朗読【大人向け読み聞かせ】田中貢太郎/水面に浮かんだ女

《あらすじ》
小河平兵衛は関ヶ原の戦いの後、仕官先を探しながら加賀にとどまっていた。しかし思うような道が開けず、ついに土佐へ向かうことを決意する。加賀に残した妻と別れ、土佐では山内家に仕官し、郡奉行に抜擢されるまでになった。残してきた妻のことはすっかり忘れ、やがて土佐で新たな家族を持つようになり、平兵衛の生活は落ち着いていく。
一方、加賀に残された妻は、平兵衛からの音沙汰が途絶えたまま時が過ぎていく。彼が土佐で妻子を作ったことを知り、彼女の心は深い悲しみに包まれ、川に身を投げてしまう。。

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