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ラグマスとBOT

ぐりとぐらみたいなタイトルですが、内容は仕様とBOTに関する話です。
何か有益なことを書いたわけではないので興味が無ければスルー推奨です!

私はラグナロクマスターズをプレイしていますが、本家ラグナロクオンラインと同じようにBOTを見かけることがありました。
最近運営に対処されて居なくなったように見えますが、そもそもラグマスのBOTがなぜ居たのかが気になってたので記事にしてみました。

BOTとは

BOTとは、人の操作ではなくプログラムを組んで自動で動いているアカウント・キャラのことですね。

オンラインゲームによるかもしれないですが、BOTは基本的には不正行為です。
禁止しているゲームで運営にバレたらアカウント凍結が妥当な処置です。

BOTが居ることによって、BOTが昼夜問わず敵を倒し続けてお金やアイテムを大量入手して市場を運営の意図を超えて狂わせたり、人が操作しているキャラクターのモンスターを奪ってしまったりします。
まっとうにプレイしている人からすれば邪魔な存在なわけです。
市場破壊に関しては、入手しにくかったアイテムが安く買えたりとプレイヤーにとってメリットがあったりしますが、運営からすればバランスを狂わせてしまっているのでやはり邪魔なハズです。
BOTの数が多すぎると必要以上にサーバが重くなったりもしますね。

ラグマスの仕様

私はラグマスをプレイしていて、BOT対策がしっかりされたゲームだと思ってました。
技術的にブロックしていることを言ったかったわけではなく、ラグマスのゲーム性自体がBOTをやる意味をなくさせていると思っていたからです。

ラグマスは、自動戦闘が機能として備わっています。
細かい指示はできないですが、好きなスキルをいくつかセットして倒したいモンスターを指定して倒し続けることが可能です。
ただし1日に戦える時間は決まっており、その時間を超えると経験値、アイテムドロップ率は共に減っていきます。
これによって同じ場所でモンスターを狩るの人の数をある程度抑えることができ、かつBOT行為もあまり意味がないものとなりますね。

ほかにも、プレイヤー間で直接取引ができないようになっています。
「取引所」という機能があり、そこにアイテムを出品することで不特定多数のプレイヤーとの取引であれば可能です。
BOTを使う側からすると、複数のアカウントでBOTを使用して利益を得て、1つのアカウントに集約させることもできなくなります。
しかしこれはラグナロクオンラインをやっていた私からすればなかなかに衝撃でした。
プレイヤー間での取引は基本的な機能の1つであったからです。
スマホのオンラインゲームだとこういった形の取引は見かけていましたが、個人的にはMMORPGとしては物足りない感じです。

ここからは若干脱線しますが、
取引所に関して、出品するときにプレイヤーが価格を設定することはできず、需要と供給の量によって自動で設定されます。
アイテムごとに最低価格が決まっており、出品され過ぎたとしても極端に安くすることはできません。
逆に高騰させようとして買い占めたとしても、少しずつしか上昇しないため、やるとしてもかなりの資産が必要になります。
また出品したアイテムが24時間売れない場合、市場から撤去されます。(キャラクターの手元に戻ります。)
複数の素材を集めてできるような装備品は、各素材の合計値ぐらいの金額になっています。
取引が盛んなアイテムは、出品から数十分抽選期間が設けられます。この時間内で購入したユーザの中から出品数分ランダムで購入者が割り当てられます。
ここまで細かく考えられた仕様のゲームは私は初めてだったのでちょっと感動しました。

また、基本オンラインゲームは続くほど物価は下がっていくので、そこそこドロップ率のあるレアは価格が下がりがちです。
しかしラグマスは装備の作成や、装備強化、その他ステータスの強化等に素材を大量に使う仕組みになっています。
たとえば使う予定の無い装備でも、作成することでボーナスとして永続的にステータスアップします。
作るほど強くなるので、各素材は常に欲しいです。
しかし1個装備作るのに特定の素材を1000個とか要求されるものが数百個?あるので全部作るのは現実的ではありません。
余裕ができてきたら少しずつ作っていくような感じです。

素材に関してもちょっと面白くて、各素材はドロップする敵が決まっており、その敵のレベル帯と合わないキャラクターが倒してもドロップしにくい仕組みになっています。
レベルが上がってしまうと低レベルモンスターのドロップアイテムを自力で入手するのは難しくなってきます。
仕方なく取引所で購入しますが、みんな同じことを考えているので高騰していきます。
長くやっているプレイヤーが、新規プレイヤーに対してお金を払うことになるわけですね。

このあたりの取引所やドロップの仕様など、奥深さを感じました。
しかしドロップに関しては、日本版のラグマスはなぜか1キャラまでしか作れないので、自力で入手するのがより難しいです。
新規優先にしたかったのでしょうか。。

そして明日のメンテでついにドロップ率が緩和されるそうです。
((結局複数キャラ作れるわけではないのか。。
だいぶ脱線しました。

からの、BOT出現

上記のようなBOTの意味のないゲーム性のハズだったのにもかかわらずBOTは居ました。
ランダムな英数字を並べた名前の同じ姿をした複数のキャラクターが、同じ方向に向かっていく姿を一時期見かけるようになりました。
(今は対策されて見かけないですが。。)

これはどういうことなのか?
わたし、気になります!

1つはアカウント売買が考えられます。
大量に育てて、レベル・アイテム・お金がそろった状態のアカウントが売れるのであればBOTを使う側から意味があります。

もう1つは聞いた話ですが、市場操作が考えられます。
相当数のBOTを同時に育てて、ある程度お金がそろった状態にして、取引所から特定のアイテムを一斉に買うやり方です。
事前にお金を移動したいアカウントで特定のアイテムをある程度買い占めます。
その後、その特定のアイテムをBOTで一斉に購入し続けます。徐々に価格は上がっていき、そこそこ上がったところでお金移動先のアカウントでその特定のアイテムを全部売るのです。
つまりゲーム内通貨の移動が実質可能であるということです。

これはRMTにもつながります。
RMTとはリアルマネートレードの略でゲーム内の通貨やアイテムを実際の現金でユーザ間で取引することです。
これも禁止してるゲームがほとんどだと思います。
ラグマスでも禁止されています。

しかしラグマスのワールドチャットで堂々とゲーム内通貨を~~円で売るといったRMTの販売広告を見かけるようになりました。

ユーザ間での取引が禁止なのにどうやってゲーム内通貨を渡すのか気になっていたんですが、こういうカラクリがあったんですね。
実際にこの方式でRMTを宣伝していた有名な?アカウントのキャラクター名が「seafood」だったため、シーフードとよく呼ばれるようです。

最初はラグマスに感心していたんですが、BOTはそれすらも利用してきます。
結局はいたちごっこなのでしょうか。。

しかし本家ラグナロクオンラインのときとは違い、BOTに対する敷居は高くなっているのではないでしょうか。
ある一定の効果は見込めているのではないかと思います。

また最近行われたBOTへの運営の対処によって見かけなくなっています。
BOTが居なくなったことによる逆の相場の動きがあるかも。。
こういったゲームの見方も面白いかもしれません。

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