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女の友情は砂上の城

昔、8年仲良くしていた親友(女)がいた。彼女と絶縁したのは、私が保護を受ける前の20代前半の話だ。

彼女と出会ったキッカケは、高校生当時流行っていたmixiというSNSだ。
私は邦楽ロックが好きで、同じような友達を探していたところに彼女から「友達になりませんか?」と声をかけられたのが始まりだった。
私17歳、彼女は1つ年上の18歳、歳も近いし音楽の趣味も同じだったのですぐ意気投合した。また、偶然なことに同じ県内に住んでおり、自然とオフで会う流れになった。

初めて会う日、待ち合わせ場所は某ライブハウス。緊張しながら私は目印として伝えられていた「黒髪黒縁メガネ」の女の子に声をかけた。今でも覚えている、細くて小柄で、守ってあげたくなるような可愛らしい女の子だった。
彼女は腰低く挨拶をしてくれて、とても印象が良かった。私は初めて
「この子と友達になりたい!」
という直感を感じた。

彼女も同じ思いだったかは分からないが、ライブハウス以降も「遊ぼう」とお誘いを受けた。
彼女といる間は、趣味の話だけでなくお互いの価値観や人生観を語り合ったり、本当に心底楽しかった。私の自傷行為についても否定することなく、受け入れて心配してくれた。初めて友達がいる喜びを知った。そしてある日、彼女はこんなことを口にした。
親友「いつかお互い誰かと結婚しても、お互いの子ども連れて一緒に遊びたいね!」
なんてことを無邪気に語り出した。私は面食らってしまった。まさか、そんな将来まで友達でいてくれるつもりでいるなんて思ってもいなかったのだ。咄嗟に返事が思い浮かばなかったので、ニヤニヤしながら「そうだね」って返すのが精一杯だった。

そんな平和な日々が続いていくと思っていたある日、事態が一変した。
親友に彼氏ができたのだ。23歳にして初めての彼氏、親友はとても舞い上がっていた。だが、私は素直に祝福できなかった。何故なら、その男はモラハラ男だったのだ。

彼氏の心無い発言に落ち込むことが増え、悲しむ親友を見る度に私は何度も「別れた方がいいのでは」と説得した。しかし彼女は「彼氏を怒らせる私が悪い」ばかりいうのだった。

そんな頃、親友がモラハラ彼氏を大激怒させる事件が勃発した。
彼女の親友としてモラハラ彼氏にフォローのラインを入れたのだが、その返信の内容は信じられない罵倒の数々だった。私はとうとうキレてしまい、翌日その男の発言をスクリーンショットして親友に送った。
私「内心はこんなこと思ってるんだよ。○○ちゃんが傷付くことないって!本当に別れた方がいいよ」
等、色々説得したが、親友はそれでも
親友「彼にそんな発言をさせてる私が悪い」
の一点張りだった。

あまりにも彼氏にのめり込み陶酔する親友を目の当たりにした私は、徐々に彼女に失望していった。
そしてモラハラ男が原因でラインで口論になり、親友と完全に絶縁することになってしまった。しかし、事はそこで終わりではなかった。

(続くの!?)

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