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デミウルゴスのやっつけ仕事

神は、無から天地を創造する予定だった。だがスケジュールが立て込んで、人手が足りなくなり、人間の魂はデミウルゴスに外注した。デミウルゴスは、嬉しくてつい善なる心を入れ忘れた。と言うか、デミウルゴス自身悪しか知らなかった。そういう訳で、この世に悪とか不正は日常茶飯事で、期待は常に裏切られる。人生を落胆ゲームにするのが、デミウルゴスのトータルデザインだからしょうがない。善人や聖者は突然変異体で、出現確率は限りなくゼロに近い。あー、今日も不正がしたーい。万人が、どうやって人を騙すか悪知恵を絞っている。果たして善良な惑星は、宇宙に存在しうるのだろうか。今年も「邪悪なままで」新年がスタートした。全米に全英に、そして全仏オープンにも監視カメラを取り付けて、全人類を監視するしかない。人類は悪さしかしないからね。


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