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好きを極めた先の起業 Vol.1

こんにちは、商学部3年の細谷海です。秋学期開始時点(9月)から休学をしまして、現在は株式会社VoiceCastの代表を務めております。

今回一橋名鑑で記事執筆の貴重な機会をいただきましたので、起業の経緯・事業内容・その他諸々についてご紹介させていただければと思います。
初回は私の自己紹介、経歴、起業の経緯について書いていきます。

まずは自己紹介から。

  • 細谷 海(ほそや かい)

  • 2002年7月11日生まれ(21歳)

  • 商学部3年生(休学中)

  • 株式会社VoiceCast 代表取締役CEO

  • 起業部(代表)、コンピュータ研究会、サカ同(幽霊)、web2.28

  • 趣味:サッカー観戦(Dortmund)、麻雀、Nothing製品集め、読書

休学前はそこまで活発に学内行事に参加していなかったので構内で私のことを知っている方は両手両足で足りるぐらいかと思います。共同創業者はバシコマを作った陽キャで、対照的な二人で起業をしました。その話は後ほど。

高校までは囲碁・サッカー部に所属していました(”日常”という漫画が好きなのですが、その中に囲碁サッカー部という部活が登場します)。囲碁部は部員に恵まれ団体戦全国3位まで経験させてもらいました。
サッカーも中学まではしっかり、高校では半分幽霊部員として活動していました。大学入学以降は9割方観る専門です。当時のポジション・目指していたスタイルが同じという理由からユリアン・ブラントという選手が好きで、その影響からドイツのドルトムントを応援してます。

最近は日々の息抜き(本業?)に麻雀を打っています。毎週のMリーグを楽しみにしていまして、KONAMI麻雀格闘倶楽部・特に伊達朱里紗さんが推しです。
まだまだ自分を語れるほど強くはありませんが、雀風は門前派に近いかなと自認しています。(今年中に雀魂の雀聖、来年中にはプロ資格を取ることを密かな目標にしています)

ここまでつらつらと書いてきましたが、正直周りの一橋生の方々が持っているような素晴らしい思想・趣味・経歴はありません。好きなことしか出来ず、やりたいように過ごさせていただいた半生です。だからこそ起業が選択肢に入ってきたのかも知れませんが...

起業を意識したのは高校2年生からです。
著述家である父の影響で小学生の時から読書が好きで、”二宮金次郎”とあだ名がつくほど本を読んでいました。中学生は経済学、特に行動経済学が好きで関連書籍をよく読んでいて、リチャード・セイラーの”行動経済学入門”を愛読していた記憶があります。
当然大学でも経済学を勉強したいと思い、(逆張り意識と名前のカッコ良さから)一橋を高校一年から目指していました。

しかし、学問の領域で生きている間に社会に貢献しインパクトを与える自分の姿が想像できませんでした。人として生きるなら何かしら世の中に残して死にたいと思うのは人の性かと思います。
その中で経済学に隣接するビジネスの世界に惹かれていきました。2007年の登場以降、無くてはならないものとなったiPhoneの生みの親Steve Jobsは一代で世界を変えました。そのような大きなことができるのは起業の魅力です。
社会貢献が数字として残るスタートアップの世界は、シビアであるとともにとてもカッコ良く見えました。

私も起業をしたいと思いましたが、高校生の私は知識も経験もスキルもありません。まずはとにかくスタートアップについて調べまくりました。中高は寮生活で電子機器が持ち込み禁止だったので、放課後情報教室に入り浸りTechcrunchなどの記事をコピペしてUSBに保存。コンビニで紙に印刷して読んでいました。おそらく印刷代は数万円になったのではないかと思います。環境に悪いことをしてしまい少し反省。

色々と調べている中で、シリコンバレーの流行の移り変わりを実感し、その中で私の興味関心も移り変わって行きました。D2C、 SaaS、 web3、 AI…全て面白そうでしたし、実際大学入学後はD2C企業でバイト・SaaS、 web3スタートアップでインターンを経験させていただきました。結果的に今はAI関連の企業を経営していますが、企業運営の本質は変わらないと思いますし、領域は違えど貴重な経験でした。

当時から起業のアイデアを思いついたらノートに書き留めていました。基本的に寮と学校の往復なので大したものは出てきません。学生にありがちなノートの共有サービスとかトイレのDXとか...社会を経験していない自分からすると当時はワクワクしながらアイデアを書いていた気がします。引っ越すタイミングでノートを紛失してしまったので今となってはほとんど思い出せないものばかりです。

大学入学後、社会の状況を目の当たりにしました。自分のアイデアはすでに当たり前のように存在しているもの、もしくは誰にも必要とされないものばかり。
軽い挫折を感じつつ、まずは自分のスキルを磨くことに注力しようと決めました。
そこで入学直後からエンジニアのインターンを開始しました。フロントエンド(webサイト・アプリの見える部分)ではReact、バックエンド(裏側でデータのやり取りをする部分)ではRuby on Railsを勉強しました。この2年間は私にとって替えの効かない経験をさせていただきましたが、私が何か会社に貢献できたかと言われると、正直何一つ貢献できなかったと思います。いつか必ず進化した自分として戻ってきて、いただいた時間・コスト分の働きをしたいという思いも今のモチベーションの一つです。

長くなってきたのと、私が疲れてきたのもあるので続きは次回書きたいと思います。

Vol.2はこちらから!


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