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信じる者は救われるのか?

ゾロアスター教の教祖はザラスシュトラである。
ゾロアスター教は世界最古の宗教と考えられている。
彼らは宇宙のワンサイクルを12000年とした。
地軸の傾きは23.4度だから26000年をワンサイクルと考えた方が正しい気もするが、12星座とか時計の12時間制から12000年ワンサイクル説も頷(うなず)けないこともない。
ゾロアスター教は拝火教と言い、火を崇める。そしてその火を盗んだのはプロメテウスであろうか。

ゾロアスター教も最後の審判を信じた。と言うか、セム系一神教すなわちユダヤ教もキリスト教もイスラム教も全て預言者アブラハムに始まる「アブラハムの宗教」であり、彼アブラハムがゾロアスター教の教えを引き継いだのである。

ということは世界宗教の大半がアブラハムの影響下にあることになる。
宗教対立と宗教戦争も内輪揉めに過ぎない。
ゾロアスター教の教祖スピターマは紀元前1000年頃の人らしい。
だとしたら世界最古と言うのは怪しくなって来る。
人類歴史は嘘が多すぎるが何しろ誰も覚えてないのだからしかたがない。
人類に真実は必要ないのだろう。

ゾロアスター教はイスラム教の勃興と入れ替わりに衰退していった。

善悪二元論で世界を理解していくやり方は今も使われているし、世の終わりや最後の審判を信じる人も案外多い。
その世界観は後代の編集で形成されていったと考えられる。

宗教対立とは、突き詰めれば「世界観対決」なのである。



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