メンタルヘルス・マネジメント検定のススメ - Ⅱ種ラインケアコース 受験記
メンタルヘルス・マネジメント検定という検定試験をご存じだろうか。
メンタルヘルス・マネジメント検定とは、大阪商工会議所主催の、「職場のメンタルヘルス」に関する知識を問う検定試験なのであーる。
メンタルヘルス・マネジメント検定を実際に受験してみて、管理職やマネジメントに携わるひとは勉強してみる価値があると感じたので note を書きました。
管理職が学ぶ価値のある理由
メンタルヘルス・マネジメント検定はいわゆる民間試験のカテゴリに属し、資格の有無によって提供できる役務が異なるといったことはありません。しかしながら、次の理由から学ぶことは非常に有用だと感じました。
労働基準法、労働安全衛生法などの労働にまつわる法令の知識が身につく
心身の関係やストレスのメカニズム、セルフケアについての知識が身につく
ラインケアを含む、職場環境をどのように整えるかといった知識が身につく
特にスタートアップ界隈に長くいると研修を始めとするマネジメント教育の機会を充分に得られないままマネジメントを任される "よしなにアサイン" が散見されるのですが(自分で書いていて耳が痛すぎる)、自他を守るためにも体系的な学習の機会は獲得したほうがいいと考えます。メンタルヘルス・マネジメント検定がいいなと思ったのは、内容の中心となるのは名称のとおりメンタルヘルスに関わるトピックなのですが、労務的な知識が一定問われるという点です。
職場環境のアセスメントや改善方法についてもマニュアルが公開されているといったことを知れたりと、こう言ってはなんですが、Ⅱ種の最低限の知識を身につけ、最低限の運営ができていれば、労働環境がブラックになるなんていうことはないのではないかなぁ、、、と思うほどです。
なお読売新聞によると、受験者数が増加傾向にあり注目が高まっているとか。
合格率と受験対策
合格率を含む受験者データが公開されています。
Ⅱ種ラインケアコースの合格率は回によって異なりますが、6割弱〜7割強の合格率のようです(結構差がありますね…)
受験対策として、基本的には公式テキストおよび過去問題集に取り組むのがよいと思います。
当日の受験会場では次の教材を持っている人が多かった印象があります(僕は上記の2冊で学んだので未読です)。
今回の受験にあたり、法令の内容やその関係性について理解を深める必要があると感じたため、Obsidian で ツェッテルカステンをつくって学習しました。
すみませんツェッテルカステンって言いたいだけのところあります。
学習時間は正確に測っていないのですが、テキスト2周、問題集2周を隙間時間でちくちく勉強していました。
ちなみにⅡ種ラインケアコースに加えてⅢ種セルフケアコースを同日に受験のダブルヘッダーだったのですが、両方合格していました。Ⅱ種は試験範囲的にⅢ種の上位互換のようなものだと思っていますが、Ⅲ種はⅢ種で50問出題されるため、Ⅱ種の勉強だけしていればⅢ種が楽勝かというとそんなこともないので慢心は禁物です(経験者は語る)。これから受験されるかたの参考になれば。
2024年後期試験は11月3日開催!申込みは9月26日まで
僕は検定の回し者でもなんでもないのですが、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種およびⅢ種は年二回開催のため、申込みを逃すと半年待つことにになります。ということで、受験意思のあるかたは申込みの開始日(一般受付は9月13日から)から締め切り(同、9月26日まで)をチェックしておきましょう!
お読みいただいてありがとうございます。