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ikumadoは1人目の育休中の孤独が原点

なぜ私がikumadoを始めたか。それは1人目の育休で「自己効力感」をなくしたときが、人生で一番つらかったからです。

仕事大好き&プライベートも充実していた「母以前」のわたし

仕事にはまってました。毎日起こるトラブルや課題を仲間とクリアしつつミッションを達成することが、向いていたと思うし楽しかった。正直、私はリクルートで特別活躍していたわけではありません。でも、情報を探すユーザーと発信したい企業の接点を見つけて結びつけるというビジネスの根幹が好きでしたし、「機会を自ら創り出し、機会によって自らを変えよ」という生き方も好きでした。

また、自分の気が済むまで残業して、そのあといろんな人と飲みに行くのも楽しかったし、週末は冬は毎週競技スキーのキャンプに行き、夏は毎週Clubで朝まで踊っていました。まあ、人生を謳歌していたわけです。30歳で結婚した後はさすがにClubは行かなくなりましたが、スキーは行っていたし、夫も仕事人間なので、終電まで働いてから待ち合わせて焼き鳥食べてマッサージ行って帰る、みたいなことをしてました。まあ、人生を謳歌していたわけです。

社会から必要とされない、子育てスキルない「母以後」に自信消失

ところが。。子供を産んで実家から帰ってきて、新生児と2人で過ごすようになって、ある日気づきました。その日に発した言葉は、コンビニで「これください」って言った一言だけ。それまで、打ち合わせや会議、取引先との電話、ランチや飲み、毎日誰かと話していたのに、だれとも話さないって、何、別世界?パラレルワールド?くらいの衝撃でした。流行りの転スラ的に言うと「転生したらハハだった件」みたいな感じw。

なんか新生児はちっさすぎて超不安だし、泣き止まないし、寝ないし、家事はきらいだし、やってもだれも認めてくれないし、とにかく誰とも一言もしゃべらないとか、ありえない。夜中も眠れないし、これは眠らせてもらえない拷問では??? たまーに誰かと会う予定が入っていると、その日に限って自分や赤ちゃんの具合が悪くなったりして、とにかく自分でコントロールできることが全然ない。自分は結構仕事できる人だと思っていたのですが、今まで積み上げたスキルがすべて通用せず(むしろ何か達成しようと思う気持ちが焦りになって邪魔w)すっかり自信を失ってしまいました。

仕事したい誰かに必要とされたい気持ちをだれにも話せなかった

ちなみに、夫はそのころ激務で早朝から深夜まで働いており、この上夜泣き対応させたりとか、つらいと相談したりとか、できない感じでした。仕事が忙しいときの気持ちわかるし、話してもどうなるものでもないしと思って、私からも相談しなかった。実家の母は専業主婦で、わたしの孤独や焦りは全然理解してもらえなかった。そして、平日昼間に話をしてくれるような友達は誰もいませんでした。だって、今まで10年も会社の人以外とは平日話してこなかったんだから、当然です。少しずつ近所にママ友はできて、子育てスキルは聞けたけど、仕事人としての自分が失われている焦りは話せなかった。

オンラインで距離関係なく同じ気持ちの人をつなげたい

だから、育児をしながらもキャリアの話ができる場をつくりました。それがikumadoです。自分の育休から12年もたってからikumadoを立ち上げた経緯はまた次回。読んでいただきありがとうございました!


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