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好きな映画監督ベスト10・後編(私選)

※3500字以上の記事です。
 お時間のある時に
 お付き合いいただけると嬉しいです。

▼前編はこちら

引き続き、特にお気に入りの監督を挙げてみました。
※太字が観たことのある作品


5.アルフレッド・ヒッチコック

Wikipedia より引用

1899~1980。イギリス出身。
1925年、『快楽の園』で映画監督デビュー。
以降、遺作となる『ファミリー・プロット』('76)まで、50本以上にもおよぶ作品を手掛けました。
サスペンスやスリラーを得意とし、「サスペンスの巨匠」「スリラーの神様」といった異名を持ちます。新しい表現手法を多く開拓し、その後の映画界に多大な影響を与えました。
ヒッチコック監督の作品は、ストーリーを主軸にしながらも、その描き方が、常に斬新で、今の時代に観ても、色褪せない魅力があります。

【監督作品】

快楽の園(1925)
山鷲(1926)
下宿人(1927)
ダウンヒル(1927)
ふしだらな女(1927)
リング(1927)
農夫の妻(1928)
シャンパーニュ(1928)
マンクスマン(1929)
恐喝(1929)
ジュノーと孔雀(1930)
殺人!(1930)
スキン・ゲーム(1931)
リッチ・アンド・ストレンジ(1931)
第十七番(1932)
ウィンナー・ワルツ(1934)
暗殺者の家(1934)
三十九夜(1935)
間諜最後の日(1936)
サボタージュ(1936)
第3逃亡者(1937)
バルカン超特急(1938)
厳屈の野獣(1939)
レベッカ(1940)
海外特派員(1940)
スミス夫妻(1941)
断崖(1941)
逃走迷路(1942)
疑惑の影(1943)
救命艇(1944)
白い恐怖(1945)
汚名(1946)
パラダイン夫人の恋(1947)
ロープ(1948)
山羊座のもとに(1949)
舞台恐怖症(1950)
見知らぬ乗客(1951)
私は告白する(1953)
ダイヤルMを廻せ!(1954)
裏窓(1954)
泥棒成金(1955)
ハリーの災難(1955)
知りすぎていた男(1956)
間違えられた男(1956)
めまい(1958)
北北西に進路を取れ(1959)
サイコ(1960)
鳥(1963)
マーニー(1964)
引き裂かれたカーテン(1966)
トパーズ(1969)
フレンジー(1972)

ファミリー・プロット(1976)

【特にお気に入りの一本】

4.クリストファー・ノーラン

Wikipedia より引用

’70年、イギリス生まれ(イギリスとアメリカの二つの国籍を持つ)。
'98年、『フォロウィング』で映画監督デビュー。
'00年に監督した『メメント』では、時系列を逆行する斬新なシナリオが話題となり、アカデミー賞脚本賞にノミネートされました。
'00年代には『バットマン』シリーズの監督に起用され、2作目の『ダークナイト』('08)が大ヒットしています。
以降も『インセプション』('10)、『インターステラ』('14)、『TENET テネット』('20)といった斬新な設定の SF 作品で、注目を浴び続ける監督です。
クリストファー・ノーラン監督といえば、やはり、1回観ただけでは、完全に理解することが難しいほど、複雑に入り組んだストーリーが魅力的です。
映像自体も繰り返しの鑑賞に堪えうる、素晴らしいものになっています。

【監督作品】

フォロウィング(1998)
メメント(2000)
インソムニア(2002)
バットマン ビギンズ(2005)
プレステージ(2006)
ダークナイト(2008)
インセプション(2010)
ダークナイト ライジング(2012)
インターステラー(2014)
ダンケルク(2017)
TENET テネット(2020)
オッペンハイマー(2023)

【特にお気に入りの一本】

3.ロマン・ポランスキー

Wikipedia より引用

’33年、フランス生まれ(フランスとポーランドの国籍を持つ)。
'62年、『水の中のナイフ』で長編映画監督デビュー。
'60年代にアメリカに渡り、『ローズマリーの赤ちゃん』('68)が大ヒット。
一時は、時代の寵児としてもてはやされますが、'69年には、殺人事件(チャールズ・マンソン率いるカルト教団による犯行)によって妻を失い、'70年代には、少女に対する淫行容疑がかけられるなどして、アメリカから逃亡。
以降は、ヨーロッパで活動することになります。
ポランスキー監督の作品も、それほど多くは観れていないのですが、芸術性の高い作品を作る監督という印象です。

【監督作品】

タンスと二人の男(1958)
水の中のナイフ(1962)
世界詐欺師物語(1964)
反撥(1965)
袋小路(1966)
吸血鬼(1967)
ローズマリーの赤ちゃん(1968)
マクベス(1971)
ポランスキーの欲望の館(1972)
チャイナタウン(1974)
テナント/恐怖を借りた男(1976)
テス(1979)
ポランスキーのパイレーツ(1986)
フランティック(1988)
赤い航路(1992)
死と処女(1994)
ナインスゲート(1999)
戦場のピアニスト(2002)
オリバー・ツイスト(2005)
それぞれのシネマ(2007)
ゴーストライター(2010)
おとなのけんか(2011)
毛皮のヴィーナス(2013)
告白小説、その結末(2017)
オフィサー・アンド・スパイ(2022)

【特にお気に入りの一本】

2.ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン

Wikipedia より引用
イーサン(左)、ジョエル(右)

ジョエル・コーエン、'54年生まれ。イーサン・コーエン、'57年生まれ。
(いずれもアメリカ生まれ)
'84年、『ブラッド・シンプル』で映画監督デビュー、インディーズ映画界で注目を集めます。1作目『ブラッド・シンプル』は、低予算の映画でしたが、2作目の『赤ちゃん泥棒』('87)以降は、ハリウッドの大手スタジオ、20世紀フォックスの支援を受けて、大規模な作品を作るようになりました。
『バートン・フィンク』('91)では、カンヌ国際映画祭で、パルム・ドール賞、監督賞、男優賞を獲得し、世界にその名をとどろかせます。
『ファーゴ』('96)では、アカデミー賞脚本賞、カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。『ノーカントリー』('07)では、アカデミー賞において作品賞を含む4部門で受賞を果たしています。
最近のコーエン兄弟の作品を観ることができていないのですが、彼らの作品は、とにかく、映像のつなぎ方、カメラワークがおもしろい作品が多いです。私にとっては映像そのものを楽しむための作品ですね。

【監督作品】

ブラッド・シンプル(1984)
赤ちゃん泥棒(1987)
ミラーズ・クロッシング(1990)
バートン・フィンク(1991)
未来は今(1994)
ファーゴ(1996)
ビッグ・リボウスキ(1998)
オー・ブラザー!(2000)
バーバー(2001)

ディボース・ショウ(2003)
レディ・キラーズ(2004)
パリ、ジュテーム(2006)
それぞれのシネマ(2007)
ノーカントリー(2007)
バーン・アフター・リーディング(2008)
シリアスマン(2009)
トゥルー・グリッド(2010)
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013)
ヘイル、シーザー!(2016)
バスターのバラード(2018)
マクベス(2021)※ジョエル単独

【特にお気に入りの一本】

1.リドリー・スコット

Wikipedia より引用

’37年、イギリス生まれ。
'77年、『デュエリスト/決闘者』で映画監督デビュー。
同作品では、カンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞しています。
'79年公開の『エイリアン』のヒットをきっかけに、活動の拠点をアメリカに移しました。
その後に監督をした『ブレードランナー』('82)は、公開当時は評価がわかれたものの、のちにカルト的人気を博し、ディレクターズカットなど、多くのバージョンが公開されています。
'00年、『グラディエーター』がアカデミー賞作品賞、ゴールデングローブ賞を獲得。'15年、『オデッセイ』もゴールデングローブ賞を獲得しています。
リドリー・スコット監督は、歴史や建築にも造詣が深い監督で、作品の舞台装飾にもこだわりが感じられます。
また、映画監督になる前から、CM の映像も手掛けており、その数は1900本にも上るということで、テンポのいい映像のつなぎ方にも、その技術が発揮されていますね。

【監督作品】

デュエリスト/決闘者(1977)
エイリアン(1979)
ブレードランナー(1982)
レジェンド/光と闇の伝説(1985)
誰かに見られてる(1987)
ブラック・レイン(1989)
テルマ&ルイーズ(1991)
1492 コロンブス(1992)
白い嵐(1996)
G.I.ジェーン(1997)
グラディエーター(2000)
ハンニバル(2001)
ブラックホーク・ダウン(2001)
マッチスティック・メン(2003)
キングダム・オブ・ヘブン(2005)
それでも生きる子供たちへ(2006)
プロヴァンスの贈りもの(2006)
アメリカン・ギャングスター(2007)
ワールド・オブ・ライズ(2008)
ロビン・フッド(2010)
プロメテウス(2012)
悪の法則(2013)
エクソダス:神と王(2014)
オデッセイ(2015)
エイリアン:コヴェナント(2017)
ゲティ家の身代金(2017)
最後の決闘裁判(2021)
ハウス・オブ・グッチ(2021)

【特にお気に入りの一本】


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