見出し画像

休日の朝、「予定ないなあ〜」と思ったときに読む記事。

尾道ミント

土曜か日曜の朝、「今日予定ないなあ〜、なにしよ？」と、この記事にたどり着いたあなた。おめでとうございます。ATMで諭吉を下ろす必要も、一張羅を着る必要も、気の置けない友人を誘う必要もありません。

ひとりで、低予算で、満足感でいっぱいになる休日の過ごし方を、これからぼくがダラダラ書いていきますから。ちなみに東京在住じゃないと移動が大変なので、そこだけはご了承ください。


今日の予定をひとことで言うと、

ロースとんかつ定食を食べて映画を観ます。これ以上でも以下でもありません。

はあ？そんだけかよ？と思ったあなた、ぼくも同じことを思っています。でもなぜかクセになって、同じ休日を3度も繰り返してしまいました。たぶん4回目も5回目もある気がします。特別可愛いわけじゃないけど、なぜか授業中に目で追ってしまうクラスの女の子っていたじゃないですか。そんな感じなんですよ（？）。


まず最初にやること、

早稲田松竹のWebサイトを開きましょう。


早稲田松竹は、高田馬場駅からちょっと歩いたところにある映画館。いわゆる「名画座」で、公開が終わった旧作を2本立てで上映しています。一般料金は1,300円。この値段で2本映画が観れる、なんとも素敵な場所なのです。

な〜んにもすることがない休日。家でNetflixもいいけど、せっかくならでっかいスクリーンで映画観ましょうよ。ひげは剃らなくていいし、服もテキトーで大丈夫だから。


次にやること、

上映される作品をチェックしましょう。


ぼくがこの前行ったときは、スパイク・リー監督特集でした。『Do the Right Thing』と『BlacKkKlansman』の2本立て。『ドゥザライト〜』は、ぼくが大学生の頃、映画の授業でよく名前を聞きました。人種差別をテーマにした傑作、みたいな紹介をされていた気がします。

上映作品をチェックして、どちらかの作品を「面白そう」と思ったなら早くパジャマから着替えてください。狙うのは13時台の回です。

（ちなみに、両作品とも興味が湧かないときは家でおとなしくゴロゴロしましょう。）


パジャマから着替えながらすること、

早稲田松竹のTwitterアカウントで、混雑状況を確認します。


早稲田松竹は座席指定制ではありません。チケットを買って、劇場に入って、早いもの勝ちで席に座ります。

でも休日や人気作の上映期間は、混雑を避けるために整理券が配られることがあるんですね。ぼくがこの前行ったときは、13時開演の『ドゥザライト〜』の整理券が12時から配られました。

この情報をゲットするために、早稲田松竹のTwitterアカウントは事前にウォッチ。整理券の時間に合わせて高田馬場駅に向かいます。


高田馬場駅についたら、

まず整理券をもらいに行きます。駅から5分ぐらい歩くと早稲田松竹が現れるので、


外の券売機でチケットを買いましょう。大人は1,300円、学生は1,100円です。


劇場内に入ると、チケットの半券と一緒に整理券が渡されます。


今回は意外と空いていましたが、人気作が上映されるときは行列ができることもあります。『万引き家族』のときは、販売時間ぴったりに行って30人ぐらい並んでいました。なるべく早めに行こうね。


整理券を確保したら、

席に座れることが確定したので腹ごしらえに行きます。高田馬場駅方面に戻って、目指すはとんかつの「いちよし」です。


高田馬場駅から歩いて3分、

さかえ通りの中に「いちよし」はあります。外観の信頼感。


なぜ「いちよし」のとんかつなのか？と聞かれると、ぼくが高田馬場で知っているお店がここだけだからです。特に思い入れがあるわけでも、（後述しますが）感動レベルでおいしいわけでもありません。ただ、このお店しか知らないから。それが理由です。

でも早稲田松竹に来るたび、他のお店を開拓せずに通いつめてしまう魅力があるんでしょう。性懲りもなく、次回もいちよしへ行ってしまう気がします。


入店したら、

メニューを決めます。が、ロースかつ定食750円一択です。なぜか。ぼくがそれしか注文したことがないからです。


5分ほど待つと、

ロースかつ定食がやってきます。見てよこのボリューム、迫力。絶対美味い。


もう一回言いますが、これで750円です。価格崩壊しとるやろ。みそ汁の具はしじみなのが地味に嬉しい。


おまけで別日のロースかつ定食、750円。


また違う日のロースかつ定食、750円。


ソースをかけて、

食べます。


肉厚で噛みごたえのあるカツ、最高。

さっきちらっと書きましたが、いちよしのとんかつは「肉が柔らかくて、衣も軽くて、めっちゃジューシーで美味しい〜〜♡」みたいな感じではありません。どっちかというと庶民派のザクザク派です。

でもこの店は、味とか接客をいちいち評価するところじゃありません。ひとりでさっと入って、ボリュームににんまりして、がっつり食べる。さっさとお勘定して退店。そんなお店です。


完食。


いちよしを出て、

劇場に戻るもよし、時間があるならそのへんをぶらぶらしても。早稲田松竹の中には自販機しかないので、ぼくはコンビニでコーヒーとお菓子を買っていきます。


早稲田松竹へ戻って、

あとは映画を観るだけ。劇場の外観はレトロですが、スクリーンや座席は普通にきれいです。TOHOと同じノリで行って大丈夫。


ちなみにぼく、2作連続で観ることはほとんどなく、最初の1本だけで帰っちゃうことが多いです。（なんでやねん）

この前は『Do the Right Thing』目当てで行って、ばっちり堪能して帰りました。映画レビューとかできないのでさらっと書きますが、人種差別を描いた本作、状況は違えど今の日本に重なるところがあるなあと。表向きはニコニコ仲良ししてるけど、ささいなきっかけで全部が崩れそうな危うさ、みたいな感じでしょうか。アマプラでも観れるのでぜひ。


ってことで、

これを読んでるのが朝の10時だよ！って人、余裕で間に合います。11時だよ！って人、頑張れば間に合います。とんかつ食って名作観て、予定のなかった休日をちょっとハッピーにしてみましょう。


よろしければ、サポートをお願いします！ おしゃれなレストランでデートする軍資金にします！