監督〜!いまそれ気づくんかい!って話
昨日は大谷くんが二刀流ピッチャーとして10勝目をかけて戦っていました。
マウンドに立ってキャッチャーとサインを交わし、投げたボールは相手が見極め振らない。ボールの判定。
大谷の口元が少し笑う。
「ピッチャーやる子ってね、なんかニコニコしてるの。よっしゃー、俺、やってやるぞ!って感じ。」
息子が通った高校の野球部監督が、三年生送別会で話した言葉。
この日は引退する三年と後輩の一、二年たちが試合をするお別れ試合の日。それが終わり、お昼を食べて、三年生送別会。毎年きちんと会場を取って、みんな正装してお食事しながらの会はコロナで無くなり、代わりに試合後、グラウンド横の駐輪場前、水飲み場横でユニフォームのまま。それでも節目となる会を設けてくれたことが嬉しかった。後輩のお母さんたちに感謝!
一人一人に監督から言葉があり、レギュラーになれなかった子にも、マネージャーにも、分け隔てなく良いところを見て言葉をかけてくれていた。うちの息子の番が来て、冒頭の言葉の後に
「今日見てて思ったんだけど、あ〜、ピッチャーもアリだったのかなって。」
…え?今ですか。監督。
二年半経って、今?
もっと早く気づいてよ〜!!
最後の試合、監督は審判をやって、試合は子どもたちで考えさせ自由にやらせていた。
うちはたまたまピッチャーの経験者が多い学年だったから、野球部に入ったときにピッチャー以外の他のポジションをやってみると本人が話していたのだった。中学ではピッチャーだったから華やかさも大変さも知っている。マウンドに立つ姿を見られないのは寂しかったけど、野球をもっと深く知るために他のポジションをやるのは良いことだと思い私も賛成した。外野もやったことがあったが、最後はファーストに落ち着いた。
お別れ試合の途中、私は仕事の電話をかけていてちょうど席をはずしていて、高校生活最後の貴重なピッチャー姿は見られなかった。(始まったときポジションはファーストで、まさか途中でピッチャーをやると思わなかった)
監督はいつもと違う場所、キャッチャーの後ろに立ち、審判をしていて子どもたちの姿を見て何か感じたのだなと思った。
お言葉をいただいて、おいおい!今さら気づいたんかい!と内心ツッコミつつも、次につながるような気持ちがして嬉しかったのを覚えている。これで野球をやめるんじゃなく、また続いていく予感みたいなもの。きっと息子はニコニコして投げていたんだなと。
現にいま、大学のサークルでピッチャーもやっているとか。他のポジションも。社会人チームと試合をしてるなんて、観に行きたいなあ!あ、でも彼女が来るかも。私行ったらドン引きされますね笑
卒母、卒母…。子離れしないとね。
そもそも出歩けない笑。ピッチャー姿を想像しながら治療に専念します!たくさん観てきたから、もう目に焼きついてる。
好きなものが見つかって良かったね。一生、おじさんになってもできるね、野球。
まずは、大谷くんの10勝目を願って次も応援しよう!!
〜今日も出会いに感謝です!〜
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