赤ワインのお話 ガルナッチャ ネグラ (EL GOS)
IKEYAでは、主にフランスやスペインのワインを取り扱っています。
今回は、赤ワイン品種の「ガルナッチャ ネグラ」とIKEYAで取り扱っているワイン「EL GOS」をご紹介します。相性のよいIKEYAのお料理も紹介していますので、参考になさってください。
原産地
スペイン北東部のアラゴン州が原産地といわれ、スペイン北部に広く分布し、南フランスにも広がりました。
プリオラート地方では、約800年前から栽培されていたとされています。
フランスでは「グルナッシュ」、イタリアのサルデーニャ島では「カンノナウ」と呼ばれています。
プリオラート地方の白ワイン用のガルナッチャを「ガルナッチャ ブランカ」、赤ワイン用のガルナッチャを「ガルナッチャ ネグラ(黒いガルナッチャ)」と呼ぶことがあります。
生産地
スペインのカタルーニャ州、フランスのラングドック・ルーション地方、ローヌ地方南部、プロヴァンス地方などで栽培されています。温暖な地域での栽培が適しているため、アメリカ、オーストラリア、南アフリカといった国も生産地として知られています。
Priorato / EL GOS (プリオラート/ エル ゴス)
産地:プリオラート、エルモラール村
土壌:砂質、粘土質、リコレリャ(粘板岩)
熟成:アリエ産フレンチオークで3〜4ヶ月間
相性の良いIKEYAの料理:
海鮮パエリア、和牛モツのトマト煮、田舎風パテ
スペイン、プリオラート地方の南西に位置するエルモラール村は、標高235mの急斜面の畑でブドウを栽培しています。水はけが良く、まんべんなくブドウに日光が当たるので、ブドウが成熟しやすいです。
また、冬は穏やか、夏は暑く乾燥し雨はほとんど降らないという地中海性気候のため、日照時間が長く、朝と夜の寒暖差が大きくなります。これらもブドウを栽培するのに適した環境と言えるでしょう、
以上のことに加えて、収穫量を抑えているため濃縮したブドウが作られ、余韻が長くイチジクやプルーンなどの豊かな果実味が感じられるワインとなります。
フレンチオーク樽で3〜4ヶ月間熟成することで、ほのかにヴァニラの香りも感じとれます。
ガルナッチャ ネグラは非常に糖度が高い品種であるため、アルコールは高く、酸味は低く、タンニンは少なめの傾向にあります。
ボリュームがあり、シャクヤクにも例えられる優美な印象のワインです。
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