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私がサラリーマンを辞めた理由

みなさんこんにちは。塾長です。今回は「サラリーマンをやめた理由」をシェアさせていただきます。


今、会社を辞めようか悩んでいる方。このままで良いのかと悩んでいる方。何かの参考になれば幸いです。


① サラリーマン時代の生活

私は生徒数が300人の塾の校長をしていました。大手塾でしたので、校長といえど中堅階層という立ち位置で、業績を上げなければ上司に残業を強要されるような(遠回しにですが)、そんな会社にいました。

ちなみに、業績というのは、生徒数・売り上げ・合格実績のことです。

私は正直この仕事が大好きで、やり甲斐を感じていましたので、人一倍努力しました。業績を上げるためではなく、目の前の生徒・保護者の力になりたい一心で。

ただ、300人生徒がいるので、生徒の状況報告や保護者への電話、授業準備に売り上げ管理、校長会議や各校舎での会議資料作り、全てを完璧にやろうとすると、夜中3時まで仕事をしても終わらない…という状態に追い込まれていました。

もちろん、真面目に働いた分、結果はついてきました。それで良いと思っていました。

② サラリーマンを辞めるきっかけ

きっかけは3つありました。

1つ目は、
宮古島に旅行に行った時、現地の人と話していると「毎日幸せ。宮古島の人はそんなに働かない。だから、ストレスもないし、みんな陽気。」という感じの話を聞いたこと。

2つ目は、
ハワイ旅行に行った時、電車に乗ろうと走っていたら、現地の人に「そんなにセカセカしなくていいよ。電車は時間通りには発車しないから。日本人は時間ばかり気にしすぎ。腕時計なんていらないよ!」というニュアンスの事を言われたこと。

3つ目は、「人生は一度きり」ということに気がついたこと。

ある日の夜、1人でご飯を食べながら、ふと「心も頭も空っぽにしたい」と思いました。今まで頑張ってきたけれど、このままの生活で良いのか。最期を迎えたとき、私はこの人生に後悔なしと言っているのだろうか?

そうは思えませんでした。それから、私の考え方は一変しました。私が本当になりたい自分とは?、理想の環境とは?それに従うように、素直に生きよう。

そして、円満に会社を退職しました。


③ 辞めてからの変化

◆ 自由な時間が増える。

それによって、
・家族とゆっくり夕食を楽しめる。
・家族といつでも出かけられる。
・考え事ができる。
・新しい事を学べる。
・学んだことを行動に移せる。

◆ 優しくなれる。素直になれる。

心に余裕ができるので、イライラすることが減り、優しい気持ちで受け止められるようになりました。また、素直に感情を表現できるようにもなりました。

実はこれ、人や物に対してだけでなく、刺激に対してもそうなんです!

私の場合、サービス業だったせいかもしれませんが、無意識に自分の感情を表に出さないようにしてしまいます。そのせいで、刺激に鈍感になっていたのかもしれません。
それが癖になり、映画を見ても泣くほど感動しない。バライティー番組を見ても声を上げて笑わない。というような状況になっていました。

以前、友達の勧めで「宝塚」を見に行った時に「楽しかった!」と私は思っていたのですが、友人に「あれ?面白くなかった?」と聞かれたことがありました。刺激に対して鈍感になっている上に、感情を表に出さないようにサービス業で鍛え上げられてしまったのでしょうね。

※テレビを見て笑えるようになるまで、仕事を辞めてから1年くらいかかりました。

◆ アイデアが浮かぶ。

サラリーマン時代は、与えられた役割を全うするために、必死にその方法や戦略を考えます。しかし、それは与えられた課題について考えているだけで、何もないところからアイデアを生み出している訳ではありません。

アイデアを生み出すためには、脳を刺激しなければいけません。それは、外を散歩したり、映画を見たりなど、目・耳・皮膚・筋肉からの刺激を敏感に感じとることが大切です。その刺激をきっかけに脳が活性化され、アイデアを生み出せるのです。

つまり、

オフィスにこもっていたり、毎日同じ作業をしているような仕事では、脳は十分に刺激されません。

私は辞めたことで、1日14時間労働から解放され、その時間を家事、掃除、散歩、家族や親友と過ごす時間に変えただけでも、どんどん脳が刺激され、アイデアが驚くほど浮かびました(^^)
こんな当たり前の事が、今まで如何にできていなかったことに気付かされます。


④ 最後に

私は仕事を辞めたことを、1度も後悔したことがありません。むしろ、辞めて良かったことの方が多いと感じています。

それは、人間らしく生きれるようになったからです。

ブラック企業に勤めている方、長時間労働に苦しんでいる方、それをやり甲斐と感じていたとしても、私はその職場を辞めることをお勧めします。仕事を辞めるのではなく、職場を変えるという意味です。

その場所に固執して働く理由を、一度ゆっくり考えてみて下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。では、また次回お会いしましょう。

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塾講師歴20年。二児の子育てをしながら塾を経営しています。 ここでは、「これからの世の中を生き抜くために必要な力」について考えていきます。もし、気に入って頂けましたら「スキ、フォロー、サポート」よろしくお願い致します。m(_ _)m やる気が倍増します!