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最低な男と付き合ってた頃の話

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最低な男と付き合ってた頃の話

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神様はいない

1人で大黒柱として働くことになった私は休みをかなり削りほぼ毎日のように1日中働いた。 2人暮らしの固定費が想像以上に高くつき、車のローンや保険料まで私が支払うことになってしまったので自分の欲しいものなんて我慢するしかなかった。 それに、家にいる時間を1分でも減らしたかった。 職場のトイレの個室に入った瞬間だけは冷静になれ、 「やばい…どうしよう…このままじゃ地獄だ」 って不安や焦りに襲われた。 こんな生活は長くは続かなかった。 ほどなくして私は体調を崩した。 毎日

    • 無職のおじさん爆誕

      2人で生活するようになってから 私は朝8時過ぎに家を出て夜22時頃まで仕事で帰れなかったので2人の時間はとても短いものだった。 彼は18時には家にいれるような仕事スタイルだったので家事を多めにしてくれたり、帰りを待ってくれて一緒にご飯を食べたりしていた。 そのころ彼は仕事でかなりストレスがたまっていたらしく、毎日のように仕事先でのイライラを口にするようになっていた。 「まじあいつむかつくわー」 家で愚痴る姿に同情しながらも、いずれこの怒りが私に向くのではないかとヒヤ

      • モラハラは飴と鞭

        同棲スタート 「おかしいよな?」 問い詰められると「はい」としか言えない。 展開されてく謎理論に反論する気力もなく、 「私が悪かったです、ごめんなさい」 と言うしかなかった。 それからほどなくして、一人暮らししていたアパートを解約し滑り込む形で同棲がスタートした。 意外にも(?)引っ越しをかなり積極的に手伝ってくれて、掃除を率先してやってくれたり大きい粗大ゴミを片付けてくれたり車を出してくれたりなど、彼はかなり行動的だった。 「やっぱり優しいんだな…」と思って

        • 同棲を強要された

          怒らせたらやばいと感じた私は 逆らってはいけない…と肝に銘じ生活してた日々。 急になんの前触れもなく 彼「もういっそのこと一緒に住んじゃった方楽じゃん?」 って言ってきた。 付き合ってまだ半年も経たない頃である。 同棲の経験がない私は他人と生活する自信が皆無だったため、 私「ええ〜まだ1人の時間も欲しいなぁ〜」 と素直に口走ってしまった。 やべっ…って思ったことにはもう遅い。彼の逆鱗に触れてしまった。 彼「は?お前そんな適当な気持ちで付き合ったの?」 「まだ遊びたい

        • 固定された記事

        神様はいない

          男絡みで初めて親に謝りたくなったとき

          私は久しぶりに実家に帰省しよう!ということで数日前から新幹線を予約して実家にも連絡をいれて、それはそれは楽しみにしてた。 迎えた当日、出発2時間ほど前になって彼が一言 「なぁ、2万貸してくれん?」 え???って思ってキョトンとしてたら 「いやなんか支払いがあんだけど、間に合わなくて延滞とかになったらやばいし」 と続けてきた その当時の私からしたら2万は大金。 持ってはいたけど実家に帰省する前にお財布に余裕を持たせたいなんて思いから私は露骨に嫌な顔をしてしまった。(いや何

          男絡みで初めて親に謝りたくなったとき

          そんなこんなで付き合うことに

          それからは仕事終わり毎晩彼の家に遊びに行った。 お酒を飲みながら何時間も何も食べずに会話も途切れなかった。深夜まで飲んでは家に帰りまた仕事に行く生活。(若かったからできたよね) 彼の家はかなり変わっていた。 びっしりと並べられたフィギュア、ぬいぐるみ、未開封のオモチャ、漫画、ゲーム…。そして天井からぶら下がる大量の和傘。壁一面のポスターやら写真やらアートな絵画。そして和室だった。 証明は間接照明…。まるでヴィレ○ンの和風バージョンのような異空間だった。 私は完全に異空間に

          そんなこんなで付き合うことに

          モラハラDV彼氏と暮らしてボロボロになった話〜出会い③〜

          後日、連絡をとっていくとなんと徒歩20分圏内に住んでいることが発覚し、すぐに中間地点の居酒屋で飲みに行くことが決まった。 待ち合わせに来た彼さんは本当にニッコニコで恐い見た目とは裏腹に明るいし、ちゃんと信号も守って横断歩道も渡るし歩き煙草や煙草のポイ捨てはだめだよななんて真面目な顔して言うもんだから相当びっくりしてしまった。(普通のことです) お店について適当に注文して話し始めると、私が聞いてる音楽(マイナーがかっこいいと思ってマイナー掘り下げてた)も全部知ってるし、マイ

          モラハラDV彼氏と暮らしてボロボロになった話〜出会い③〜

          モラハラDV男と暮らしてボロボロになった話〜出会い編〜②

          私は食い気味に返事をした。 「行きます!!」と…。 そして向かったお店(普通の居酒屋)では最年少の参加者で女子は珍しかったらしく、隅の方に座って大人しくしてたらみんな気を遣って話しかけてくれた。(本当に場違いですみません) 自分の知らない世界の個性的な方々に話しかけてもらえてる…!という嬉しさから超緊張し、どもりながらも一生懸命話した。 その時一際目立つ人がいて、周りの人たちもその人に群がるようにその人に話しかけて笑ったり騒いだりしてた。その人はリュウさんと呼ばれていた。

          モラハラDV男と暮らしてボロボロになった話〜出会い編〜②

          モラハラDV男と暮らしてボロボロになった話〜出会い〜

          本当にこれだけはいいたい…。 「好奇心だけで付き合うな」と…。 過去に戻れるのであれば 何回でも引き留めて自分をブン殴って 目覚めさせたい…。 そんな男から今すぐ離れろ!と…。 2人の出会いは私がまだ23歳だったころ。 転職をし、都会に出てきたばっかりだった。 収入もUPし新生活に心躍らせ、ちょっと個性的な人に憧れてた私は周りとは被らないファッションを楽しんでいた!(やめとけ) そのころに知人に紹介してもらったセレクトショップに通い、「あ、ここで常連になったら個性的な

          モラハラDV男と暮らしてボロボロになった話〜出会い〜