麻雀徒然草・第二回「麻雀への想い」

こんな嬉しいお便りが届いた。
「努力のnote読みました!とてもよかったです!
リクエストなんだけど、麻雀に関する情熱というか熱い思いを記した文章も読みたいな」
というリクエストを頂いた。
それに伴い、今回のテーマは「麻雀への想い」だ。

それでは本編へ入っていこう。


麻雀への想い

僕は飽き性だ。何を始めてもある程度の期間が経つとそれに対する想いは消えてしまう。

そんな僕が麻雀と出会ったのは小学生の頃。かれこれ、麻雀を始めて5年以上(ネット麻雀は2年程)になる。
あんなに飽き性な僕が何故ここまで続けられているのか不思議である。
しかし、麻雀に在る魅力にはそんな事は、関係なかった。

麻雀を始めたきっかけというのは家族麻雀というほのぼのとしたものだったが、或るきっかけが僕に火を付けた。

それこそが、
ネット麻雀を始めた事プロの対局を見た事
だった


何を思ったかその日はAbemaTVの麻雀チャンネルを開いていた。正直、この時の記憶は定かではないのだが、恐らく見ていたのは「麻雀駅伝」か「RTD」だったと思う。
どちらの放送対局も大きな影響を受けた放送対局の一つだ。

そんな僕の目に飛び込んできたのは、麻雀プロという人々が人生を懸けて麻雀を打っている姿だった。全てが、初めて見る物でとても新鮮だった。

その時、「僕もこうなりたい!強くなりたい!」という想いが芽生えた。

その中で一番印象的だったのは、ASAPINという人がプロ相手に馬鹿勝ちしていた場面だ。
当時、ASAPINどころか、天鳳すら知らなかった。その時、"天鳳位"という言葉を初めて知り、
「天鳳位ってこんな強いのか⁉︎」と衝撃を受けた。
それが、天鳳を始めた大きな理由になったのは確かな事だ。


もう、ここまでのめり込めば麻雀の魅力に堕とされるのは簡単な事だった。


そして、更なる転機が来る。それが、山越貴広さんの影響だ。
その頃、既に天鳳にハマっていたが、大不調に陥り気持ちが揺らいでいた。
その揺らぎを打ち砕き、再び燃え上がる着火剤となったのが、山越貴広さん著の「麻雀勝ち確システム」だった。

麻雀の戦術、姿勢、熱情、魅力などあらゆる事に関して大きな影響を与えてくれたのだ。
最強戦、嬉しさや喜びといった麻雀に対する想いの大切さ…
兎に角、山越さんの麻雀に対する熱情に心を撃ち抜かれたのだ。
僕の基礎は山越システムが大きく影響している、当に恩人の様な人なのだ。


そして、ますます麻雀へのめり込んだ僕は様々な人に影響を受け、又、より強くなろうとした。


ネット麻雀プレイヤー、麻雀系YouTuber、麻雀プロ、数々の麻雀プレイヤーの方々…
本当に多くの人のおかげで今がある。



ネット麻雀を打ち込む日々、段位上げに励む。
そんな僕に革命が起こる。それは、新しい世界と言っても過言ではなかった。
その革命こそ、様々なルールを知った事だ。
たったそれだけだが、本当に大きな出来事だったのだ。それに大きく起因したのが「麻雀カッコイイシリーズ」だ。
特に、アタマ麻雀を見た時はとても衝撃を受けた。
名古屋三麻、関西三麻、東天紅、歌舞伎町ルール、出目金、チューリップ、アリス、五等三麻、少牌マイティー…
そして、各プロ団体のルール:最高位戦ルール、最高位戦classic、協会ルール、連盟Aルール…
更には、麻雀漫画などに載っているルール達:ビンタ麻雀、ドモン麻雀、咲-saki-の団体戦や鷲巣麻雀…
中国麻雀、香港麻雀、台湾麻雀やアメリカ麻雀。
単純なところだと、アリアリやナシナシだけでも全く変わってくるだろう。
ここは、一番語りたい部分の一つでもあるのだが、好き過ぎて語彙力が消え去ってしまう。
兎に角、ルールの多様性あってこその麻雀だと思っている。

まだまだやった事の無いルールが殆どなのだが、楽しくない訳がないだろう。やらずともその魅力は十二分に伝わってくる。



恐らく、ここまで複雑且つ奥深い魅力があったからこそ飽き性の僕でも続けられているのだと思う。
どんな事も続かなかった。だが、麻雀だけは今もこうして続けている。
だからこそ、強くありたい。
麻雀で多くの人と出会い、様々な経験ができた。
僕の多くは、居場所は麻雀にある。
ふと、もし麻雀にハマっていなければ…なんて考える事もある。
しかし、最終的な結論は必ず
「麻雀をやっていて良かった。じゃないと出会っていなかった人もいる。麻雀あってこその今であり、麻雀という趣味を誇りに思うのだ。」
となってしまう程、麻雀にハマってしまった。

たかがボードゲーム。
しかしながら、何故あれほど興奮するのか?
何故あれほど心臓が高鳴るのか?
ドラマチックな展開に心を打たれるのは?
楽しい以外の感情が生まれるのは何故なんだ?
それは麻雀だからだろう。
何の結論にもなっていないが極論を言ってしまえばあの結論に至るだろう。
不完全情報ゲームの偶然性、麻雀というゲーム性。この組み合わせだからこそ生まれる性質なのかもしれない。


山越さんの著書「麻雀勝ち確システム」のコラムに『麻雀だからだ泣くんだよ』という記述があった。
多井隆晴pも、醍醐大pも、矢島亨pも、村上淳pだって。多くのプロが、多くの麻雀プレイヤーが麻雀に一喜一憂し、笑いも涙も悔しさや嬉しさも…

麻雀を全く知らない人が聞けば、たかがゲームに馬鹿馬鹿しい、なんて思うのだろうか。
しかし、一つ確かな事は、感情を動かされる程魅了されるゲームなのだという事だ。

僕は麻雀という趣味を誇りに思っている。
だからこそ強くありたい。
そう誓ったあの日から…。

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