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外の世界へ善きことを働きかける

ふと
気になっていた料理家の枝元なほみさんとビッグイシューの方が読者の相談にのる本を読みました。

ビッグイシューとは
ホームレスの方が、雑誌を自分で売る事で生活費を自分で稼ぐというシステム。ホームレスの方への経済的な自立を作り出す支援として始まりました。
もう始まって長いと思います。


私も、昔
四条河原町の交差点でオバマ大統領が表紙の時のビッグイシューを購入したことがあります。
その時販売されていた方はぶっきらぼうな話し方だったけど、ありがとよ。みたいな雰囲気が感じが良くて記憶の余韻に残っています。
雑誌の内容も個人のインタビューが載っていて面白かったです。

最近、塞ぎがちだったので外に出て誰かの役に立つということを心がけていたのだけれど、

その本の中に

悩んでいる若者に向けて伏字の方が答えたことがとても心に響きました。


細かくは購入して読んで欲しいからはしょりますが

その方は悩む方にたいして。

何か良い行いをしたらどうか?と答えていました。


その方がゆうには
街で立って雑誌を売っていると、道をよく聞かれる。なるべく丁寧に親身になって教えるけれど雑誌を買ってくれる訳でもなく帰りに通り過ぎれば、「見つかりましたありがとう」と言われぐらい。
でもね、誰もそれを見ているわけではないのにその後雑誌が沢山売れたりする。
何か働きかけたら、何か返ってくるんだよ。
と。


私は、はっとして、そうなんだよなぁと納得しました。


見返りを求めるのではなく、日頃から親切を心がけていると何か小さなキラキラしたしあわせなものが返ってくる。
これって本当だなって思います。



ただ道端に捨てられてるゴミを拾ったり、とか困っているお年寄りに声をかけたりとか。
そうすると何か良い事が起きます。



本当に辛いときはそれもできないかもしれないけれど、1人で自分の内側ばかりに目を向けるよりは 外に働きかける小さな一歩がきっかけで歩みを進めることができるんじゃないかなと。


小さな善きことは、巡り巡って誰かの心を温めてまた巡り巡って ひとりひとりを笑顔にする糧になるんじゃないかなと。



働くって言葉は、はたを楽にするって意味合いもあると何かで読みました。


生活するためにお金を稼ぐ、仕事ってそういうものだけど 
側を楽にするって見方をすれば働き方や社会への関わり方も変わるんじゃないかな。と思いました。


悩まれている若者と同じように、私もとても良いアドバイスをしてもらえました。
感謝。

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