている。今のお気に入りは通勤路にある1階がレジで地下が売り場のスーパー。価格と品揃えがタイプ。 今まで和食にそこまでそそられなかったが、料理をほぼ毎日

          料理は動詞?

          身体の破片が再形成されたような

          どうにも切り替えがたい今年の気温変動。 急に寒くなるもんだから、まんまと体調を崩した。 喉が焼けたように痛くなりいつもの扁桃炎かと思いきや、珍しく普通の風邪。熱こそ出なかったが頭はのぼせた感じ、安静にしていたい。 とはいえ家に篭りきりでは余計に気が落ちるので、体内の空気を入れ替えるために散歩に出た。 少しの運動と冷たくなった風に頭がスッとして気持ちがいい。 近所の建物の3階、ギャラリーがあるのは知っていたので初めて上の階へのぼった。 するとギャラリーのすぐ手前、見たこと

          身体の破片が再形成されたような