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この嫌な感情を今すぐなんとかして!【ACあるある】刹那の快感について

EY mental Labの石田優子です。

過去にマイカウンセラーから、
•ACのあなたは、予定が無いときにボーッとできない。いられない。
・今の嫌な感情を今すぐなんとかして!と思って、すぐ動くよね。

と言われたいたのですが、全然意味がわからなくて、3年以上理解出来ませんでした。

でも、事あるごとにこれを言われ続け、自分でも気にし続けていたたら、やっとわかってきました。

まず、私は常に不快感と共に生きて来ていた事。
小さな頃から、良い事も悪い事も何をしてもダメ出しをされ続け、やろうとすれば、どうせできないと無言のメッセージを受け取り続け、存在すら否定され続けて来た感覚、ざっくり言うと自己否定感を感じ続けていました。
これは、長年当たり前に感じていたので、わかってはいましたが、こんなにも常に大きく感じていたなんて、思っていませんでした。

でも、カウンセラーから常に導かれ、出された日常の宿題に取り組み、毎日毎日自己ラボを続けていたら、
「あー、私は常に自分の行動を責め続けていた。そして、他人から評価されると思っている事以外、自分の意思でやろうとすると、鉛のように身体が動かない」という事に気がつきました。

その不快感が常にベースにあり、さらに、未来に対する「不安」や、過去の経験を絡めた「恐怖」「罪悪感」などが、このあるごとに、出てきては、自分の行動を決められているような感覚でした。

私特有のケースであれば、
•困っている人を見たら、「助けないと!」と罪悪感を感じて、相手が本当に助けてもらいたいのか?なんてどうでもいいから、助けてしまう。
・動かないでいると「自己否定感」が出るので、スケジュール帳をいっぱいに埋めて、暇がないようにする。
・失敗して人に怒られる「恐怖感」を感じないように、新しい仕事を覚えるときは、やり方を聞くよりも、こう言う場合の対処法は?この場合は?と、まだ起きてもいないトラブルの解決法ばかりに聞いて、結果仕事が遅くなる。

など、いっぱいあります。

この、不快な感情は過去に保護者から私にどうされたという原因があったとしても、現在の私が選んで感じている感情です。それも当時は分からず、しかも、

こんな感情感じてはいけない!!

と、ずーーーっと思っていました。

何かエピソードがある毎に、湧き上がる負の感覚。これがあるから私はダメなんだ!他の人とは違って私はおかしいんだ!私の感覚は間違えてるから、正しい判断ができない!と、思い込んでいました。

確かに、本当の本音で、もしも今まで生きてきたら、とっくに社会から爪弾きされていたと思います。

おおっと。これも、負の感情、「不安感」が感じさせる妄想でした。
 本当の本音が社会にとっておかしければ、社会が矯正してくれていたはずです。ずっと、本音を出すのが怖くて、子供の頃から逃げてきていて、このチャンスを逃していました。

 ただ、私達ACの困ったところは、逃げ続けた結果、人間としての適切な対応法を学んで来ていませんので、下手に本音を出してしまうと、相当な確率でバッシングを受けてしまいかねません。

 なので、私達ACは自分の本音をわかる作業と並行しながら、健全な人間としてのあるべき姿を学んでいく必要があります。私は先ゆく仲間のカウンセラーから学びました。
(これについてはまた後日解説します)

話を戻して、私達ACは負の感情だらけで生きていて、それも、要らない程の異常な大きさで感じてしまっています。だから、困っている人がいたら、必要もない罪悪感が湧き上がり、それから逃れるために「助ける」事で罪悪感をなかった事にしていました。

必要のないデカい自己否定を感じたくないから、予定を詰め込む、とにかく動く。
恐怖を感じたくないから、失敗しないように最大の努力をし続ける。

というように、タイトルの「この嫌な感情を今すぐ何とかして!」を実践していたのでした。

 回復の作業を地道にやり続けた事で、どんなに抵抗しようが、もがこうが、自分が嫌だと思っている大きな負の感情は正に「今の私が感じている感情なんだ」とやっと、やーっと、認められるようになってきました。

 逃げ続けていた、「罪悪感」「恐怖」を真に感じるのはめちゃくちゃ辛いです。私の場合、ナイフを体に刺されたくらいに感じたり、血の気がサーッと失う感じがらあったりします。

自己否定に関しては、初めて自覚した時は、心臓を鷲掴みされ、もう何もできない、トイレにもいけない、食事もできない、バタっと倒れるしかないくらい程苦しみました。

そして、この嫌な感情感覚で居続けられる事ができないのがACあるあるなのです。

何故なら、人間は子供の頃に感情に感じた時、それを受けてもらう他者が必要でした。

寂しくて泣きたい時は「寂しんだね」、怖くて足がすくむ時は「怖いんだね」、悲しくて何もしたくない時は「悲しいんだね」、または、「不安だね」「恥ずかしいね」など、自分の中から湧き上がる、何だかよくわからない感覚を受けてもらって、初めて、これを感じてもいいんだと学び、これらの感情に対しての対処法を獲得していきます。

これが無かったから、私達ACは、負の感情が湧き上がたびに、とにかく生きるために別の行動を取る事で逃げ続け、嫌な感情を感じないで良いと言う、「快感」を得ていたのです。

そして、ACだけが、嫌な感情を感じている訳ではありません。

健全な家庭で育った大人であっても、もちろん嫌な感情を感じます。
大切なこと人がいなくなれば悲しし、不当な扱いを受ければ怒りも感じます。

 でも、その感情の処理(感情対峙)が上手いのです。一時は、ウワッと感じても、それを時間をかけて癒すとか、色んな視点で考えてみて、怒りの感情の大元は何なのか?を感じてみたり、自分でその後の対処法を自分で選択したりして、後には引きづりません。

ACはなかなか負の感情から抜け出す事が出来ずに苦しみます。
質も悪いし、量もでかい。
そのマイナス感情から逃げ続けるのですが、回復したいのであれば、この感情から逃げずに、感じ続ける事が絶対に必要になります。
そして、その時に、子供の頃にできなかった、感情対峙を少しずつ学んでいきます。
そして、この感情は必要のないものなのだ、と気づき、感覚を変えて行く事で不当なマイナス感情は和らいでいくのです。

ACで苦しんでいる方に何かヒントになれば幸いです。

自分の場合は、どうなのか?具体的な回復方法などを知りたい方は、是非体験カウンセリングでお伝えします。^_^


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