興味を持て!〇〇の話をするな!仕事で悩む、売り上げが上がらない人必見!


数ある中からこのブログを読んでいただきありがとうございます(^O^)/

株式会社Grandeur 代表の田中雄大です!

僕は25歳で独立をしました。

今では、アパレル事業、人材事業、不動産事業など、様々な事業を立ち上げています。今回は、僕の人生に影響を与えた“カリスマ店長”について、お伝えさせていただければと思います。

今回のブログはビジネスを始める前の自分の話です。楽しみながら読んでいただければと思います(^O^)/

カリスマ店長との出会い

カリスマ店長Kさんとの出会いは、大学時代の働いていたアパレルのバイト先でした。※ここでは、Kさんという名前で書かせていただきます。

僕がKさんに初めてお会いしたのはバイトの面接の時でした。Kさんは全身まっ黒で、黒のメガネにネックレス、ピアスも空いていて、強面で怖い印象を受けました(笑)その面接の中でKさんから印象に残っている質問があります。

「田中くんは、このお店にどんな価値を与えてくれるの?」

人生でこんなこと聞かれたのは初めてだったので、正直、頭の中が真っ白になりました。何か答えなきゃ!と思い僕は「気合いです!やる気だけはあります」と答えました。今思えば、質問に対して辻褄の合わない答えを言ってたと思います。当時は何も考えていなかったんですよね、、、(笑) その面接の中で、Kさんと様々なことを話し、結果的に面白いからという理由で採用して頂けることになりました。

働き始めて1ヶ月ほど過ぎた時、僕とKさんの個人売り上げに大きな差があるということに気づきました。仕事にはある程度慣れてきているのに、一体何が違うのだろうと考えてみましたが、結局その時は答えが分かりませんでした。Kさんが接客するとお客様は次から次へと購入していく、僕の接客では購入してくださるお客様は少ない。結局売り上げは一向に上がりませんでした。本当に悔しかったです。※当時は負けず嫌いでした!今もですが(笑)
僕はこの売り上げの差は商品知識の差や話術の差だと考えました。

そのためあらゆる知識をつけ、お客様に対する話し方も学び実践しましたが、Kさんよりも高い売り上げを出すことはできませんでした。ある時、もうKさんに負けたくない!と思ったので、たくさん売るコツをKさん本人に教えてもらおうと決め、Kさんに直談判しました。

Kさんはびっくりしていましたが、喜んで教えることを承諾してくれました。Kさんがどんな話術を使い、どんな知識を持っているのか気になっていましたが、Kさんが教えてくれたことはシンプルでした!それは「2つ約束を守ること」。

「服の話、禁止な!明日からお客から聞かれるまで自分から服の話をするな。」

「お客様を楽しませ、喜ばせろ。この2つの約束を守れば売り上げは必ず上がる」と言われました。

これだけですか?と思ったのが本音でしたが、まずは聞いた通り実践しようと思い、お客様を目の前にしていざ実践しようとしてもお客様と話すことがない、、、。そして、お客様を笑わせようと思うと、全く笑顔にならない。笑顔にしようと、自分の楽しかった話、興味のある話をとにかく話してみたましたが全く上手くいきませんでした。一週間以上も上手くいかずで、困り果ててKさんに相談すると、

「お前は、お客様=物だと思っていないか?お前が逆ならどう思う?服を買ってほしい!と思って接客してくるやつは、自分のために接客してる。俺ならそんな自己中なやつからは買わない」とはっきり言われました。

僕は、悔しくて、むっとしました。しかし、確かにKさんの言うことは的を得ているし、今回もまずは教えてもらったことを実践することに決めました。実際に実践してみると、自分は自分のことしか考えていないという、言われた通りの自己中な接客になっていることに少しだけ気づきました。

もっと興味を持て

Kさんの課題、「服の話はなし」の接客は徐々に慣れてきました。少し売り上げが上がっただけで、まだお客様が楽しんでいる様子は、そこまで見られません。やってもやっても、上手くいかずで、悩んでいました。

もっとたくさんの人を接客して、失敗しまくれ。体験が少ない

ある時Kさんに言われて、悔しくて、とにかく全力で接客し続けました。それでも失敗は続きます。全力でやっている途中に、「相手に対してもっと興味を持て」と何度も言われました。相手が何を求めてこのお店に来ているのか、ニーズは、何色が好みなのか、今日の気分はいいのか、ブランドはどこが好きなのか、付き添いで来ているのか、常に考えて接客をすることを徹底的叩き込まれました。Kさんの言ってることはわかる、でも何も考えてこなかった僕は、思い通りにいかず、失敗ばかりでした。悔しい気持ちでいっぱいでしたが、Kさんの厳しい教えはまだまだ続きます。

ひたすらお客様をみろ

お店に入ってきた時の声掛けが「何かお探しですか?」ではありきたりすぎるのでやらないことが、Kさんとの新たなルールでした。まずお客様をよく見て、観察をしろと教えていただきました。服、髪型、肌、眉毛、香り、身につけているものから趣味嗜好、年齢をある程度分析する。そしてお店に入った後に店舗をどのように回るか、一直線でジーンズのゾーンに行くのか、左回り、右回り、などある一定の統計を自分なりに分析しました。その分析のもと、お客様が欲しいと思っているであろう商品をすぐさま持っていくことが最大のサービスだと教えて頂いたので、とにかくお客様を徹底的に見るということにこだわりました。初めはお客様の求めている商品が全くわからなくて、失敗を繰り返しお客様に嫌がれることも多々ありました。ただ、継続していく中でお客様のニーズを最速で気づき、求めているものを提案することにこだわれるようになっていきました。

服の話をしなくなった結果

半年が過ぎ、個人の売り上げが入店当時のおよそ10倍まで上がるようになりました。そして、個人の売り上げがKさんとあまり変わらなくなったり、時にはKさんの売り上げを上回る結果も出した日もありました。この時に僕は上手に話ができることよりも、お客様の求めているものに寄り添い続けることの大切さを学びました。自分の売り上げも大事ですが、大前提お客様の利益が最も大事です。お客様がそのサービスに感動して、もっとこのサービスを受けたいとなるまで徹底してやることでファンを生み出すことができました。そしてお買い物の度に自分から買ってくださるお客様がかなり増えました。

売り上げ=感謝の数字

毎回の接客の終わりが、「ありがとう」と言ってくださることで、僕は幸せな気持ちになりました。Kさんにお客様を喜ばせ、楽しませろと言ってた意味がそのときやっとわかりました。ありがとうと言ってもらった数、自分の数字=売り上げになったのです。このことに気づくまで相当な時間がかかりましたが、お客様満足度が高ければ高いほど、世の中に残るものになります。売り上げ=感謝の数字ということが体感できたことは僕の生涯中でかなり大きな体験でした。

Kさんへの感謝

ちなみにKさんは僕の売り上げが上がり、成長している姿を見て嬉しそうでした。※あくまでも僕の主観です(笑)

教えてもらったことを実践しただけで、店員が売り上げを上げられるようになるだけではなく人間的にも成長することができるような育成を行なっていたKさんは本当にすごいと思っていましたし、今でも尊敬しています。あのときは本当にありがとうございました。僕の中の大切な体験です。

以上

ここまでお読みいただきありがとうございました(^O^)/

個人的なコンサルティング、組織的なコンサルティング、周りの人間関係や、コーチング、などについての質問があればなんでも受け付けています。時間のある限り、何でも答えさせていただくつもりです(^_^)v

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本日も最高にベストな1日をお過ごしください(≧∇≦)


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