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猫との暮らし

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猫について。
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#猫がいる生活

縁日の発電機みたいな音を立て

留守番したくない猫のために弟分を連れてこようと思った。 それで、小さいのが来た。もうすぐ2ヶ月が経つ。 スコティッシュフォールドの、レッドタビー。縞模様だ。 屈託がないというのか、ふてぶてしいというのか、 表情ゆたかで、偉そうでさえある。 先住猫を大きい方、新入り猫を小さい方と呼び分けてTwitter(先日、名称が変わってしまった)では書き分けている。 大きい方は家に来た頃はよく、物を詰めすぎた冷蔵庫みたいな音を立てていた。知らないところに連れてこられた緊張が解け

留守番したくない

猫が来てからもうすぐ1,000日。 この季節は冷暖房のためにドアを閉め切っているということがないから、家中を気ままに歩き回れる。猫にとっては良い時期なのかもしれない。特に階段は2つの空間の境界として、特別な場所のように見える。 Instagramに投稿した写真 もうすぐ700枚になる。1回の投稿につき1枚。実名でやっているけれど1日の例外もなく猫のことしか書いていない。仕事にも個人制作にも触れたことがない。フォローしているアカウントもほとんど同じようなものなので、タイム

あてもなく、しかし警らのようでもある。

猫が来て1年が経った。 世話をするために朝、余分に早く起きて一緒に居るようになった。顔を舐め、胸を踏みつけて起こしに来るので、寝ていられないということでもある。それから朝食(というかコーヒー)までの時間を、機嫌と体調の良い時に取り掛かりたい作業にあてている。かれが横にいてくれていると、僕は少し楽になれる。猫は人の変容を促す担当であり、深刻なありようを解除する。 1年で体重は倍くらいになった。長毛に覆われていて、もともと膨らんだ姿をしていたので、見た目は倍というほどでもない

猫は変容を担当し、深刻さを解除する

何か言いたそうなタイトルを付けたが、最終的に「100日間、猫の写真だけ載せたInstagramを毎日更新した」というだけの話である。しかも前置きが長くなるはずだ。たぶん猫についてnote記事をつくることは、もう当分無い(思いつく企画が無い)から、構成を締めずに出来るだけ流れるように、書かれるに任せて書く。 猫が来た2020年10月末、猫が来た。 ペルシャのチンチラシルバー、オス。2020年8月12日生まれ。 買い物に出かけた隣町の店で、出会ってしまった。昔から猫を飼いた