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#iOSDC Japan 2020 の公募に採択されたので iOS における WebAR の話をしました✌

“iOS 関連技術をコアのテーマとした技術者のためのカンファレンス”である iOSDC Japan 2020 の 20 分枠で登壇しました✌

whoami

普段は VR とか AR とか MR とか、いわゆる xR あるいは XR と呼ばれる技術領域を対象としてアレコレしています。ウェブ系出身なので WebXR を推しています。職域は iOS エンジニアではありませんが、iOS/iPadOS では ARKit を、Android では ARCore に触れる機会が多々あります。

プロポーザルの投稿

ふとしたきっかけで 2020/06/29 がプロポーザル投稿の締め切りということに気付いたのがまさに締め切り当日の午前、えいやでプロポーザルを仕上げて投稿したところ 2020/07/15 に採択の通知を頂きました:)

今まで iOSDC に参加したことはなかったので、初参加にして初登壇というなんとも嬉しい機会を得られることになりました。

事前録画

自分自身も WebXR Tech Tokyo をはじめとしてオンライン技術イベントのあり方を模索している最中ですが、さすが長谷川さんが実行委員長を務めるだけあり iOSDC Japan 2020 は本当によく考えられていました。そのひとつとして事前録画が挙げられます。

今回 20 分枠と 40 分枠は Zoom を用いた事前録画、5 分の LT 枠はリアルタイム配信という構成でした。20 分枠で採択されたので、イベント当日よりも早く資料を仕上げて事前録画に臨みました。

事前録画に際しては…

➡ 登壇者向けのとても素晴らしいマニュアルが共有される
➡ fortee に追加された予約システムから収録日時を予約する
➡ 自動的に Zoom の URL が発行される
➡ 当日は登壇者 1 人のみで収録が完了する
➡ 収録の様子は限定公開 YouTube Live で確認できる
➡ 期限までは再収録が可能

…というなかなかに自動化が進んだ、個人的にとても真似したい仕組みになっていました!本当に真似したい!

アバター登壇

事前録画に際して、アバター登壇が可能かどうか個別に確認したところ、行動規範の範囲であれば特に制限はない、という回答を頂いたので、名前は ikkou 姿は HEAVEN ちゃんで収録に臨みました。

ちなみに HEAVEN ちゃんは “うちの子” です。さらに補足すると VTuber というわけではありません。

アバター登壇の方法はいくつかありますが、最近は VMagicMirror + OBS + OBS-VirtualCam の組み合わせが気に入っています。

オンラインイベントでもノベルティ

一定規模以上の技術カンファレンスにおける楽しみのひとつであるノベルティですが、オンライン化に伴いその多くがノベルティ無しで運用されています。そんな中、iOSDC Japan 2020 では物理的なノベルティが送られてきました!

実行委員長の長谷川さんも反応していますが、黄色い小さいラベル ( 前日に届いた配送予告に対して時間指定した際のラベル ) も斜めに貼ってくれるヤマトさんのセンスは最高ですね! 

ちなみに現所属である ZOZO Technologies, Inc. はゴールドスポンサーとして協賛していました。

ノベルティとして、あらゆるものがステッカーになっているパンフレットを同梱しています。

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引用元: https://technote.zozo.com/n/n36c6aca73af5

もちろん他社のノベルティも趣向を凝らしたものが多くて興味深かったですし、同梱されていたパンフレットも最高でした!

想定していなかった iOS 14 のリリース

Zoom による事前収録は 9/7 に済ませましたが、その後の Apple Event を経て iOS 14 が iOSDC よりも先にリリースされました。

これが事前収録ではなくリアルタイム配信であれば、本番までに資料をアップデートできましたが、今回それはかないませんでした。

資料の中でも NDA に支障のない範囲で iOS 14 に触れていますが、既に iOS 14 は周知のものとなっているので、後日資料をアップデートする予定です。

発表当日

本記事の冒頭にも貼ってありますが、登壇資料は発表中に SpeakerDeck に公開して Twitter 経由で共有しています。

その他、Ask the Speaker ボイスチェンネルでの質問に対する回答の補足、そして LiDAR 搭載 iPad におけるモノのオクルージョンの補足をスレッドでぶら下げています。
後者は厳密には iPadOS を対象としているものですが、 いずれは iOS にも搭載されるはずです。

ニコ生で視聴してくれた方、8888 してくれた方、アイスブレイクで反応してくれた方、本編中でコメントしてくれた方、Twitter で反応してくれた方、Discord ボイスチャンネルで反応してくれた方、その他関係者の皆々様に改めて感謝です!

iOSDC 2020 Japan 全体を通した感想

登壇者視点

登壇者視点では公募から本番当日までスムーズに事が進んだので、非常に良い体感を得られました。

1 点挙げるとすれば、今回登壇者には…

① 配信画面であるニコ生のコメントを見つつ
② Twitter ハッシュタグを追いつつ
③ Discord のボイスチャンネルにも気を配る

…というマルチタスクっぷりが要求される形となりました。

個人的には慣れていたこともあり全く問題ありませんでしたが、もしかすると不慣れな方がいたかもしれないので、もう少しツールがまとまると捗るかもしれない、という感覚があります。とはいえ現時点での最善手だったとも感じています。

参加者視点

参加者視点では、iOSDC に限らずオンラインイベント全般の宿命ですが、やはり “その場に足を運ぶことで得られるお祭り感” は少し物足りなく感じました。

また、自宅から参加するという都合上、どうしても iOSDC よりも家庭の優先度が高くなってしまうため、すべてをオンタイムで観る難しさや、そもそもオンサイトと同じ感覚で集中して観る難しさを感じました。

オンラインイベントはオンサイトイベントの代替として催されることが多いですが、両者は似ているようで異なるものなので、参加者側もある程度意識を変える必要があるかもしれません。

まとめ

ふとしたきっかけで iOSDC Japan 2020 の公募に応募したら採択され、初 iOSDC で初登壇という実績を解除できました!

全体を通しての満足度は非常に高かったので、これからも精進して、来年の iOSDC でも採択されるように頑張ります! 

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告知

2020/09/29 19:00 JST に ZOZO Technologies, Inc. そして Sansan株式会社、note株式会社の 3 社合同イベントで iOSDC Japan 2020 の振り返りイベントとなる『After iOSDC Japan 2020』を開催します。

当日は “ライブ配信エンジニア” として YouTube Live で配信するので、iOSDC の記憶を胸に視聴していただけますと幸いです!  

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現場からは以上です!
少しでも WebAR に興味を持つ方が増えますように!

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