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ボードゲームカフェ設立の狙いや想い

10月に渋谷にボードゲームカフェをオープンします。ただいまクラウドファンディング進行中です。
ありがたすぎることにサイトオープンから24時間で目標金額を達成し、現在はネクストゴールに向けて奮闘中です!
https://camp-fire.jp/projects/view/615199

「ボードゲームカフェ」というと結構な人から「?」という反応をいただきますので紹介します。

ボードゲームとは有名なものだと
麻雀、ポーカー、人生ゲーム、将棋、オセロ、モノポリーあたりでしょうか

要するにテーブルを囲んで複数人で楽しむゲームのことです。世界中で開発されており、お店にはとりあえずは200種類くらい置いて
テーブルでいろんな人と交流しながらたくさんのボードゲームを楽しむ場所をボードゲームカフェとして始めます。

■ビジネス的な魅力
・ボードゲームカフェという名前ですが食べ物は出しません(なんなら食べ物は持込可)飲み物だけを提供します。で、ボードゲームは1回仕入れたら費用はかかりません。そして多くの場合ワンオペでお店を回すことができます。お店なんですがコストで言うと家賃くらいで、ほとんど固定費がかかりません。非常に魅力的です。

・ボードゲーム市場規模は日本で70億円ほど(コロナの影響もあるのか世界でも伸び続けています)
ちなみに日本は伸びがまだ遅い方で、ボードゲーム文化の根付いたドイツと比べると10分の1しかないんです。
ボードゲームカフェは全国的に増え続けていて全国500店舗以上、東京でも100店舗以上あります。

■想定される問題
経営的な問題の予測としては「平日の集客」「スタッフの採用と教育」です。

①平日の集客
既存のボードゲームカフェを回ったのですが、全てに共通して平日の集客がひどい!全然人いない!行ってみたらなんかもう貸切状態!です。
ボードゲームはメインターゲット20代ですので平日は普通にバイトだったり仕事だったりするのかも。そして土日は予約でパンパン状態です。ビジネス上スタッフを常駐させる必要があるのですが、絶対平日赤字やん!となっていました。
平日赤字になるくらいなら貸し会議室として展開する予定です。渋谷駅徒歩1分の好立地ですし、渋谷駅の貸し会議室って窓がなくて古びたビルで狭くてなんか湿気くさいみたいなところがあるのですが
駅近で広くて、綺麗!であれば全然ニーズはあるんだと踏んでいます。そのため、月曜〜木曜日は貸し会議室もしくはイベントスペースとして貸し出し、金土日はボードゲーム場として盛り上げていきます。

②スタッフの採用と教育
結局ボードゲーム好きな人って自分でボードゲーム買います。僕も元々好きだったので家に60種類くらい持っていて家で月1回ペースでボードゲーム会を主催していました。ボードゲームカフェなんてあんまり行っていなかったんです。
とすると、ボードゲームカフェには一体誰がどんな理由で行くのか?という話になります。

1)自分の出会わない新しいボードゲームに出会いたい
2)買うのはお金かかるし場所も取るし、ボードゲームカフェで遊びたい
3)相席していろんな人と仲良くなるのが楽しい
4)あのお店のスタッフさんが好き

この辺なんじゃないかなと思います。ということは!そうです!スタッフの質めっちゃ重要なんです!このお客さんにはどういうゲームが合いそうか?を判断し、ゲームをわかりやすく解説し、楽しんでもらい、相席のチャンスがあればお客さん同士を繋げていくというかなり高度なスキルが求められます。
ボードゲーム大好きで人柄がよく、会話もうまい!というどの企業でも欲しそうな人を求めているわけです。ここに関しては最初は創業の2名で回していきますがゆくゆくは採用していきます。
採用どうやってやろうかは今の所見えていません!助けてください!

■ボードゲームカフェへの想い
コロナの本質は何かというと「分断」だと思っています。移動が減り、会いたくても会えない状態に陥り、今までの気軽に繋がっていたネットワークが意図的に自ら動かないと繋がらなくなりました。

「暇と退屈の倫理学」という本に僕は多大な影響を受けたのですが、その本の内容の僕なりの解釈はこうです。

暇と退屈は別物。暇は外的要因で、退屈は内発的なもの。
例;今日の午前中の予定無くなって暇/なんか最近仕事ばっかりで退屈だなぁ)


暇/暇じゃない
退屈/退屈じゃない
の4象限があったとすると

暇で退屈→わかる
暇じゃなくて退屈じゃない→わかる
暇で退屈じゃない→?
暇でもないけど退屈→?

となります。

暇で退屈じゃないって森林浴とかの時まさにそうです。やることないんですが自然の中でボーッとしているときは暇なんですが、心地よく、退屈さなんて全く感じません。
暇じゃない=忙しいのに退屈という瞬間が人生にはあります。やることはたくさんある、予定も詰まっている、だけどなんだか退屈。興味深いです。

とまぁ、この4象限についてあれやこれや書かれている本なのですが、このブログで言いたいのは何かというと
文明が発達すると何が生まれるかというと大量の暇が発生します。
奴隷には暇はありません。文明の発達=効率化です。昔手洗いだった洗濯は今や乾燥までボタンひとつで行えます。圧倒的に時間が生まれます。
格差がなくなり、ベーシックインカムや生活保護など必要最低限のお金が保証されれば働かなくても生きていける世の中になっています。
とすると、暇になるわけです。昔、暇とは貴族の特権でした。暇であることは上級者の象徴だったわけです。

現代では暇=悪みたいに捉える人もいますが、暇になるってすごいことなんです。

で、暇になった時に何をするか?というと自分が心からやりたいと思う趣味です。これが分かっていないと(自分の中で確立していないと)非常に人生の味気がなくなります。
現代ではこの暇を楽しむコンテンツが伸びます。ゲーム、ネットフリックス、サウナなどです。
娯楽施設は文明が発達して伸びるのは必然です。

これ!!!まさにボードゲームですよね!(無理矢理感)

年も性別も職業も一切関係なくみんなが対等に楽しめます。

将棋など100%実力のゲームは経験がものを言いますが、人生ゲームなどのように100%運のゲームもあります。
麻雀やポーカーなどのように運も大事だけど実力も大事というゲームもあります。

勝ち負けを決めるものではなく複数人で協力するゲームもあります。

本当に世界中にはいろんなボードゲームがあり、目的や人数やメンバーによって、どんなボードゲームが楽しいか?を選抜して遊べます。

アバターの世界が!とかメタバースが!とか色々聞きますが、結局人は人とのリアルな繋がりで人生楽しむものだと僕は信じているので
ボードゲームを通じたウェットな繋がりというのは非常に価値が高まり続けていくものだと考えています。

①暇な時間をつくる
②暇な時間ができたときに何で自分が満たされるのか?を自分が知る

この2つがめちゃくちゃ大事なんだと思っています。
マズローの5段階欲求みたいなのありますが、シンプルにこの2つだけでええやろとすら最近思います。

この②が結構難しいわけですが笑

というわけで、人との繋がり、笑いが溢れる場所をつくります。

クラファンも引き続き応援よろしくお願いします!!
https://camp-fire.jp/projects/view/615199

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