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泉健太 代表選挙 出馬会見(全編公開)

おはようございます。立憲民主党代表の泉健太です。まず、日頃より私たち立憲民主党を応援してくださっている皆さん、また政権交代に期待を寄せてくださっている多くの国民の皆様に心から感謝申し上げます。私たち立憲民主党は、いよいよ政権交代に向け、この代表戦を経て総選挙に臨む準備を進めています。謙虚な気持ちを忘れず、国民生活を第一に考えながら、この代表戦、そして総選挙に挑んでいく所存です。

動画はこちらです。


本日の会見は、私がこの代表選挙に出馬する環境が整ったことを報告する内容です。このことに心から感謝申し上げます。私は3年間代表を務めてまいりましたが、非常に厳しい環境からの前回総選挙の敗北からスタートしました。その半年後の参議院選挙でも議席が減少する中での再生に向けた取り組みは厳しいものでした。それでも、常に前を向いて私はこの立憲民主党には高い潜在能力があると信じてきました。しかし、設計や構造が複雑であり、党をしっかりまとめることが非常に難しいという現実もありました。
その中で、代表としての立場には、単に自分が前を向いて走るだけでなく、皆を一緒に最大限の力を発揮できるように党をまとめて力をつける努力が必要だと感じてきました。その結果、統一地方選挙では議席が増え、4月の補欠選挙でも勝利を収めることができました。

現在、裏金問題で国民の皆様が不満や怒りを感じている中にあって、立憲民主党の役割は非常に大きいと考えています。自民党の裏金問題は明確なルール違反であり、大規模なルール違反です。私は長年野球を続けてきましたが、どのスポーツにもルールがあり、ルールを破れば退場や没収試合となるのは当然のことです。今の自民党は、その原則を破ったのです。これは立憲民主党対自民党という問題ではなく、国民として自民党に対してイエローカードやレッドカードを出すべき局面にあると考えています。おかしなことをした時には一旦退場するということが政治の世界にとって重要です。そうした国になっていくことが必要だと思います。

日本を伸ばす

次の選挙で我々は政権交代を目指し、私はその戦闘に立ちます。国民の皆様と一緒におかしな政治を退場させ、立憲民主党が政権を担うことを決意しています。その意味において、私は今回、政策を掲げさせていただいております。「日本を伸ばす」を基本のスローガンとして、これは全国の皆様に訴えていきたいと考えています。

このスローガンは私自身当党で経済政策を作る際にも使ってきたもので、「人から始まる経済再生」を目指しています。
そして、この経済再生の中で「人を伸ばす」「産業を伸ばす」「消費を伸ばす」という3本柱を掲げました。私たち立憲民主党は、堂々と産業政策や経済政策を訴え、日本を伸ばしていこうと思います。産業を伸ばすことで、国民の懐が豊かになり、消費が伸びることが必要です。そのためには、こうした産業の成長が不可欠だと考えています。
その意味で、6つのキーワードを掲げています。


1つ目は、国産化です。エネルギーをいつまでも海外からの輸入に頼っていては、国富が流出することは本当に勿体ない。再生可能エネルギーを中心にエネルギー自給率を高めていきたいと考えています。
次に農業、食料の自給率向上を目指します。自民党政権がこの20年間、数値目標を達成できていない状況は問題です。
2つ目の格差是正も重要です。超富裕層が増加する中で、税制の見直しが求められています。岸田政権の金融所得課税も不十分であるため、一般国民が負担を抱えないようにするためには、超富裕層に対する課税を強化する必要があります。
3つ目の堅守防衛については、立憲民主党としての専守防衛を貫きながらも、特に厳しい安全保障環境にはしっかり対応していく必要があります。古い装備品から新しい装備品への更新や、現代の戦闘に対応できる国防のあり方を真剣に考える野党が、政権を担う資格があると考えています。
また、教育の無償化についても、ミッション型内閣を提案しており、野党共通の政策としても取り入れたいと考えています。
生活の向上や賃上げを進め、介護や保育の処遇改善にも取り組みます。
最後に、安心社会についてですが、私は北海道の田舎で育ち、社会インフラによって安全に生活できた経験から、社会インフラの重要性を痛感しています。防災対策や治安対策をしっかり守り、安心して子供たちが暮らせる社会
を実現したいと思っています。こうした政策を中心に「日本を伸ばす」というビジョンを訴えてまいります。

みんなで力を合わせて全国に訴える姿勢

私たち立憲民主党には素晴らしい仲間がいます。私は一人のリーダーに頼るのではなく、可能性に期待し、みんなで力を合わせて全国に訴える姿勢が何より大事だと考えています。今後、元代表や元総理と戦う中、前向きにこの国の未来を語り、政権交代へ向けてしっかり訴えていきたいと思います。以上です。


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