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どうなるの?壱岐市ケーブルテレビ?

先日、地元の新聞を読んだのだが、来年度以降の壱岐市ケーブルテレビの運営移管について報じられていた。

来年度から現在の指定管理者から新たな指定管理者に業務以降になるそうだ。これは一支国博物館も同じで、事業規模としては壱岐市行政の中でも1,2位を争う施設の指定管理者の変更に関係各所をはじめ、市民の間でも「来年からどうなるんだ!?」という声が多い。

記事によると、「現在の指定管理者が保有する契約情報などの個人情報の提供が法的に難しい。また、今までの著作物の権利関係などで協議が進んでいない。各種サービスの変更など、来年4月に間に合うのか。」とのこと。

いくつか疑問を持ったのだが、まずは、個人情報に関しては「法的」にはどの法なのだろうか?

「現在のケーブルテレビの契約情報は誰のものなのか?」

ちなみに、壱岐市と指定管理者との協定がどのような内容になっているかが大きなポイントになりそうだが、これは公開されていないので、参考にWEBに出ていた熊本県矢八代市CATVの協定書(例)を参考にしてみたい。

↓八代市ケーブルテレビの管理運営に関する協定書(例)

(業務の引継ぎ等)
第25条 乙は、指定期間の終了に際し、甲又は甲が指定する者に対し、管理業務の引継ぎ等を行わなければならない。
2 甲は、必要があると認めるときには、指定期間の終了に先立ち、乙に対して甲又は甲が指定する者による管理する施設の視察を申し出ることができるものとする。
3 乙は、甲から前項の規定による申出を受けた場合は、合理的な理由のある場合を除いてその申出に応じなければならない。
4 前3項の規定は、前条第1項の規定により指定管理者の指定を取り消した場合における管理業務の引継ぎ等について準用する。


ここでは、旧指定管理者が新指定管理者に協力しなければならないように記載されている。個人的な見解だが、指定管理者制度を導入している以上、指定管理者が変更になることは前提条件なので、基本的な契約情報の移行に関しては、遅滞なく新指定管理者に移行しないと、ユーザーである市民が困るわけだ。3項には「合理的な理由があれば、」とも記載されているが、「基本的な契約情報の移行」は合理的に考えれば妥当だと思う。

今のような状態であれば、また5年後の次期指定管理者公募で現在の指定管理者が採択された場合、同じような問題に陥る。

現在の指定管理者が「指定を外れる」ということは大きな痛手だと思う。悔しさは多分にあると思うが、ユーザーである市民のことを第一に考えて、スムーズな移行をして欲しい。

記事にあった「利用者目線の協議」を望みたい。

ちなみに、八代市は第16条で「アンケート実施」について記載されているが、壱岐市ケーブルテレビでは、この7年間でたった1回しかアンケートが実施されていない。やはり毎年でもアンケートを実施し、市民目線の番組制作を心がけるべきだったと思う。確か、毎年、実施しなければならなかったような。。。

公設民営の施設ではあるが、島のローカルテレビ局はもっとざっくばらんにくだけていいと思う。

これは行政も同じで、「市民に伝えるにはどうしたらいのか?」、「見てもらう工夫をどうしたらいいのか?」をもっと考えるべきと思う。見てもらえない番組を作るほど悲しいものはない。

市民目線でもっと壱岐島民にスポットをあてた、ディープなものも見てみたいのだ。市民参加型の番組だ。

「地域に愛されるテレビ局」であったのであれば、来年度以降も今まで通りの壱岐市ケーブルテレビだったのではないだろうか。

その点は、来年度以降の壱岐市ケーブルテレビに期待したい。

とりあえずインターネット回線はかなり早くなるそうなので、個人的には非常にありがたい。ここ最近、夜が遅いので。

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